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癒しって、本来どうあるべきなのかな

今日は考え事する時間があんまりなかったので、昔の日記を転記します。

手書きでつけている日記なんですが。
2018年4月28日の日記の一部、「癒しについて」です。相手を助けたい精神の強かった時期について。

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なんだかずっと、具体的な「好き」や「やりたいこと」が見つからないなって思っていたけど、その先の、もっと大きな「かなえたいこと、やりたいこと」はあるなって思った。それは「みんなを癒すこと」だった。

わたしは、わたしの存在を通して、みんなを癒したい。あらゆる人を癒したい。癒された人は、心が柔らかくなると思うの。人にもやさしくなれると思うの。もちろん、自分にも。

でも、人を癒すというのは、人のために犠牲になるということでもなければ、だれかによりかかられることでもない。だれかがわたしに依存するのは、まったくもって癒しとは逆のことであって、依存は、心の感度をにぶらせて心を固くしてしまうことだと思うの。

だからむずかしい。利用しようとする人に利用されてはいけないのだ。
みんな独立していて、わたしの元へ帰ってきて、わたしのところからまた、「いってきます」って出ていく。そういうところでありたいのだ。


シャワーを浴びていたときにふと気がついたけれど、少し前のわたし(少し前って多分年単位だけど)、相手を不幸にしたかったのでは……。わたしが不幸に仕向けるという意味ではなく、相手の現在の状況を「不幸だ」と判定したがる、という意味だ。
「ああ言っているけど、見栄張ってるんだ」とか「本当はつらいんだ」とか、思いたがっていたんだ。それは相手の気持ちをよくわかってあげているのではなくて、相手が不幸であることで哀れみたかっただけなのでは。誰かを可哀想がって哀れむことが、ある種の癖だった、ある種の趣味だったのでは……。(趣味悪いですね……)

でもそう思ってふと思い出したのが〇〇さんだった。(※注)
”不幸をでっちあげる”と言ったら本当に聞こえは悪いんだけど、なんというか方向性としてはそれが近い。不幸をでっちあげて「そこに寄り添うわたし(悦)」をやっていたのだ。なんなら「解決してあげられる、ちからになってあげられるわたし(悦)」だ。趣味悪……。

当時はその、癒すということを勘違いしていて、癒すためにありもしない不幸をでっちあげていたのかも。いちどマイナスにして、ゼロに戻す、みたいな。


でも今は、癒すということが「マイナスをゼロに戻すこと」ではなく、ただその人がその人らしくあれるように「自分をリラックスさせる」ということだ、と思っている。不幸な人を救う、というようなことではない。幸せな人を、もっとその人のちからが発揮できるように、もっと幸せな方向に歩めるようにしていくこと。それが今のわたしが考える「癒し」なのだ。

癒されることで、”その人自身の本来持つちからでまた歩もうとするまでの、少しの休息をとる”というか。勇者が泊まる宿みたいな。

現実逃避のための宿ではなくて、現実に向かうための宿。現実を生きるための、現実に生きるための宿。だから勇者が泊まる宿。そういうイメージで、役割。癒しって現実逃避のためのものではなくて、現実に向かうためのもの。「ああ、現実に戻りたくないな」ではなくて、「よし、行ってきます!」って思える場所。
それがわたしの理想なんだなと思います。


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以上、一言一句変えずに転記してみました。ちょっと恥ずかしいね。笑

癒しについてのスタンスは、いまでもあんまり変わっていないかなと思います。一年ちょっと経っているけれども。
でもね、癒したいってあんまり思わなくなりました。なぜかというと、別に癒そうとしなくたって人は勝手に何かに癒されるし、何かに勇気づけられるし、何かに気付くから。あえて癒そうとしなくていいんだ、っていうことに気付いたからですね。
こちらも自然体で生きていることで、相性のいい相手が勝手にそれに癒される。ただそれだけのことでした。笑

手を差し伸べたいって思うことはあるけどもね。たまに。
でもね、手を差し伸べるよりも、きちんといつも自分のいるべき場所にいることのほうがはるかに大切だとも気付きました。


「不幸をでっちあげない」「『解決してあげるわたし』に酔って悦に入るために、他人を利用しない」「ゼロに戻すためにマイナスを作ろうとしない」「自然体で現実を生きるための宿」
この辺は、すごくもっともな気がしている。今でも。

癒したいという心理の中に、たまに「共依存性」を見ることがあります。
そういう状態は、おすすめできないです。やっぱり。
だからまず、自分が何よりしっかり精神的に自立していること。何にも依らず、自分がきちんと自分であること。
それがね、大切なことなんじゃないかなと思います。



最後まで読んで下さって、本当にありがとうございました! 意識低めなので、いただいたサポートは書籍代などにはならず、おいしいケーキや紅茶に消えると思います……(*´ω`*)♡