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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

映画刀剣乱舞―黎明―

『映画刀剣乱舞―黎明―』を友達と観てきた。私が引っ越す前に会おうと提案し、映画を観に行くことになったのだ。我々が会うときは大抵映画を観に行っているな。彼女と会うとき以外は、よほど観たい映画がないと映画館には行かない。正直この刀剣乱舞の映画も元々は観に行こうとは思っていなかった。友人に引っ張り出されることで触れる世界もある。

元々、刀剣乱舞を始めたのは彼女に面白いよと誘われたからだ。彼女はいつの間にか辞めてしまい、今では私のほうだけプレイを続けている。今日いつまでやってたんだっけ?と聞いたら検非違使実装まではやっていたと思うとのこと。長曾根虎徹実装くらいの時期かな?まだかなりのレアドロップで集めるの苦労したなぁ。懐かしいや。

以下、映画のネタバレあり感想を書いていくので、ネタバレ踏みたくない方は区切り線より下、ご注意ください。




ちなみに私は舞台は一切観ていないため、舞台ネタがもしあったとしたら拾えていないところもあるかも。

あと事前にネタバレなしでホラー展開注意の注意喚起ツイート見たのはありがたかった。ホラー怖いのでそこだけ薄目でぼやかして観た。ありがとう、ツイートしてくれた人。

(良かった、面白かったところ)
・三日月さんの「ハァイ!!」が便利すぎる。
・抹茶ラテおかわりするの解釈一致
・ムスッとしながらもギャルについていく長谷部
・山姥切長義と時の政府の関係がどんな感じなのか垣間見えたところ。正直かなり初期からプレイしていると、国広のほうと付き合いが長いから、長義のこといまだに新参だし、元政府の刀だし……と心を許してなかったが(まだ育成できていないのもあって)、長義も頑張ってるなぁと思った。高飛車だけどいい奴じゃん。気弱な各務さんとは案外いいコンビなのでは?
・源氏兄弟、特に兄者の可愛さ。「じゃあ切っちゃえ♪」というところは兄者はこうでなくちゃ、と思った。鬼退治できてウキウキの兄者可愛いね。
・ラストのいっぱい刀剣男士が出てくるところ。陸奥守吉行も出た!出ると思わなかったから嬉しい。あんまりむっちゃん出してもらえないからなぁ……。陸奥守吉行推しとしては、陸奥が出ただけで満足ともいう。
・映画専用刀剣男士の倶利伽羅江再登場。彼がゲームに実装される日は来るのだろうか。
・博多くんと前田くんが太刀よりでかくてちょっと笑っちゃった。ゲームだと小学生くらいに見えるのにバリバリ大人。
・たくさんの刀剣男士がいっせいに敵に向かって走るところで、少し遅れてる石切丸。機動的にね!どうしてもね!
・誰でも審神者になる可能性がある=いま審神者をやっている皆さんが刀剣乱舞の未来を作ってるんですよ、というメッセージ


(腑に落ちなかったところ、残念なところ)
・藤原道長が全く罪の無い村人たちを焼き討ちにするのは違和感がある。無意味に労働力になりうる民を殺すのは為政者としても損だと思う。何らかの理由で藤原道長に不利益がある、もしくは対立していた村と考えるほうが自然。
・そのため酒呑童子がいう、「今日を必死に生きていただけなのに!」という言葉に疑問が残る。山賊行為とかしてたんじゃないの?と疑ってしまう。あるいは納めるべき税を納めていないとか。
・刀派が同じ刀たちの絡みが少なくて残念。史実で絡みがない刀を絡ませられるのが刀剣乱舞の魅力のひとつではあるが、「藤四郎兄弟アタック!」とか観たかった。弟たちと連携するいち兄が観たかったなぁ。
・鴬丸と大包平の絡みも観たかった……。
・主人公のJKが悠長。あんなに襲われてる場面で「あの人を殺すの?!」は悠長すぎる。クラスメートでも何でもないのになぜそんなに?
・まぁ殺しの片棒担がされると後味が悪いのはまぁそうか……。いや、でも自分の命が危ないときに闇落ちしたやつの命心配するのはお人好しすぎるし、戦ってる人に長文で話しかけるのはいただけない気がする。
・酒呑童子は結局何をしたかったのか?藤原道長に村人皆殺しにされて、こんな国滅びてしまえはまぁ、分かるが、それまで何らか目的があったんじゃないのか?やっぱりただ生きてるだけなのに殺されたは意味不明なのよなぁ……。何らかの不満を反らすために「大江山に鬼がいて悪事を働いている」ということにして、何かを殺してきたという成果が必要だったってことか?でもその場合でも「じゃあついでに今障害になってるやつを殺そう」、となると思う。やっぱり酒呑童子たちに悪意があったかは別として、道長にとって何らかの邪魔になっていた、ということなんじゃないだろうか。
・それぞれが各々の本丸に戻って本来の主のところに帰るところも観たかった。
・髭切が膝丸の名前を呼ばないこと。呼んでないよね?髭切は大事なところではちゃんと膝丸の名前思い出すと思うんだ。ピンチのときに「行くよ、膝丸!」とか言ってれば、最後に「弟の……えぇと……」となってても「さっきは名前呼んでくれたのに兄者!!」となって良かったと思う。髭切はいうても弟のことなにより大事に思ってるし、名前がいっぱいあるから今がどの名前だったか思い出せなくなるだけだと思うのです。


不満のほうがダラダラ書いちゃったな。正直一作目のほうが個人的にはストーリー良くできてた、というか納得がいく出来だったと思う。秀吉にそういう思惑があっても自然だよね、とか、三日月はこの時刀としてここにいたから本当の歴史を知ってたんだね、とか。

今回のはそもそも藤原道長がそんなことするかなぁ……というところが納得いかなかったのがちょっとなー。御堂関白記の印象と解釈違いだった。もっと日記も誤字脱字だらけで学の無いボンボンなんです。政敵に馬あげたりもしてるし。平安貴族は案外野蛮なところもあるけど、ちょっと解釈違いだなぁ。

やっぱりラストのいっぱい刀剣男士が出てくるところが一番楽しいかな。そこの盛り上がりだけでファンは楽しめるとは思う。

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