10/14 『これはお豆腐○丁分の糖質』

 夕飯の白米を豆腐に置き換えるダイエットをはじめて2週間ちょっと。わたしが少し痩せていたのを報告したら、旦那さんもひさしぶりに体重計に乗ってみた。旦那さんの前回の測定結果は、豆腐を食べ始める直前ではなく、「このままではマズイ!」と思ってダイエットを始めるきっかけになった健康診断の結果一覧表に載っていた数値なのだけれど、そこからで2kg近く痩せていた。本当に、夕飯に白米を食べないかわりに、お豆腐をその日のおなか具合で半丁~1丁食べているだけなので、特に何もつらいことはないのにするすると体重が落ちたので、ふたりして「お豆腐すごい! 糖質侮れない!」ってなっている。『ダイエットで気にするべきは、カロリーじゃなくて糖質だ』という最近の常識を、自らの身を持って体感することになった。

 で、今日のお昼。旦那さんと「お昼ごはん何にしようか」なんて会話をしているときに。旦那さんがぼそっと呟いた。「ごはん、小さいお茶碗に1杯で、糖質55g……」。手元のスマホで調べたらしい。わたしたちがいつもごはんの置き換えに使っているお豆腐は、パッケージに目立つように糖質量が書いてある。木綿豆腐・2.4g、絹豆腐・2.5g。いつも見ているので、いつの間にか夫婦ともに覚えてしまっていたし、いつの間にか糖質量を考えるときの基準単位にしていたのだと思う。それで、「ごはんお茶碗1杯糖質55g!? お豆腐20丁以上!?」と、ふたりともすぐに頭の中で計算してしまった。わたしは、頭の中でお茶碗1杯分のごはんと20丁以上のお豆腐をいっしょに並べてしまった。大量のお豆腐のビジュアルが迫ってきた。それと、お茶碗1杯分のごはんの糖質が、ほぼ同じ? 考えて、くらくらした。

 それからというもの、どんな食品を見ても、糖質量をお豆腐で換算してしまうようになってしまって。無印良品の『糖質10g以下のお菓子』コーナーを見ても、「これはお豆腐3丁分……」なんていちいち考えてしまった。あまりにも糖質量に囚われ過ぎている。よろしくない。健康的な範囲で痩せたいけれど、それ以上においしい食事を糖質量なんて気にせずに楽しみたい。食の楽しみは人生の楽しみ(食いしん坊)。

 というわけで、今、糖質量が気になるものの、糖質量を気にしたくない、というよくわからない状況に陥っている。何事もほどほどが一番、やり過ぎはよくない。適度に気にして、おいしいものを食べるときには気にしない、ようにしたい。のだけれど。覚えてしまったのよねぇ……豆腐1丁、糖質2.5g……。一晩寝たらうっかり忘れないかなぁ。

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