7/20 まだ買い替えない

 ここのところ、ときどき部屋のどこかで嫌なかんじの機械音がするなぁ、と思っていた。低周波音というか、モーター音のようだったり、コピー機がコピーしてるときの音のようだったり、ピーというごく小さなボリュームの電子音だったり。どうにも落ち着かないでいた。「まさか盗聴器!?」とよくわからない妄想に陥ったりもした。

 そんな謎の機械音、実は自分の手元にあるiPhoneから発されている音であることに気がついたのが3日前。音のボリュームが大きかったり小さかったりするせいで、部屋のあちこちから聞こえてきているような気がしていたけれど、実際は(iPhoneを手放していたとき以外のほとんど)手元からだったと気がついたときの驚きったら。何故数日間もその事実に気がつかないでいられたのかという衝撃と、耳は結構いいつもりだったのに、音がどこで鳴っているかという判別機能はだめだめっぽいと気がついたショック。

 iPhoneが電子音を発する頻度はどんどん上がっていき、ついに何か通知が来るたびに鳴りっぱなしになるようになってしまった。これは、本格的に壊れてしまう前に修理に出すか、ついに買い替えの時がきたな、と。

 わたしのiPhoneは6で、もうそろそろ使い始めて5年になる(途中で一度バッテリーの交換をしている)。最近iPhoneを触っていると『対象となるあなたのiPhone6を下取りに出すと、新しいiPhoneが最大○○円割引になります』と、その古い端末は下取りに出して新しいのに買い替えなよ、と勧めてくる広告が頻繁に表示される。そんな古いの使われてると、メンテやら機能の維持やら大変だから、早く手放してくれ、ということか。

 もうそろそろ限界か、と。機種変、どれにしようかな、と悩んでいると、旦那さんから「あと2か月くらい待てば、新しいのが出るんじゃない?」とアドバイスされた。最新の機種も気になるけれど、でも、今現在ピーピーザザザザいってるiPhoneがそこまで持ちこたえてくれるのか。 

 ……と、なんとも悩ましい日々を送っていたのだけれど。昨日の夜、ふと一度再起動をかけてみたら、あっさり直った。ずっと煩わしかった機械音が、一切しなくなった。復活。

 今回のことは、iPhoneも長年こき使われて、体調を崩したんだな、なんて思った。どうやら元気になってくれたみたいなので、まだしばらく買い替えもせずそのまま使おうと思っている。

 機械の故障の解決方法は、『とりあえず再起動』だなぁ。平成の法則。これが昭和までさかのぼると『とりあえず叩いてみる』だったのかな。令和はどうなるだろう。しばらくは『再起動』のままかな。

 『水星逆行』というのをこの1年で知った。水星逆行中は、機械の故障なんかが多くなるらしい。そして、ちょうど今、水星逆行の真っ最中らしい。そんなわけで、「水星逆行すごい!」ってなって、占星術への興味がむくむくしているところである。

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