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あとがきとして:


今年の秋、つらいことが重なりました。

楽しい話ではないので割愛しますが、もし人生に担当編集者がいるとしたら、「盛り込みすぎだから、もうちょっとストーリーをすっきりさせようか」と提案してくれたんじゃないかな、そういうごちゃごちゃした時期でした。

特に人間を不信になるような出来事が続き、外に出たくない、人に会いたくない、そんな状態がしばらく続きました。ツイッターもnoteもやめてしまい、かといってお気に入りの紙の本すら読む元気もなく、ひたすらじっとしているというのに、なんだかいつも疲れていました。

そんなある日、家族と訪れたお店で、素敵なアドベントカレンダーを見かけました。
アドベントカレンダーは、クリスマスまで毎日小さなプレゼントが出てくるものです。たいていはチョコレートで、これはスーパーにも売っていますが、最近では髪飾りやリップクリームがでてきたり、ミニカーやレゴが入っていたりするものもあるそうです。

それでなんとなく、アドベントカレンダーを作ろう、と思い立ちました。

それはそれで、大変でした。
楽しいことも悲しいことも、その時思いついたことを、感じた気分でごちゃまぜに書きました。ほんの少しだけ、互いに何らかのつながりを持つように、そしてできれば、最後には希望が残るように。
これらは、お話にするには本当に取るに足らない小さなことを、短くて未完成な文章にしたものです。いくつか順番を変えましたが、ほとんど思い付いた順に、思いついたまま書き落しています。

このあとがきは準備ができた十一月末に書いていますので、誰かが楽しんでくれるのか、はたまた誰にも読んでもらえないのか、まだわかっていません。できるならば、おこごましいことは承知の上で、誰かへ何かが、届いてくれればいいな、と思います。

誰かの指は、縺れてしまわないようにと願って


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そしてクリスマス休暇直前に、これを書いています。

まずはたくさんの方々が読んでくださったことに、感謝させて頂きたいと思います。読んでくださっただけでなく、スキしてくださった方々、そして特に、話しかけてくださった方々(特に皆勤賞のあなた!)、どうお礼を言っていいのかわからないくらい、わたしにとって素敵なアドベントになりました。

実はしょんぼり書いていたものです、なんてお出しするのはよく考えたら失礼かな、と迷ったのですが、結局あとがきもあげておくことにしました。

カレンダーはこれでおしまいです。アップするだけで簡単だな~と思っていたら、胃腸風邪>栄養失調>(期末テスト一週間)>中耳炎の悪化>骨にウイルス侵入、という笑えるくらいの負のスパイラス、一時は一日13粒のお薬フルコース生活を送っていたので、それはそれで大変でした。と、これは蛇足。

さて、最後にもう一度、皆さまに心からの「ありがとう」を。どうか、楽しいクリスマスと新年をお過ごしください。

tmk

読んでくださってありがとうございました。少しでも楽しんで頂けたらうれしいです。