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【DAY.22】新潟発着!2ヶ月で、公務員がバイクで全国周る旅日記

この記事、連載は...
民間から中途で新潟県庁に入った公務員が、4年で退職するその前に、有休消化で全国をバイクで回る、という、ノープランな企画です。予約なし、フィーリングファースト。

8:00、高知県 十和のゲストハウス、「かっぱバックパッカーズ」にて起床。

この旅にしては遅い起床時間だが、これも全て前夜のダバダ火振のせいである。←自分のせい

いつものように日記を仕上げ、10:00出発。

宿から少し離れた駐車場で、バイクに荷物を積んでいると…
「新潟から来たんかい?」と話しかけられた。

振り向くと、いかにも職人さんという出で立ちのおじさんがニコニコしていた。そうですと答えると、

「新潟も鍛冶の町じゃもんのー、燕三条とかの」

とのお言葉。
さすが燕三条。知名度は全国区。

せっかくなので工房の中を見せてもらう。

私は詳しくないので分からないが、包丁やナタなどの刃物を作っているようだ。

「あちーから気ぃつけよ」

とのこと。火入れしたばかりの刃物、そりゃたしかに熱そうだ。

「今の若いもんは鍛冶屋なんか継ぎよらん。うちの子も外へ出とったんや。勉強させたらあかんな。鍛冶の仕事も、小学校からこういうもんやとやって覚えればやるけどな」

とのこと。うーむ、まあ、たしかにそれはそうだ。
私も勉強しなかったら、新潟で農家の跡継ぎをしていたのだろうか。

しかし、おじさんはこうも言っていた。

ほんでもな、最近は若いもんも見に来よってな、この前は大きい会社辞めてここに弟子入りしたいちゅーやつが来てな」

一度勉強して、大会社に入っても、こうやって職人の世界に入ってくる方もいる。

義務教育がある以上、子どもに学ばせないという選択肢はない。
が、人生100年時代と言われる今、逆に何歳になっても学び直しができるし、人生もやり直しが効く。
それを、このおじさんから教えてもらったような気がする。

さて、先に進む。

少し遠回りな道を通りつつ、13:00、四万十町にある「うなきち」に到着。
高知と言えばカツオだが、カツオは前に来た時にさんざん食っていることもあり、今回はせっかく四万十に来たのだから、名物のウナギも食っておきたい。

並2,200円、上3,300円。
ちょっと迷ったが、さすがに並だろう…。

けど、お店のおばちゃんから、私が旅行者だと見て取ったのか、「量おまけしといたで」との嬉しいサプライズが。

たしかに、並でこれって、けっこうなボリュームだよね?
噛むと、柔らかい!関西風というよりは、関東風?

タレも絶品!
ウナギって、簡単に人の幸せ度を上げられるアイテムの一つだよね。マジで。

ご飯もパンパンに詰まってて、相当満足できたランチだった。
東京で食ったらいくらするんだこれ…。

さらにしばらく進み、阿蘇のゲストハウスで会った若者から聞いていた、久礼大正町市場というローカルな市場へ。

まずは神社があったので参拝してみた。

当たり前だが、神社は時間をかけず参拝できるので、これからもたまたま出会ったら参拝してみようかな。

さて、市場はこちら。

ローカルと言いつつ、多少は観光地の匂いもあったが、それでも地元の方が買いに来ていて、今も生活を支える拠点だということが分かる。

初ガツオ!

1皿200円で売っていたが、とても胃に入る隙間がない。

代わりに、名物「くれ天」を購入。
すり身揚げだが、これを夜のつまみにしよう。

通り道でもちょいちょい見かけたが、高知の鯉のぼりは旗とセットらしい。
大漁旗といっしょに揚がっているのもあって、海の男っぽい雰囲気でカッコよかった。

さらに走り、15:00、高知市内到着。

まずは、南海部品へ行き、不安を抱えていたチェーンの調整をしてもらうも、もう張りシロがないらしく、目一杯調整してもけっこうダルダル。

日本のバイクじゃないから、部品の在庫がないんだよな…。

いったん諦め、まずは高知県庁へ。
後ろに城郭が見えるのが分かるだろうか?

ここは高知城に隣接しており、今日のような休日は駐車場を一般開放しているが、けっこういっぱいだった。

「高知家」=「みんなひとつの大家族」というすごく分かりやすくてらしいビジョン、好き。

んで、日本三大ガッカリ名所の一つ、はりまや橋は、信号待ちの隙に一枚。

で、前職でコロコロコミックのイベントをやった、かるぽーとにもちょっとだけ行ってみた。
今考えると、市の施設としては立派な施設だなあ。


その後は、またちょっとだけひろめ市場へ。

相変わらずのいい雰囲気。
観光客も、地元の方もみんなでワイワイ。
まさに、「一つの大家族」となれる場所ではないだろうか。

雰囲気だけ感じたかったので、滞在はわずか5分。
まだウナギが残っている。

さて、明るいうちにもう少し走っておこうと思い、東へ向かうが、その前に少し寄り道。

私のバイクの旅は、通称「青カン」と呼ばれる(私だけか?変な意味ではない)、道路上の青い看板が行き先を決める重要なファクター。
もちろんスマホのナビもあるんだが、それはあくまで補助。

で、市内に入ってから、何度も「桂浜」という表示を見かける。
そういえば、高知は何度も来ているけど、桂浜には行ったことないなと思い、立ち寄る。

竜馬像、デカい。

桂浜は、松と白い砂浜がきれいな、和風な海岸。
ここから歴史が始まったのか、みたいなことは特に思わなかったが、好きな人は感動することだろう。

そんなことよりも、今日どこで寝るかが目下の問題だ。
17:00、四国の最南端、室戸岬を目指し出発。

どこかで寝れるようなところがあれば、もうそこにしてしまおうと思いながら走るが、いまいちいいところがない。
そんなこんなで、あたりは真っ暗に。

どうせなら室戸岬を見てみるか、と思い、先端まで行ってみたが、真っ暗。
灯台のライトがぐるぐる回っていた。

寝れそうな場所もあったが、ここだとメシを買う場所が遠すぎるということで、少し戻り、コンビニでメシを買ってから、道の駅の東屋に。

少し肌寒かったので、横の芝生にテントを張る。

コンビニメシを食べると、時間はまだ21:00過ぎ。
いつもならビールを飲むところだが、色々とあって精神的にかなり疲弊しており、この日はノンアルで、耳栓をしてさっさと寝ることに。

#本日の走行距離 244km
#総走行距離 3,748km


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