【Vol.8】私が公務員による公務員のためのイベントをやる理由

申し込みは、最終日の見学と懇親会のみ受け付け中。

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https://peatix.com/event/596968/

というわけで、集客の立場は忘れ、ちと本音ベースで自分のモチベーションを書いてみる。

で、改めて。

おまえ、なんぼのもんじゃい?

これは、主催者である私に対して、参加者の方も、そうでない方も、多かれ少なかれ思っている疑問かと。

一介の役人が、何を偉そうに、とか、公務員4年目のくせに、役人の本当の苦労も知らずに、とか、まあ色々あると思う。

まあ、それは事実ではあるんだけど、他の方との違いがあるとすれば...私は、

役人なのに、役人ではないモノサシを持っている

というのがポイントかもしれない。

というのも、私は、22歳から32歳までの10年間、東京でエンタメ業界で働いていた。

誰もが知っている子ども向けキャラクターの版権を扱う会社に所属し、子ども向けイベントというすごく狭い世界で、10年間イベントの責任者をやっていた。
その会社にも、10年間イベントだけをやっていた人間ってのは、たぶん私1人しかいない。

会社自体はそこそこ名前の通ったところだったのだが、担当するイベントの責任者ってのは、1年目から私1人。

子ども向けイベントだから、夏休みはない。夏は稼ぎどき。数ヶ月休めないとか、あるある。

おまけに、私は子ども嫌い。

そこで、私が学んだ最も重要なことは...

プロ意識

これね。

イベントは、多くの場合クライアントがあって、そのクライアントの成功に寄り添って、現場を創っていく。

責任者として、運営メンバーや施工メンバー、ディレクター、デザイナー、現場監督、いろんな人を直接的に、間接的にアサインし、一つの目標に向けて力を出してもらう。
それが私の仕事。

既得権益や利害関係、ライバル関係、来場者のクレーム、内部のパワハラやハニートラップなどなど、1日でデカい金が飛ぶ、派手さがつきまとうイベント業界には、とにかくいろんな要素が詰まっていた。

その中でブレずにやっていくために、私は、

"来場者である子どもが、安全に笑顔で楽しめるイベントを創る"

というビジョンを自らの根底に据えた。
いや、はっきりとは言語化はしていなかったけど、映像化はしていたと思う。

とはいえ、絶対に1人ではできないから、本当にいろんな方の助けをもらいながら、なんとかやってこれた。

そのために、自分の中でいくつか大事にしていたミッションがあって、

"俺のイベントに関わる関係者全員に、やってよかったと言わせる"

とか、

"子どもたちにはすぐには理解されなくとも、自分がカッコいいと思うブースをつくる"

とか、

"最終的に、自分がいなくても回る現場をつくる"

とか、明文化はしてはいないかもだけど、色々考えてやっていたなと今になって思う。

だって、プロだからね。

プロってのは、言わば、なんか分からないけど、

"こいつに任せときゃ大丈夫"

って思わせないとダメなわけ。

失敗はダメ。言い訳は効かない。理由なんてなくてもよい。言語化できない方がむしろいい。
なんとなく、クライアントから、こいつに任せときゃいいや、とならなきゃダメ。

極端な話、こいつが出てくると雨が降るわ、となっちゃうと、野外のイベントを任されなくなっちゃうってな話ですよ。

それは運だろう、と思うかもしれないけど、雨の時の対応や、そうなるかどうかの情報収集、関係者へのネゴ、とにかくありとあらゆることをやっておくこと、それでいて、なぜか雨が降らないこと、降っても、クライアントにこれは仕方ないや、と思わせるのがプロ。

誰に言われたわけでもなくて、責任者として自分の仕事をやり切るためには、自分の経験からなるモノサシを持っていて、それを他者との関係の中でギリギリやり合いながら、持ち続けていないとダメなんだな。

だからこそ、役所に入って、一生懸命頑張っている人もたくさん見つつ、それって、誰のためなの?って思うことが多い。

特に、

なんで上の立場の人がその場の思いつきで言うことが、現場より強いの?

ってのがきっと一番の違和感。
いや、おまえからなんとかせいってのも、それはそうなんだけども...

イベントで、現場の責任者ってのは、そこにいる全ての人に対して責任を持ってなきゃいけない。
時にはスタッフ同士で殴り合いすることもあるかもしれない。お客さんに土下座することもあるかもしれない。
上司にだって、分かってない人が口出さないでください、と毅然と立ち向かわなけりゃいけない。

でも、公務員の仕事は、良くも悪くも3年くらいのスパンで、たまに長い人はそういう感覚持ってる人もいるけど、たいがいは異動でリセットされてしまう。だから、なんかあっても耐えればいい。

となると、拠るべきところが、法律とか条例とか、前例踏襲とか上のハンコとか、外部のモノサシになっちゃう。

これじゃ、組織の問題として、プロ意識もなかなか育たないよな、と思っちゃう。

いや、民間経験=大正解、ってんじゃないんだけども、公務員における本業(行政)での経験だけだと、正解不正解を導くための判断基準としては、かなり偏ってるのかなってのは思う。

そんなことはねぇ、おまえが偏ってるんだ、って方にこそ、外に出て、違う立場の方々といっしょにプロジェクトやればいいのかなと。

その時、やっぱり公務員はさすがだな、分かってるわ、と言われて、次も呼ばれるようなら、あなたはきっと違うモノサシを手に入れてるんだろう。

でもって、そういう人が役人に1人でも増えたら、きっとおもしろい世の中になる、それが俺のビジョン。

俺のイベントなんて、やってもやらなくても、組織としては何も変わらないかもしれない。

でも、やっぱ、それじゃ俺が公務員になった意味がないかなと思う。

せっかく内部にいるんだから、内部の人間にしかできないような肩書きの使い方を考えたいし、自分がいなくなっても、何らか動いていくような案件にしたい。

そんなことを思って、イベントをやっている。

ま、そんなわけで、役所内に変なモノサシを持ち込もうという今回の企画、ジブンゴトで楽しんでもらえたらいいなと。

気にくわないやつは、自分でやればいい。
ただ、ゲストも口説いてきてね、というのは言っておきたい。

もっかいくらい更新するかもだけど、ひとまずこんなとこで。

当日、楽しみましょう。

#地方公務員 #イノベーション #NPO #起業 #ソーシャルビジネス

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tmkztkhs

ノマド公務員、県庁を語る

チェアを一つでどこでも参上するノマド公務員が、新潟県の一職員として、思うことをつらつらと書いていきます。 個人的な見解です。
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