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東京で子どもとお出かけ(自然教育園)

こんにちは。

少し前の2月の3連休の話です。

天気が良かった土曜日、近所の公園(遊具のある児童遊園)に遊びに行こうかと思いましたが、時間もあったので少し遠出して白金台にある自然教育園(正式名称は国立科学博物館附属自然教育園)に出かけることにしました。

自然教育園に行くのは久しぶりで、3歳の子どもと一緒に行くのは初めてでした。入園料320円を払い(子どもは無料)、入口で案内図をもらって散策を開始しました。

以前来たことがありましたが、改めて自然教育園の成り立ちを学習。

・園内で縄文中期(紀元前約2500年)の土器や貝塚が発見
・室町時代に築かれた土塁が残っている
・江戸時代には高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷となり、園内にある物語の松やおろちの松などの老木は、当時の庭園の名残であろうと思われる
・明治時代には火薬庫となり、海軍省・陸軍省の管理となった
・その後、昭和24年文部省の所管となり、「天然記念物及び史跡」に指定され、国立自然教育園として広く一般に公開され、昭和37年国立科学博物館附属自然教育園として現在に至っている

自然教育園ホームページより抜粋

とのこと。

それにしても、東京のど真ん中にこんな雑木林が広がっているのはすごいです。一歩外を出ればビルが建ち並び、首都高や幹線道路を車がビュンビュン。そして自然教育園の中に入れば、自然に囲まれる空間に。異世界に来たような気分です。


散策路

園内では子どもは地面をじっと見て、松ぼっくり、どんぐり、石(ただの石 笑)、葉っぱ(これまたそんなにきれいではない 笑)をたっぷり拾って大事そうにジップロックに入れていました。

あと、3歳ぐらいの子どもって、一緒に手を繋いで歩いていても「走りたい!」と言って手を離して走りたがりますよね。見通しのよい歩道や、車があまり入ってこない狭い道ではそれを許しているのですが、「交差点で止まりなさい!」「前から人が来ているよ!」「自転車が後ろから来ているよ!」と、危なっかしくて親も一緒に走って安全確認に気を尖らせないといけないですよね。でも、ここ(自然教育園)では、どうぞどうぞ走りなさい、ができました。転んで少し泣いてましたけど。

土曜の比較的早い時間帯でしたので、かなり空いていました。野鳥の観察を目的にしていると思われる望遠カメラや双眼鏡を持った年配の方や、1人で来ている欧米系の外国人の方もよく見かけました。

東京に住んでもうすぐ20年です。地方から引っ越してくる時、羽田空港から浜松町までのモノレールの車窓から、家々が隙間なくひしめき合ってオープンスペースもほとんどない(ように見えた)街を見ながら、私はここで暮らしていけるのかなと不安を感じた記憶が強烈に残っています。しかし、1年先に東京で就職した大学の先輩が夏休みに戻ってきて、「東京って以外と緑が多いんだよ」と言っていたのを懐疑的に聞いてましたが、住んでみて本当にそのとおりだなと思います。そして、そんな緑に支えられ、都会生活を意外と快適に過ごせているのを感じています。

話はそれましたが、自然教育園へのお出かけ、オススメです。

ではまた。