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エンタメの可能性と理想の教育の形

先月10/14にうちのあげあげ内科医ケンさん(進谷先生)が企画した

カンボジアに予防医療を広めるプロジェクト

クラウドファンディングもたくさんの方々の協力をいただき、準備も、当日も大成功でした。対象者は100人の予定が、約250人の子供たちが集まってくれました。今日は当日の様子とその後の効果を報告します。

今回のプロジェクトの趣旨は上記の通り、

カンボジアに予防医療を広める

主に手洗い、歯磨きのやり方や重要性をエンタメを絡めてみんなで一緒に取り組みました。

現状、この国には手洗い、歯磨きが本当に根付いていないんです。

みんな、そこら中に膿瘍(菌が入り膿がたまる症状)を作ってうちを受診しに来ます。子供の歯は『乳歯は生え変わるからいいの』と言って歯磨きをせず、虫歯ばかりです。

完全に僕らのアイドル。むちゃくちゃ可愛いんですが虫歯で笑顔がくすみます。

こんなカンボジアに強く根付いた風土を改善するために協力いただいたのは日本から来てくださったエンタメ集団の実験道場さんの4人

そして同じく日本から歌手の都乃-SATONO-さん

みなさんテレビや各方面からの情報で途上国の現状は耳にしてはいるものの、やはり目の当たりにして体感すると、たくさんのことを感じてくださいました。

こうやってたくさんの方を巻き込んで、問題を解決していくのも、現地で活動している僕たちの役割です。皆さんの気持ちを形するために引き続き頑張ります。

このイベントの大事なことは、単発でイベントを打つだけでなく、

予防医療を根付かせるキッカケを与えて、いかに根付かせるか。でした。

その取り組みのひとつとして、

11時と17時ごろのご飯の前のタイミングで

実験道場さんが考案してくださったBaby wash Dance

シンガーソングライター兼医師の橋本進さん作曲のWash your hands!Clap your hands!を院内放送で流して手洗いを促進してるんですね。

すると、明らかに院内の雰囲気が変わりました。

小児がんの子供たちは外気と接触を避けるため、隔離された部屋で入院しているんですが、音楽が流れることで精神衛生上いいのか、みんなの雰囲気が良くなりました。

今では音楽が流れ出すとみんな個室から出て来て、専用の手洗い場で手洗いをしてくれます。笑顔も増えています。本当に嬉しい。

入院している子達の雰囲気が良くなると、スタッフの笑顔も増えます。

すごくいい効果が出ているな、と実感しています。

ただ一方的に教育をしていくのではなく、エンタメを絡めて今回のイベントを開催したおかげて、子供達の衛生意識、予防医療への意識は以前から比べると目に見えて改善されています。

形はどうあれ自発的に学んでもらうように促すのが理想の教育の形の一つですよね。特に子どもには一方的に教えても身につかないことの方が多いです。

これってみんなわかっているようで、実践するのは難しいんですよね。

いつもケンさんのバイタリティとみんなを巻き込む力は尊敬します。完全にルフィーですよ。カンボジアスタッフからも日本人スタッフからも信頼されて、みんなを一人残らず船に乗せてくれます。医療を提供するだけでなく、こういったところにも目を配れるお医者さんって素敵ですよね。


給食事業として今後栄養指導や、衛生指導を行うときも

エンタメの要素を加えつつ、少しでも自発的になってもらえるような策を考えて、単に教育するだけではなく、楽しんで学んでもらえるように試行錯誤して行きます。楽しく食の力、大切さを根付かせて行きます。


以下今回のイベント主催者進谷先生の活動報告です。

改めて、ご協力いただいた方、心からありがとうございました。

#予防医療 #国際協力 #ジャパンハート  #実験道場 #都乃  

ありがとうございます。いただいた分は、誰かのクラファンに支援します!!!