【3秒でコースアウト】
自分は昔にミニ四駆に明け暮れていました。小学生の時の小遣いでのミニ四駆のパーツはバカ高いです。モーターだけて800円とかしていました。自分は小遣いを貯めて試行錯誤しながらミニ四駆を改造していました。そんなミニ四駆好きの祭典がジャパンカップです。これもハガキをTAMIYAに送って、当選した人でないと参加が出来ません。自分は2年間外れてやっと3年目で当たったのです。その為に学校でミニ四駆仲間を作りました。そのメンバーは普段の仲間でも何でもないですが、ミニ四駆だけの仲間としてそいつと仲良くなりました。そいつと2人でジャパンカップに当たり、揃って晴れ舞台に行くことができました。やはり大会だけあって、ローラの数・重さ・モーターの種類・車種の指定など色々査定があります。自分は見事一発でクリア！3年の時を経て自分の集大成を見せる時がきました。頭の中では、練習でも調子が良かったし、第1ラウンド、第2、第3、最終で優勝と、描いていました。
そして1.2.3スタートで大人気ミニヨンファイターの「スタート！」の合図でスタートしました！
ミニヨンファイターは当時のミニ四駆好きの間では会えるだけで興奮です。ミニ四駆の中心人物みたいな存在だからです。
しかし、スタートした第一コーナーで思いもよらないことが。
ミニヨンファイター「おっとー！さっそく第一コーナーでミニ四駆が吹っ飛んだー！」
この瞬間に、ミニヨンファイターの興奮が始まるのと同時に、自分の3年待ち望んだ戦いに終わりを告げました。
あまりにも早かったです。
むしろ始まってもいなかったかもしれません。その時はしばらく理想と現実という言葉が身に沁みました。
ちなみに一緒に行ったヤツは第3ラウンドまで進み、敗退しました。自分は早々敗れてしまいましたが、これほどそこまで仲の良い関係じゃない相手に対して自分のことのように嬉しかったことはないかもしれません。