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MUSICA/2022.02

私は今、朝入荷してきた本を開けて並べるお仕事をしています。本だけでなくCDも売っているお店です(回りくどいw)
表紙巻頭が発表されたのが直前だったので、当日の入荷予定が上がってきたら配本数確認して当日はスパーンと一番に自ら取り置きしました。
こればっかりは至福の瞬間です。昨年は職場でもそこまで堂々としていなかったし、ここまで沼にはいなかったんだけど、アルバムについての話をじっくり読みたいなとすぐに買って帰ったのを覚えてます。

ちょうど記念日だから振り返ってみる

今日、1月20日で初めてビーバーと直接対峙して4年になります。
20年以上大好きな人と近年推してるあの人が一緒に出る!これはいくしかない、と久しぶりに遠征して行くことを決めた、オールナイトニッポンのライブイベント。

認識したのはこの頃のようだ。

ラインナップで気になったバンドを、予習のつもりで公式のYouTubeで観て、あっこれは好きだな、ライブが楽しみだな、と思ったのがはじまり。「歌詞が良い」「メロディがいい」「映像もいい」みたいなことはもちろんその時も思ったと思うんだけど、そういうピンポイントじゃなくて、「ライブが絶対良いぞ」という予感がした。

実際、当日は全部覚えて行ったわけでは無いのに、「美しい日」で「お手を拝借」されて、「秘密」でコール&レスポンスをして、それがめっちゃくちゃ心地よかった。「正攻法」もすっごく好きだった。ぐいぐい巻き込んで行く熱いMCもかっこよかった。
あの日の最推しはともかくとして、ビーバーに直接逢えたことは、大きなお土産だった。

横浜から都内のホテルに向かう電車で興奮状態で書いたと思う。これ。

ライブ直後のツイ
推しが3組もいる。なんて贅沢な

当日のこと、「いつものフェスとも違うし、どんな感じかなって思ってたけど、音楽を好きな人たちがちゃんと聴いてくれた」みたいなことを言っていたのをあとで知った。

そうなんだよ、あの時の私にも届いたから今こうしてる。出逢いってどこにあるかわかんないねぇ。
というわけで、2018年が私とビーバーのはじまり。その後は、最後のANNをお休みせざるを得なくなったボーカル渋谷さんの体調を心配したり、武道館すごいな!って思ったりしつつ、ゆるやかに好きな気持ちを増やしていったけど、当時はまだまだ未就学児が居る身では、ホイホイとライブに行くってこともできず。
秋。「予感」が出たときに、めちゃくちゃひさしぶりに実店舗のショップでCDを手に取り、特典をもらって購入した。帰ってキャラメル包装を開けて、帯を見てすごく感激した。これは渋谷さんの字なんだろうな、ってなんとなく思った。余談ですが、そこで今働いているっていう。導かれてます。

その時のツイ。まごころに射抜かれてるね

2018年以降はTV出演など知れば観たし、ライブもいつか行きたいなぁ、と思っていたけどまだまだフットワーク軽くは行けなかったし。活動についてはある程度把握しつつも、インタビュー記事をすべて追うようなところまでは行っていなかった。
ちなみに今でも「今」が充実しすぎているあまりに、それほど過去の投稿(ブログとか)は掘ってないし、知る前のことは仕方が無いな、と思えるんだけど、2018以降に漏れたチャンスはちょっと悔しい気持ちになるw

都会のラクダはもちろん、各アルバムリリース時期の今も読めるweb記事は読んでるけど、他は最近の映像(BS含む)や雑誌インタビューで触れたものくらいで、私が目にした過去についての発言はほんの一部。

本題のMUSICAについて

今回のMUSICAは本当に貴重な言葉がたくさんあった。まだほとんど全貌がわからないアルバムについて、ふたりが話してくれた事にも目が潤んだ。

内容に触れるわけにはいかないけど、読んだ人にはわかる感じで書くので未読の方はスルーで…。

第一章・ぶーやなインタビュー

聞きたい事が聞けた!というのと、私がビーバーを好きになった理由がぎゅっと詰まっていた。その中でも最新のふたりのことばだった。

目の前のあなたに届けるため、現場で対峙するライブスタイルをとても好きだと思う。
私自身も「その場」にしか生まれないライブが好きだ。ほんとうは生でなければいやだ。映像作品として残るのは嬉しいけど、「その場」だけのライブがやっぱり好きに決まってる。

それが大前提なんだけど、すべてのライブに私は行けるわけがない、せいぜい年に数回だし、様々な理由で行けない人だっている。ましてや今のご時世、選択を積み重ねてようやく足を運べるということ。
そういうことに思いを寄せてくれるようになったこと、これまたとても嬉しいんだ。

愛のマシンガンツアーで直接聞けた「2020年が嫌い」ってことばと「俺らとあなたの人生が交わることはないけど、今一緒に音楽やれてる」(ニュアンス)にはすごい嘘がないと思えた。 
どストレート。甘くない、強いけど優しい。
正直だ。上っ面だけキレイな言葉じゃないって思えた。そこが好き。
2020、2021年を経て今生み出されようとしてる音楽に期待しかない。CDとして出たら、次はツアーだ。またそこでたくさん化学変化が起きて、ますますいい曲たちになるんだろう。楽しみだねぇ。

「100点満点の聖人君子なんていない」、私も近年そう思うことが増えた。
周りの人へももちろん、例えばテレビの中の人、偉い人達、芸能人と呼ばれる人達にも、正しいこと、清廉潔白であることを求めすぎる風潮に辟易していた。

真っ直ぐな人でありたい、と思いつつも間違えたり、負の感情も持ち合わせるのが人間だし
あの時と今の言葉が変わっても、それは矛盾ではなくて成長だったり、考えの変化だったりする。それは自然なこと。

ただ、その中にブレない芯のようなものがあればいいと思うし、そういう人が好きだし私もそれを持てる人でいたいと思ってるよ。
だから、すき。

やなぎがフロントマンとしてのぶーやんをどう思ってるかも改めて聞けて、よかった。
なるほど!だった。これも知りたかったことのひとつだな〜。超好き!

第二章・ヒストリー

「都会のラクダ」はあくまで小説の形を取っているし、渋谷先生は「無かったことは書いていない」と言っているので、すべて事実が元になってるとはおもうのだけど、演出としての誇張はあるし、省いてる部分もあるし(読み比べるとわかるところもあるね)視点も渋谷先生からなので、いつか、メンバーそれぞれの話も聞いてみたいと思ってたんだ。

MUSICAのインタビューはいわば「史実」として読んだ。

私の好きなもう1人のボーカリストは、バンドがダメになって解散した時に、1人でも歌う場所を求めて足掻いた人だった。次のチャンスが来た時に、もう手放すもんかとなんでもやる気で必死になった人だった。その代わり、「バンドで大成したい」という夢を引きずったまましばらく1人でがんばってきた。
その後メンバーに恵まれてバンドもできてその心残りも少し昇華されたように思うけど、ビーバーを好きになった今になってようやくわかった気がした。
本当はどれほど、若いときにバンドとして音楽を続けたかったか。信頼のおけるメンバーと、本当なら「成功」するまでやり遂げたかったんだろうと。その思いを、はじめてちゃんと理解出来た気がする…

逆にぶーやんは、3人がいなければ続けなかった気がするし、元々は我の強い、リーダーシップを取りたがるフロントマン、というイメージがないんだけど、今のように役目を全うするようになったのは、どこからなんだろうとも思っていた。「フロントマンですから!」と動画なんかでわざわざ言うのも、そうあろうとした時期があったからなんじゃないかな、って。

元々はオレがひっぱっていく、自分の歌いたい歌を書いて歌う、というタイプのボーカルじゃないんだよね。
でもそう見えたり聴こえたりすることも含め、面白いなって思ってる。

あとドクターペッパー他やなぎボーカルの曲のこと。
やなぎの声が好きだし、バンドの楽器隊だったメンバーがソロで歌うなんてよくあることなのでそれ自体はいい、あの曲を産んでくれてありがとう、なんだけど

あの時期のアルバムにぽこっと入ってる事には若干違和感があったんだ。そうか、って納得した。それでも、ありがとう。あって良かったよね。

やなぎが、過去の曲もあなたのタイミングで聴いてみてね、とツイートで言ってくれてたのがすごく好きで。
過去の曲を聞き返せない、歌えないって事もあると思うんだよ。色んな思いはあるかもしれないけどその時全力で出したことにかわりはないんだ。

やなぎといえば、ギタリストのお父さんの事も聞けたのものすごく嬉しかった。

音楽と人でも、ソロインタビューが読めるの嬉しい。
メンバーそれぞれに相手を尊敬して、もしかしたら切磋琢磨するライバルでもあって大好きで、バンドの1番のファンでもあって。いい関係で彼らだけのいいバランスなんだな。

アルバムひとつひとつに意味があって、テーマのようなものは感じるけど、
そこで終わらないから音楽は楽しい。
届いた私たちが聴き込んで、それぞれの生活に染み込んで、ライブを重ねて音もたくさんの思いも孕んで曲が成長していく感じ。

どんな風に聴こえるのか、どう私のものになっていくか、どう変化していくか本当に楽しみ。こんなに楽しみにすることも久しぶり。
待ってる。あと1ヶ月、待ち遠しくてたまらないね。

4人をまとめて描きました

おまけ:MUSIC BLOODの時の

ついでに出しとく。
MUSIC BLOOD出演時に、田中圭くんアカでフォロワーさんに向けて書いたプレゼン。

長い深いファンの人にはちょっと申し訳ないなと思いつつも、より届いて欲しくてその時の自分なりに言葉をめちゃくちゃ考えて書きました。

今みるとちょっと恥ずかしい

うーん、こんとき綺麗事言わないって書いちゃったけど…

「綺麗なことすら言えないなら何も守れないだろう」
もしかしたら綺麗事に聴こえるかもしれないけど、愚直にやってきた彼らだから、綺麗事で終わらせてないんだよね。

やなぎが似なくて困った。

これも、何をコンパクトに取り上げるか迷ったなぁw

あとは私の自己紹介作文。

MUSIC BLOOD出演時の私の作文
あなた、を大切にしてると伝えたかった

MUSIC BLOODがキッカケになった人もいること、すごく嬉しかったです。


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