以前に個人間クルマシェアアプリ『Anyca(エニカ)』を利用していた。

普段は乗っていないクルマも
他人にシェアをすることで維持費の削減を目的に始めてみた。

登録はドライバーとオーナーで分かれていて
利用する側はドライバー、貸す側はオーナーという立ち位置。

今回はオーナーとしておよそ1ヶ月間利用した。

率直な感想として
『鍵の受け渡しが面倒だけどそれなりの収入あり！』

そして、エニカをやめた理由として

3回目のシェアにてキズを負ったマイカーが返却されたのです...。

詳しく後述していきます。

１、キズを負ったマイカー

まずは、キズのご紹介から。

前バンパー(左下)　ヘコミ、キズ

後バンパー(左後)　ランプカバー割れ、キズ

パーキングへ駐車させる際に、ぶつけてしまったとのこと。

前バンパーのキズは後から点検したときに見つけたもので
問いただしてもぶつけた記憶はないという。

２、ぶつけてもすぐに連絡をしてくれなかったドライバー

私が車のキズを知ったのは
返却立会いのために向かったコンビニの駐車場。

自分の車が既に駐車してあり、運転席に近づき到着したことを知らせる。

状態の確認をして返却と思いきやドライバーから思わぬ言葉が


「すいません、後ろなんですけど...駐車するときにぶつけてしまいまして...」

車の後ろ側に回るとガッツリと入ったキズと割れたランプカバーが。

やってしまったのは仕方がないので
アプリ内での修理サポートで手続きに同意をしてもらい進めることに。

時間は夜の９時。

また改めて連絡をするために電話番号を聞いてその日は解散した。

３、驚愕の修理代金に不安感が募る

アプリ内にて手続きを進めていく

『予定一覧→シェア画面→事故などの緊急連絡先→修理サポートセンターに修理案件を登録する』


流れはザッとこんな感じ

まずはオーナー(私)が修理サポートセンターに登録。

ドライバーと相互にキズの確認を行い、承認を得てから登録していく。

私の場合、返却後に新たなキズ(前バンパー)を発見したので
チャットを介してキズの箇所を撮影して画像を送り確認してもらった。

返却時には細かなキズの確認が必要だと思った。

その後、サポートセンターから提携の修理工場に
見積もり依頼が行われ１週間くらいで見積もりが届く。

修理内容は『前バンパー全取り替え』『後ろバンパー修理』


金額を見て驚きましたが、１７万円！！

オーナーは支払わなくていいのですが
ドライバーがきちんと支払ってくれるのか不安になった。

音信不通になり、踏み倒されてしまうのではないかと。

アプリ内にて加入する保険は免責１０万円なので
最低でも１０万円はドライバーの負担。

しかし、今回は前と後で別事故として処理され
免責内で収まってしまい全額ドライバー負担となるとのこと。

見積もりのPDFが添付され閲覧が可能。

近隣の修理工場でも修理依頼はできますが
アプリ内にて進捗が表示されない、相手に共有されない
支払いが銀行振込、などのリスクがあるため
修理サポートセンターの利用がおすすめ。

４、ピカピカの新車状態で返却される

この見積もりにドライバーがOKしてくれたため
修理工場から電話がかかってくる。

入庫日の調整や返却予定日など話し合い。

承認までドライバーは保険会社へ
色々要望していたようで１週間程かかった。

クルマの入庫については修理工場の方が自宅まで取りにきてくれた。
代車の用意も有り。

修理期間は入庫から１週間程。
当初は２週間程と言われていたのですが早々の返却。

状態確認のために全体を見回す。
以前からバンパーに付いていた小キズもなくなり
車内清掃も行ってくれたため外中ピカピカ。

ここで無事に返却されて安堵した。

５、キズ以外に負った代償

車が無事に返却され修理サポートは終了。

誠意に対応してくれたドライバーにはチャットを介して
無事に返却されたことを伝えた。

しかし、車はピカピカになって返却されても何か埋まらないキズ。

維持費のために始めたシェアのはずが
時間と手間をかけ、精神的不安を受けることとなった。

何もなければ良いサービスだが
何かあると一気に押し寄せる一か八かのサービスだと感じた。

６、個人の技量はわからない

ドライバーのプロフィールに
「運転歴は◯年です」「愛車歴は...」など書かれているが

実際にどのくらい安心して引き渡しを
できたかというと誰でも一緒であった。

初めて対面してきちんとやりとりが
できる人でも返却されるまではとても不安。

どんなに運転歴が長くてもその車に乗る事は初めて。
運転席に慣れている訳ではない。

レビューを重ねている人であれば多少安心度は増すが
実際に対面すると私には関係がなかった。

７、さいごに

エニカをやめた理由としてもう一つ挙げるとすると

『清掃が面倒であった』

マットの泥やドアノブに付いた汚れなど。

後部座席に人を乗せていた場合には
運転者とのおしゃべりや色んなところに触れるため
唾が飛沫したり手垢なども付着する。

自己での使用はあまり気にならないが
他人が使用した後というのは何か警戒をしながら
清掃をしていることが多かった。