いわゆる「仮定法」を考える(その2;慣用表現など)

いわゆる「仮定法」と題して公開していた記事の2022年7月改訂版で「その2」となります。

この改訂版では、慣用表現や関連表現など大幅に加筆しています。
ただ、「その1」をまだ読んでいない方は、必ず「その1」からお読みください。「仮定法過去」「仮定法過去完了」という言い方をせず、かといって「叙想法」でもなく、以下のような「タイプ分け」をしているところを理解していただかないことには、この「その2」で学ぶ意義は激減しますので。

個々の実例を取り上げて考える際に、共通理解を得るためには呼称は大事なのですが、この講義では、条件文・仮定文を大きく3つのタイプに分けて、それぞれ見て行くことにします。その際の名称は、仮定法でも叙想法でもなく、タイプI, タイプII、 タイプIIIというものです。
この後の解説では、便宜上、時折、巷の英語教材や学参で用いられる「仮定法」関連の述語も参照します。

この「その2」で扱うのは、主として「慣用表現」です。
・「もし…がなければ」「もし…がなかったとしたら」
 「人・モノ」だけでなく、「ことがら」の例もあげています。
  本当の意味での「省略」の表現も示しています。
・wish の整理
・比喩の整理 (as if / as though)
・ifが用いられていない例(関係詞も含めて、名詞句の例を中心に)
・otherwise

では、以下pdfファイル。A4で14頁。関連するものも含めて精選に精選を重ねた約50の例文です。後半では、読解のトレーニングとしても有益な例文も配置しています。

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