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自分を支えるものが、見えなくなってしまった時のために。

良いことがあれば悪いこともある人生のなかで、ふと何もかもを投げたしくなるときがあります。

大きなきっかけがあったわけでなくても、体が疲れただけで頭と心の機能が一気に落ちていってしまうように感じられるのです。

行きの電車で読んでいた本を開いてみても言葉が全然頭に入ってこないし、「みんなはもっと頑張っているんだから、自分も頑張らなきゃ」と思っても、どうにも心が動かない。

今朝はまだ確かにあった元気は、どこにいってしまったのでしょうか。


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人が疲れを感じるときには、心が疲れているとき、頭が疲れているとき、体が疲れているとき、がそれぞれあるように思います。

「それぞれ」といっても、それは独立しているわけではなくて。

脳にある視床下部が、ストレスを受けると自律神経系が乱れて、同時にホルモンバランスを乱し、睡眠障害を起こし、お腹が空いたり喉が渇いたりと、他の機能にも影響が及ぶのと同じように。

心の疲れから体が重くなったり、体の疲れから頭でうまく考えられなくなってしまったりするということ。

逆にいうと、頭をたくさん使ってぐったりしてるときにランニングをしてスッキリしたり、体がくたくたのときにマンガや映画、音楽に触れることでリフレッシュしたりすることもあるはずです。


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冷静なときはこんな風に考えることができても、いざ疲れ果ててしまうとビックリするくらい暗澹たる気持ちになってしまうことがあります。

さて、どうしたらいいのでしょうか…

そんなとき思い出したのが、山田ズーニーさんの「ヤケをおこしたとき、見るノート」。

記事の最後の「あなたは何をやりたいですか?」という問いに、私だったらこう答えます。

・まずハーゲンダッツを食べましょう
・できたら早く寝ましょう
・好きな音楽を聴いてみよう
・買ったことない物を買ったり、食べたこのない物を食べたりしよう


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この文章を書いている今は、「ヤケ」と対極の心持ちです。でも、だからこそ、そんな夜にこそ書きたいと思いました。未来の自分への申し送りを。

ヤケを起こすなら、小さく、かわいく、きっちり、やろうね。その君は望まないかもしれないけど。明日からまた、今の僕が好きな愛しい日常が待っているんだからさ。


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