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全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)投資法~長期投資はこう勝て~

 あけましておめでとうございます。TNDです。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。本年もよろしくお願い致します。

 昨年は、世界情勢が緊迫化する中で、円安による製造業を中心とした日本企業の好調な業績、東証によるいわゆる低PBR状態の是正勧告、新型コロナウイルス分類移行などを背景に日経平均株価は年初から大納会までに30%程度と大幅に上昇し、年末としては34年ぶりの高値をつけました。
 2024年も引き続き緊迫した世界情勢や米国の利下げによる円高リスクをはらみながらも、これまでよりも大幅に拡充された新NISA制度開始による投資層の広がりから、個人投資家資金の市場への流入が期待されます。
また、これまで賃金水準の上昇があまりみられなかった日本においても、物価上昇に伴い政府・企業とも賃上げに前向きな姿勢を見せており、いよいよ日本も緩やかなインフレと賃金水準向上の好循環に入っていくこと、日本企業の更なる企業価値向上も期待したいところです。

 さて、新NISAの成長投資枠の使い道を考えるのにあたり、どのような銘柄に投資していくかを考えている方も多いかと思います。
そこで私が独自に考案した投資法をこっそりお教えします。

個別に銘柄を選んで投資するにあたり、いくつか銘柄選びのポイントがありますが、私は以前の記事にも書いた通り以下のポイントを重視しています。
・事業の安定性(継続的に安定した利益を出せるか?)
・事業の成長性(今後も事業を拡大していけるか?企業価値を向上させ続けられるか?)
・株主還元方針(配当や優待による株主還元に積極的か?)
・社会的存在意義(社会に必要とされる会社であり続けられるか?)

 この中でも特に事業の安定性を重視すると、社会人野球投資法と同じ考え方で全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)投資法というのも当然浮かんでくるものかと思います。
そこで社会人野球投資法の考え方を踏まえ、出場チーム銘柄にはどのような傾向があるか考えてみましょう。

・業種が偏る
社会人野球投資法でも同じ問題がありますが、全日本実業団駅伝投資法では更にこの傾向が顕著です。特に中部地区は自動車関連でない会社はNTNとトーエネックくらいですし、他地区にHondaとSUBARUもいて自動車業界率が社会人野球よりさらに高めです。
・社会人野球に比べると規模に劣る会社が多い
野球に比べるとコスト的に持ちやすいのか、テレビでの露出が多いからか社会人野球に比べるとスーパーマーケットはじめ小さめの会社でもチームを持っていたりします。実際、あまり出場しないチームが珍しく出場したりすると何してる会社7日調べる人が多いのか、会社のHPが繋がりにくくなったりもします。が、事業安定性を考えると社会人野球ほど安心して買えない会社が多いです。しかし、逆に言えば、大企業でなくとも独自の強みを持っている会社もたくさんあります。
・試合結果による株価変動
社会人野球においても一部投資家では、都市対抗野球をはじめとした主要大会及び予選の結果が株価に影響するとの分析もあります。ただ、全日本実業団駅伝の場合はレースがお正月のため影響は軽微かと考えられます。

このように考えると、いわゆる伝統チームといいますか、長い間活動しており実績も豊富な企業を選ぶとより投資の安心感は高まるかと思いますので、ぜひご検討いただければと考えております。

 2024年の大会での注目は、なんといってもHondaが3連覇を成し遂げるかどうかですが、その他にも大学駅伝で活躍した田澤廉選手の加入したトヨタ自動車、昨年の高校駅伝で1区区間賞を獲得した長嶋選手がいきなり駅伝デビューする旭化成など、楽しみなポイントも多くあります。
駅伝を見ながら投資する会社について調べてみるお正月はいかがでしょうか?

がんばれ延岡の誇り旭化成!


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