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自分用セイバーメトリクス指標の意味メモ④RCとXRとwOBA

引き続きのメモ。

①OPSとISO
②QSとWHIP
③DIPSいろいろ

RC、RC27について

ランズクリエイテッド。打者の得点能力を表す指標のひとつ。打つ、出塁のみならず盗塁、犠打、犠飛なども含めて総合的にその選手がどれだけの得点能力を持つかの指標。

当たり前だけど、野球は攻撃側はいかに点を取るか、守備側はいかに点を防ぐかが大切。なので点を取る、点を防ぐという指標に重きが置かれている。
また今度まとめるけど、チーム全体の得点を増やし失点を減らすことがペナントレースの順位を上げるためにいちばん必要とされていることになる。いわれてみれば当たり前ではある。

細かい式は飛ばして概念としては
RC=(出塁能力)×(進塁能力)÷出塁機会
出塁能力…塁に出る能力(安打、四球など)
進塁能力…長打力に加えて盗塁、犠飛、犠打など類を進める総合力
この2つをかけることでその選手がいかに得点を生み出す力があるかを算出する。
チームの総得点のうち、どの打者が何点分の働きをしているか?ということを測る指標になる。

RC27とは

これはちょっと面白い。RCを元に、その打者が1試合27個のアウトを取られるまで全打席に入ったと仮定して、その場合に何点取れるかという指標。1番から9番まで松田宣浩の打線はどうなるのか?っていうようなifができるやつ。
RC27=27×RC÷(打数-安打+犠打+犠飛+盗塁死+併殺打)
ちなみに今シーズン、2019/5/7現在の松田のRC27は5.44でした。松田が1番から9番にいて試合したら5点以上は取れるということですね。

XR、XR27について

RCの改良版とのこと。「eXtrapolated Runs」XRもRCもとにかく式が長い!!RCは概念的に出塁能力と進塁能力から出す得点能力で、XRは統計学上でそれぞれのプレーに対してされている重み付けを元に計算して出した得点能力。
これくらいの成績の選手なら、これくらいの得点力があると推測される統計学の式。こちらにもXR27が存在し、RC27と同じくその打者が9人いて試合したらどれくらいの点数が入るかを導き出せる。
2019/5/7現在の松田のXR27は5.38。XRもRCもアプローチが違うだけでだいたい同じ数字が出るとのこと。

wOBAについて

RC、XRのさらに改良版。「weighted On Base Average」読みはそのままダブリューオービーエー。
各プレーの得点価値の重みを踏まえて、得点力を算出する。得点価値は投手のFIPで使ったものと同じ。これも式は省略!長い!!そこまで覚えなくていい!!
その打者がチームの得点増にどれだけ貢献する打撃をしているかってことを評価するための指標。総合的な打撃力。
平均的な選手のwOBAはリーグ全体の出塁率と同じになるよう調整されている。だいたい同じようなことを計算しているけれど、より説得力があるのがwOBA。

こちらをかなり参考にさせてもらっています。

どうにも計算式が複雑になるとむつかしいですね。今日はここまで。

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