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自分用セイバーメトリクス指標の意味メモ③DIPS(K/BB・FIP・BB/9・K/9・HR/9)

自分用メモ3つめ。②に引き続き投手のあれこれ。

①OPSとISO
②QSとWHIP

DIPSについて

読みはディプス。「Defense Independent Pitching Statistics」失点のうち、投手の責任で生じたプレーのみに絞って投手を評価するという考え方。
失点(自責点)というのは安打、凡打、失策などいろいろと味方の守備などに影響され投手だけではどうにもできない部分も含まれている。明確に投手だけの責任(投手だけで完結する)と分類される「被本塁打」「与四球」「与死球」「奪三振」だけで投手を評価する。

K/BBについて

DIPSのうち奪三振と与四球の比率だけで見る指標。ざっくりとしたその投手の制球力がわかる。読みはケースラッシュビービー。
→制球力とは、投手が思い通りにボールを投げる能力。
K/BB=奪三振数÷与四球数
四球1つに対していくつ三振を奪ったかという数値。3.5を超えると優秀とされる。この数値が高いと三振を取れて、かつ四球が少ない投手ということなのでクローザー適正が高いといえる。

FIPについて

K/BBに被本塁打率も含めた指標。「Fielding Independent Pitching」計算式は非常にややこしい。被本塁打、与四死球、奪三振だけで防御率っぽいものを作るため考えられた指標。

FIP={13×被本塁打数+3×(四死球数-敬遠数)-2×奪三振数}÷投球回数+リーグ補正値
※リーグ補正値=リーグ全体の防御率−{13×全被本塁打数+3×(全四死球数-全敬遠数)-2×全奪三振数}÷全投球回数

ややこしいことこの上ない。13とか2は得点価値。統計学上、各プレーには何点分の価値があるかという数字が算出されていて、それを9でかけることによって防御率っぽい数字を出している。リーグ補正値は各データサイトにて少し異なるらしい。
このFIPはインプレーに左右されない、投手本来の力に関係してくる。見方は防御率と似ているので、数字が低ければよい。
防御率>FIPの投手は味方のプレーに足を引っ張られていたり運が悪い。
防御率<FIPの投手は味方のプレーに助けられたり運が良い。

↑正直これさえ覚えておけばいい。

BB/9、K/9、HR/9について

BB/9:与四球率 K/9:奪三振率 HR/9:被本塁打率
すべて9イニング投げたとしての割合を出すので9がつく。考え方は防御率の出し方と同じ。
BB/9=与四球数×9÷投球回数
K/9=奪三振数×9÷投球回数
HR/9=被本塁打数×9÷投球回数

読み方、ビービーキューとエッチアールキューは9が日本語読みだったけどK/9はケーパーナインしか出てこなかった。似たような表記で日本語と英語が混在するのはなぜ。ケーキューだと電車と同じだから?でもビービーキューもバーベキューじゃん…。

BB/9とHR/9は低ければ低いほうが、K/9は高ければ高いほうがよい。
BB/9は3.0前後が平均で2.0以下になるとかなり優秀。K/9は7.0前後が平均で8.0から9.0以上になるとかなり優秀。HR/9は、まあ0に越したことはないってところ。被本塁打=失点なので、投手としては最悪の結果という考え方。

FIPの計算式がややこしくて挫折しかける。とりあえず与四死球、被本塁打、奪三振だけでほかは切り捨てて考えるのがDIPS。それに紐付いた指標がK/BBやFIP。
制球力、はっきり意味がわからないまま今まで野球見てきたな…。今回は基礎はなし。

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