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自分用セイバーメトリクス指標の意味メモ⑥パークファクターとBABIP

①OPSとISO(打者)
②QSとWHIP(投手)
③DIPSいろいろ(投手)
④RCとXRとwOBA(打者)
⑤wSBとUBRとBsR(走塁関連)

野球場、それはなんだかとっても気持ちがウキウキする場所。去年のCS、ヤフオクドームのグラウンドでパブリックビューイングを見たのはとっても楽しかった。めっちゃ寝転んで家みたいに試合見た。人工芝はやわらかい!

しかしそのやわらかすぎる人工芝の弊害が得点パークファクターの低さである。

パークファクター(PF)について

Park Factor」、それぞれの球場が、他の球場とくらべてどれだけ該当のプレー(本塁打、得点、三振、四死球など)が出やすいか出にくいかを数値で表したもの。球場の特性、特徴が把握できる。
「1」より大きければ、その球場は他球場より該当のプレーが出やすいということ。反対に「1」より小さければ該当のプレーが出にくい。

例:本塁打パークファクター
(本拠地での本塁打と被本塁打の合計÷本拠地での試合数)÷(本拠地以外での本塁打と被本塁打の合計÷本拠地以外での試合数)

我が推しチーム福岡ソフトバンクホークスの本拠地ヤフオクドームは、2015年にホームランテラスを新設したことでこの本塁打パークファクターが爆上がりしたのは有名な話。なんとそれまでのほぼ倍とか。(0.79→1.52 参考サイト

パークファクターは3年の平均を取るのが一般的とのこと。ちなみにヤフオクドームの本塁打パークファクターはここ3年連続で12球団トップ2。ついでにナンバーワンは明治神宮球場。
ZOZOマリンも今年からホームランラグーンが新設されたけれど、テラスよりは本塁打が激増してるわけではないそうな。屋内・屋外とかもあるから、そのあたりもおもしろい。

ここ3年の本塁打、得点、安打のパークファクター最下位はナゴヤドーム。そんな気はしてた。ナゴヤドームと神宮球場の本塁打パークファクターはなんと3倍近く差がある。完全にわたしの主観・印象だけど神宮のヤクルト-中日はなんかいつも泥試合してるイメージ。セリーグあんまり見ないから本当にただのイメージなんだけど。

ヤフオクドームも3年平均で見ると本塁打以外の得点・安打・二塁打・三塁打は軒並み1以下。わかる!ソロホームランが異常に多いよな!!

BABIPについて

Batting averag on Balls In Play」のこと。読みはバービップやバビップ。本塁打を除いたインプレー打率のこと。(※インプレーと訳されるが実際のインプレーとは意味合いが異なる。フェアゾーンに飛んだ打球が、本塁打以外でヒットになった割合)投手側の指標では被BABIPと表記。日本語は便利。運や野手の守備力に左右されることが多いので、年ごとの変動が激しい。

打者のBABIPはそれぞれのタイプごとにばらつきが生じるが、投手の被BABIPはどんなタイプの投手でも実力に関わらず長い期間で見るとリーグ平均の.290前後に収束する。そのため、リーグ平均から大きく逸脱した場合次の年以降は逆の傾向が出る可能性が高くなる。
被BABIPがかなり低い投手はその年の運がいいと解釈できる。逆に被BABIPが高い投手は運が悪いが、来年以降は揺り戻しで改善が見込まれると考えられる。
投手についてはDIPSも合わせて見るのが好ましい。

打者のBABIPもだいたい3割前後に収束すると考えられていたが、左の俊足巧打タイプの打者はBABIPが上がりやすい。運に頼らず、ボテボテの当たりを足の速さから安打にできる技術でBABIPを引き上げているということ。
また、右打者でもバットコントロールが巧みで野手のいないところに狙って打てる人もBABIPが高い。

BABIPは運の要素が反映されやすいが、必ずしも全て運というわけでもない。

今回のお勉強はここまで。次は守備かな〜。

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