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ハマれるのは漫画だけだと思っていた

わたしは漫画の腐女子だ。漫画の腐女子、ゲームの腐女子、アニメの腐女子、小説の腐女子、映画の腐女子で大まかに分けると漫画の腐女子に分類される。そんな分類があるかどうかは知らないけれど、漫画のジャンルにハマりやすい腐女子である。

漫画のコマとコマ、セリフとセリフのあいだに込められたものを妄想するのがいちばん楽しい。
もちろんアニメも見るしゲームもする。小説は基本決まった作家さんのBLしか買わない。映画は映画化されたアニメ作品を見るくらい。

なんでこんな話をし始めたかって、いまだツルネのアニメを毎日楽しんでいることに自分がいちばん驚いているからだ。

放送が終わって1ヶ月。もうすぐ「納射の儀」というイベントが開催されるにあたってテレビ未放送の14話ダイジェストPVの公開やパンフレットの描き下ろしイラストの発表がされている。
あと円盤の3巻以降はオリジナルドラマCDが収録されることも。

えっ…!? 福利厚生が手厚すぎでは…!!?!???!!

わたしはもともと、1つのジャンルにハマったらそれを何度も何度も反芻し咀嚼するタイプのオタクである。
ハマった漫画を何度も読み返し、コマとコマ、セリフとセリフのあいだを妄想するのが本当に楽しい。そのコマに切り取られたキャラの表情や仕草、セリフにいろんな意味付けをして楽しんでしまう。
漫画を読んで感情を揺さぶられ泣くことがストレス発散にもなっている。
これがなかなかゲームやアニメではできなかった。

もちろんゲームやアニメでめっちゃ泣いて最高すぎありがとう…ってなることがないわけじゃない。いっぱいある。Fate/EXTRA CCCのギルチャンとか最高すぎるからまじでFGOやってギルガメッシュに興味持った人はCCCやってくれって思う。

なんとなく、これは今まで育ってきた環境もある気がする。学生時代から、漫画を軸にオタクとして成長した。その時代は深夜アニメを録画予約しようとしても基本的にチャンネルと時間しか合わせられなかった。そもそも地元はアニメ過疎県だったのでたいしたアニメもやっていなかったし。
そのぶん漫画はみんなで回し読みができた。わたしの友達はオタクしかいなかったので、いろんな漫画が周りを飛び交っていた。

なんというか、漫画の密度と距離がわたしにはいちばん合っていると思っていた。余白が多すぎず、手軽にどこでも読み返すことができる。
アニメやゲームの密度では多すぎたり少なすぎたり、漫画よりは振り返るのに場所が限られたり手間がかかると思っていた。

あと長らくハマっているジャンルが週刊連載の漫画なので、毎週1回だけ20P前後更新されるというペースがいちばん性に合っている気がしていた。
アニメ! イベント! ライブ! スピンオフ! 舞台! ミュージカル! 円盤! 映画! ソシャゲ! みたいな次々と何かが起こるジャンルに反応できるだけの反射神経が持てない。
だからもう今後どっぷりハマれるものが現れるとしても漫画ジャンルだけだろうなと。

ツルネ…大変なことをしてくれた…。

放送終了後もこんなに供給があるなんて思っていなかった。しかも毎日1話ずつ振り返るために見るのが本当に楽しい。
毎日晩ごはんを食べる時間にツルネを1話ずつ見るのが日々の活力である。毎日楽しい。ツルネのおかげで毎日健康。ツルネ健康法。

さすがFree!という巨大ジャンルを動かしてきただけあるなと思う。京アニ、完全に女性向けジャンルの煽り方を理解している。
正直Free!より巨大になることはないだろうとは思うけれど、今の規模でじゅうぶん楽しい。毎日健康。あまりにも煽られると体調を崩しかねないので、今のままのペースで2期やってくださいお願いしますなんでもします。お願いします!!! なんでもしますから!!!

結局は漫画ジャンルにしかどっぷりハマれない、というのも思い込みの一つだった。
今後も少しずつ思い込みから自分を開放していきたい。

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