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映画名探偵ピカチュウの感想 ※ネタバレ

明日水曜日だし昼から出勤だし朝に吹替版上映してたら観に行こ。って軽い気持ちで検索したらちょうど8時50分から上映だったから観に行ってきた。

最高の映画じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!以下かなりネタバレしながら断片的な感想!!!!!!

自分のTLで観た人全員が絶賛しているので期待して観に行ったけど期待以上に楽しんで笑って泣いて「なぜここはライムシティではないのか…?」という気持ちになりながら出勤した。

正直ぜんぜんあらすじも見ておらず、ただひたすら踊るピカチュウの動画を延々と見ては「なんだこれは…頭がかわいいという単語以外を拒否する…」ってなってたりしてた。

なぜ吹替版が見たかったかって、アニポケの声優さんが多数出演していると知ったからだ。ムサシ!コジロウ!ニャースでにゃーす!
なのでメインのティムやピカチュウを誰が吹替えしているのかは知らないまま観に行ったのであった。そして見ている最中も「このピカチュウの声絶対最近聞いたことあるんだけど誰だったかな…」と考えていたがシロさんだった。(きのう何食べた?)
普段本当にドラマも邦画もバラエティも見ないのに、たまたま見てるドラマに出てる俳優さんが声やってるからびっくりした。

まあ開始即梶裕貴に脊髄が「梶裕貴!!!!最高の声帯!!!!」と反応してしまいエッ?!もしかして主人公の声は梶裕貴なの?!?!とか思ってたんですけど。主人公じゃない。

あらすじを息子、父、ピカチュウ、探偵、父の失踪、みたいなワードしか拾っていなかったため、ある日僕が目を覚ますと、ダメ探偵な親父がピカチュウの姿になってしまっていた!巻き込まれた僕はピカチュウの姿をした父と反発し合いながらも元に戻る方法を探り始めるが…?!みたいな話かと思っていた。

いやあながち間違ってなかったけどね。

消防活動をするゼニガメ(CV.愛河里花子)や、警察と一緒に歩くガーディのふさふさしたしっぽ…。
まずゼニガメの声が愛河里花子な時点で泣ける。わたしは姉に無理やり譲らせた初代赤で最初にゼニガメを選んだ。水ポケモンが好きだった。バタフリーも好きだった。

実のところわたしはピカチュウがあまり好きではない子どもだった。
一番人気!みたいな、どう見ても事務所に推されています!!みたいなキャラを好きにならないひねくれ者だから。みんなが好きなものを好きなのではなく、わたしが好きなものを好きだから。
あと折り合いが悪かった姉がめちゃくちゃピカチュウが好きなのもあって、姉と同じものを好きになるのは癪だと思っていたし。(姉とは今は仲いいです)(姉は今もピカチュウ大好き)

いやほんと、ピカチュウめっちゃかわいいねんなこの映画。なんなんだ。こんな…やめろ…なんで現実にいないんだ…!!このかわいいいきものはどうしたらわたしの手元にやってくるんだ…?!?!?!

そして愛河里花子のコダック。コダック…お前…こんな…おんぶ紐とか…なんなんだよ…!!!!!!!
というかヒロインのルーシーがめっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃくちゃ好みだった。ポニテ!!!!!!!!かわいい!!!!!!!!!最初に出てきたときからウワッ!!!!!!!!!この子めちゃくちゃかわいい!!!!!!!って思った。ティムも思ったよな?!?!?!?わたしも同じ気持ちだぜ!!!!!!幸せになれよ!!!!!!!!

あとピカチュウにも一応ちゃんと大谷育江の声がつくってことを知らなかったのであの声でピカピカいい出した時はちょっと声が出そうになった。映画館ではお静かに。
願わくばフシギダネも林原めぐみの声でダネフシいってほしかったけど!!!!

林原めぐみはなかなか出てこないな~と思っていたら研究所員として出てきたので、なるほど悪役の声がロケット団なんだな!!とひとり納得していた。厳密には違ったけれど。あと薬品の名前が「R」なのもロケット団か?って思ったんですがどうなんでしょうか。

話があっちこっちするんだけどとにかく終盤の、ピカチュウが真実に気づいて街に戻るあたりからもうずっと泣いてた。バトルシーンも泣いてた。
ミュウツーからあふれるハチャメチャ感。序盤ミュウの記事があったからもしかしてミュウもちらっと出るだろうかと期待したが出なかった。出なかったよな?そのかわりミュウツーの声に山寺宏一が含まれていた。

メタモンね!!!!登場してすぐからふつうに人間になれるからびっくりしたね!!!!
でも目がそのままなの、あのイミテのメタモンのネタなんだなってちょっとほっこりしてしまった…。
あと渡辺謙が配役になるダンディな警部補のパートナーがブルーっていうの、なんかもう…そういう…そういうキャラポケモンの世界にいる!!!!ってなった。

ポケモンって…ポケモンという世界って…この映画はなんて愛にあふれているのだろう…ってなって、お話が終わったあとのエンドロールがもう最高すぎて涙が止まらなかった。

こういうの~~~~~!!!!こういうの見たかった~~~~~!!!!

本当に、感動したというよりかは自然と涙があふれてきてしまって、初めて見るお話なのにどこかなつかしくて、どこにも行った覚えはないのに帰ってきたなっていう気持ちになって、胸がいっぱいになった。

そしてスタッフロールを見ながら、この中には毎日必死にゲームボーイにかじりついて、アニメを楽しんで、ポケモンが好きで好きで大好きだったあのころの自分みたいな人がたくさんいるんだなって考えてそれでさらに泣いてしまった。

さらにはミュウツーの逆襲の予告でサトシのピカチュウがコピーピカチュウにはたかれるシーンを見ただけでまた追い打ちで泣いてしまった。あれだけで泣けるよ!!!!!!!

本当に素晴らしい映画だった。楽しくて笑えて泣けて愛おしくて。
制作陣が、ポケモンが存在していたらこうなるっていうことを隅から隅まで設定を練って詰め込んだというのが伝わってきた。
というか大丈夫??こんなに濃密な世界観、長い日にちをかけて制作してたら現実に戻ってこられなくない???

ライムシティ…どうして現実じゃないの…。

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