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熱視線

私の住む街(=ポスティングエリア)は周囲に取り囲まれた市町村同士をつなぐ通過点となっています。

それぞれの場所に通じる道路が交差し、交通渋滞が慢性的な地域です。車の動きが多い曜日、時間帯には抜け道という抜け道も大渋滞となります。

この環境の中でポスティングする時に、私が気になっていること。

それは車に乗っている方からの熱い視線や強烈なビームです。

車をお乗りになる方ならご存知の通り、車が渋滞していると車はなかなか前に進むことが出来ません。

最初のうちはひとりであれば鼻歌を歌ったり、同乗者がいれば会話が盛り上がってりしていて外の風景は何となく目に映る程度かと思いますが、渋滞が長引いてくると窓から見る外の風景の方に注目が向くようになることがあるかと思います。

その視線の対象物の餌食になるのが、私のように1軒1軒の家にゆっくりとポスティングしている人の姿。格好の人間観察の対象物となってしまいます。

大通りならこちらもそれほど気にならないのですが、抜け道である細道のようにすぐ脇に車が走るような場所では明らかに車からの眼差しがこちらに向いていることが分かります。なるべく目は合わせないようにしますけれど、近いのでふと動作を変えた時にやはり目が合ったりしてなかなか作業がしづらいです。

きっと同乗者同士で「あれ、大変だね」とか「あんなの意味あるのかね」とか「あの人怪しいね」とか言われてる時もあるんだろうなぁ。

そして渋滞といえば、少し進んで止まって、また少し進んでまた止まっての繰り返し。またもや同じ車の人と目が合ったりして。これもバツが悪いです。

また、ひと通りその沿線を配り終わり、今度は反対車線から戻り方向へ攻める時。これがまた厄介です。たいてい渋滞するのは片方の車線、もう一方の車線はスイスイであったりします。そうなると今まで配っていた側の車線から私の姿が見えやすくなるわけで、またあの車に乗る親子の熱い視線を感じちゃってる~となるのです。

何か間近で見られていると思うと、いつもより丁寧にチラシを配ろうとか、門やポストを丁寧に開けなくちゃとか、段差でコケて格好悪い姿を見せたくないなとかいろいろと変に意識してしまって作業に集中出来なくなっていきます。

自分が気にするほど注目されているわけではないと思いますけれど、やっぱり人としてとても周りは気になります。

もし渋滞中こんな場面に遭遇し、少しでも車に乗っている方のイライラ解消になるのであれば観察していただいて結構なのですが、可能であれば優しい眼差しでなるべく見て見ぬふりをしてやってください。

よろしくお願いいたします🙇