小陳泰平 / Taihei Kojin

新潟県十日町市地域おこし協力隊。「地方で暮らす×楽しく働く×ふるさとを元気にする」をライフワークに。棚田と芸術祭のふるさと”まつだい”を拠点に活動。

ある「引っ越し」の物語 ―住み開きのギルドハウスから古民家シェアハウスへ

「どうして十日町市(松代)の地域おこし協力隊になったの?」この問には、いつもこう答えている。「学生時代ボランティア活動で松代地域に通った経験から、”心のふるさと”であるこの場所で暮らし、松代の地域おこしに貢献したいと思ったからです。」勿論これは心からの本音である。しかし、この地に移り住みたい、との思いを実行するにあたり、背中を押してくれた場所がある。住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」である。

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人生すごろく、一回休み。 ―「仕事」からの逃走、疎外、そして再出発へ

「適応障害です」

 そう告げられた時、頭の中が真っ白になった。
 1月から「移住」した地方で新しい仕事を始め、新しい年度を迎えた頃から明らかな体の不調を感じた。対処療法的に内科で軽い薬をもらい勤務を続けていたが、症状は緩やかに悪くなるばかり。業務をしていても頭が回らず、帰宅しても何にも集中できず、夜風に吹かれながら眠くなるのを待つ生活。そこそこ悪いんだろうな、と予想しつつ心療内科で検査を受けた結

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「のび太」をかたるということ

8月7日は、野比のび太の誕生日である。
 4年前の今頃、大学の先輩から「のび太」というあだ名をいただいた。所属していたサークルにメンバー同士をニックネームで呼び合う慣習があり、当時はまだ体験入会のような状態だった私にも「あだ名」が与えられることとなった。眼鏡をかけており、見た目も何となく似ているから、というフワッとした理由により、文字通り「飲み会のノリで」決まった。以来様々な場で活用している、愛す

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