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GBPJPYスイング大戦略 ~チャンスを逃さないために~

この記事は、当方で出品・開発中の、GBPJPYスイングEAに限定した情報や、戦略的な解説を行います。
※広告が含まれます。


■ 概要

最初のスイングEA開発から、執筆時点(2024/3/25)で1年弱となりました。
当方のEAご利用者様が増え、自身でも経験を重ねて気づき等があり、入手先も散らかっていますので、当記事ではそれらの情報を一旦整理し、シェアしてまいります。

以下は、9種合算のリアルフォワード(FXTF社)です。

スイング9種
※期間が短いEAも混在します

期間を合わせた日足チャートが以下です。

日足・GBPJPY
この範囲では上昇トレンド中

スイングタイプは、大体日足の動きと成績がシンクロしている傾向です。
もみ合いでは低迷、上昇が強ければロングが好調、下落ではショートが時々利を伸ばすという具合です。

買いのみ
合計5836.3pips
PF:2.10
売りのみ
合計:337.1pips
PF:0.95

相場とのシンクロを高めるために、いくつかのロジックを複合して、GBPJPYスイング内でポートフォリオを形成しています。

■ ロジック別解説

メインロジック(トリガー)別にEAを分けると5種類あります。
同じロジックな程相関が高くなりますので、セット時はご注意下さいませ。

1.RGM-79D/MSM-10/MSM-07E:
トレンド反転を狙うロジックです。

2.RGM-79C/EMS-04/EMS-10F-GMO:
押し目買い戻り売りを狙います。

3.MSM-08:
トレンド継続傾向が確認できたら追随します。

4.MSM-04F:
ボラティリティの拡大がシグナルです。

5.MSM-03C:
ボラティリティ拡大+一定の値動きが条件です。

■ 相関

それぞれの相関は以下表になります。(2013/1/1~2023/1/1で比較)
エントリータイミングが異なる分、日相関では差が見られます。
月相関で見ると、近い損益になるものが増えてきます。

日相関
週相関
月相関

■ スワップの影響

GBPJPYスイングは、スワップの影響が大きくなります。
RGM-79Cで各社比較してみました。

1.ForexExchange

ForexExchange
RF:16.47(YRF:0.95)
ForexExchange社スワップ

2.FXTF

FXTF
FXTF社スワップ

3.外為ファイネスト

GitameFinest
GitameFinest社スワップ

4.OANDA(東京サーバー)

OANDA_Tokyo
OANDA_Tokyoサーバースワップ

5.ThreeTrader_raw

ThreeTrader_raw
ThreeTrader_rawスワップ

6.XM_極

XM_極
XM_極スワップ

7.総評

6社比較表

スワップが異なるだけで、純益も最大DDも大きく異なります。
スワップが0の極口座はリカバリーファクターが最低でした。
OANDA等、プラスもマイナスもスワップがほぼ同等で高くなるほど、成績が良い傾向でした。
スイング戦略では、スワップを味方につけた運用が有利と言えそうです。

■ 注意点

  • RGM-79Cではこの様になりました。他のEAでは結果が異なってくるかもしれません。

  • 表内のスワップは、テストした当日のものです。リアルでは一定ではなく、常に変動しています。

  • スワップ3倍の日にログインしてバックテストを行うと、その3倍の値が過去全てに反映されます。レポート結果が、大きく変わってくることもあります。

  • スワップは、バックテストに反映されないブローカーもあります。

■ 買いのみ戦略

スワップでは、プラススワップが大きいことから、有利なロングのみ稼働させたらどうか、という案が浮かんできます。
結論からいうと、長期的には微妙な印象でした。

1.Oandaで比較

買売両方あり
買いのみ

PFは高まりますが、RFは下がります。
波が粗くなり、DDが深くなりやすい傾向のようです。
現在のフォワードが好調なのは、上昇トレンドの相場にフィットしているからと思われます。
時々ある戻しやトレンド転換でショートに対応していない場合、損失が深く長くなると予想されます。

2.サインツール

こちらも試したことがあります。
サインツールも、長期足(日足)で優位性のあるロジックを組んで、上昇トレンド発生時にサインを点灯するというものでした。
しかしEA内部でそのロジックを融合すると、パフォーマンスが低下します。
向上するような長期足ロジックも考えましたが、微差に留まり、EAによっては効果が安定しないため、サインツールによる手動制御は断念となりました。

■ ポートフォリオ戦略

GBPJPYスイングは、たまに来る大きな動きを狙う戦略です。
1EA1ロジックだけでは、せっかくのチャンスを取りこぼす可能性もあります。
そこで、複数EAによるポートフォリオ化が有効と考えられます。

画像はGBPJPYスイングのみのポートフォリオです。
中にはトータルでもマイナスのものが発生しています。ロジックが異なるEAを複数稼働していると、他の好調なEAで補うことができます。

GBPJPYスイングのみ

相関が近いものでも複数セットすることで、一方はチャンスを逃しても、一方はエントリーしている、或いは利幅が異なる、などのケースも見られました。

■ 今後の懸念材料

1.間もなく節目

当記事執筆時点(2024/3/25)で、2015年に付けた高値にあと500pips程度と迫っています。
まずそこでのもみ合いで低迷が予想されます。

GBPJPY週足チャート

【追記2024/4/6】
USDJPYは節目でもみ合い中。金利差による上昇圧力と、日銀介入があったゾーンで止められ、時折、リスク回避で急落し、それを拾われ上昇するという不安定な状態です。
USDJPYの不安定な動きに応じて、GBPJPYも不安定になり、追記時点で、パフォーマンスは低下しています。

USDJPY1時間足チャート

2.長期下降トレンド

長期下降トレンドに転換した場合、ロジック的にやや不利なのと、ショートスワップはマイナスのブローカーが多いため、総合的に不利になる可能性があります。

3.レンジ

方向感が定まらない場合は、不利になります。
トレンド方向や角度とピントが合うまでは、苦しくなります。

4.スワップ

今後金融政策により、スワップが不利に変化した場合、影響がでてくるかもしれません。

■ GBPJPYスイングのメリット

懸念材料はあるものの、場合によってそれを上回るメリットもあります。

  • FX通貨ペアの中で最大級にボラが高く、獲得pipsを狙いやすい。

  • ゴールドに引けを取らない利幅を狙える。

  • テクニカルが効きやすい。

  • メジャー通貨同士のペアで、ファンダメンタルも機能しやすい。

  • クロス円で、スワップが優秀。

  • スイングタイプは、ボラが大きくなる程有利。

  • 指標やファンダメンタルによる急騰急落にも強い。

  • 長期トレンドと合致すれば安定。上昇では特に有利。

  • スプレッド耐性がある。

■ 攻略まとめ

  • できれば、ロングもショートも稼働。

  • ショートが極端に弱いEAを見極める。

  • スワップ条件が良いブローカーを選択。

  • ブローカー毎に差が出るため、バックテストで比較する。

  • 1ロジックに頼りすぎない。

  • 取りこぼしを防ぐため、複数のロジックを組み合わせて補完。

  • ピントが合わないと連敗やDDを起こすため、耐えられるロットにする。

■ EA別入手方法まとめ

入手方法がバラバラでしたので整理いたします。
当方のEA以外にも、GBPJPYで優秀なEAは世の中に多数あります。

EA別入手方法

1.RGM-79C/RGM-79D

ゴゴジャンで販売中です。

2.MSM-07E

MOSA Marketで販売中です。

3.MSM-10/EMS-04

MOSA Marketの割引コードで一定条件を満たすと入手できます。
詳細は以下の記事にあります。

4.EMS-10F-GMO

お名前さんタイアップEAです。
キャンペーン内の方法でのみ入手可能です。

5.MSM-08

過去にアンケートを書いてくださった方に配布しました。
今後は未定です。

6.MSM-04F/MSM-03C

未定です。

REALTRADE

上記EAは全て、REALTRADEで閲覧できます。

■ ThreeTrader_raw

■ FXTF

■ ご注意・免責事項

▶ 当記事は、海外FX業者を推奨したり、EA運用に対する助言を行うものではありません。
▶ 業者選定を含む運用の一切については、100%自己責任となります。

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