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京成系私鉄乗りつぶし part 2

はじめに

千葉県誕生150周年記念 鉄道5社共通1日乗車券」発売記念記事第2弾。「北総線1日乗車券」の発売期間が判明したので、part 1で乗り残した千葉県北部の各私鉄を出来るだけきれいに乗りつぶすプランを考え、実行してきました。春休みになると発売される「北総線1日乗車券」に新京成の「春の一日乗車券」を組み合わせた、JR以外の路線を対象とするプランです。

今回の目的

  • 前回乗車できなかった、京成押上線

  • 京成線周辺で、前回乗車できなかった私鉄路線

    • 新京成線

    • 北総線

    • 東葉高速鉄道線

各種条件

  • 出発地・帰着地:自宅(川崎市多摩区 小田急沿線)

  • 期間:休日日帰り

  • 使用するきっぷ:北総線1日乗車券他

プランニング

まずは、千葉県北部に散らばる各乗車対象路線を、どのように辿ると効率が良いか、地図上で考えます。コツは、「一番出発地に近い端点」を入口にして、出来るだけ「単純往復乗車する区間」を少なくすること。
今回の場合、頭の中の漠然とした路線図を基に直感的に線と線をつないでいくと、押上(京成高砂線)青砥→京成高砂(北総線)印旛日本医大(折り返し)新鎌ヶ谷(新京成線)松戸(折り返し)京成津田沼→西船橋(東葉高速鉄道線)東葉勝田台となります。

私の脳内イメージと、直感ルート(緑色)

この区間を乗るだけなら大した時間は掛からない(推定4時間強)ので、他の路線を組み合わせます。とはいえ、京成本体の路線は前回ほとんど乗り尽くしているので、押上へのアプローチで使う都営地下鉄との組み合わせを選択。ちょうど、都営地下鉄も「春のワンデーパス」の販売が同じ時期に始まるはず。
となると、京成津田沼の先は、以下のように変更すると、都営線の乗りつぶしも効率的:
京成津田沼(京成本線)勝田台/東葉勝田台(東葉高速鉄道線)西船橋(総武線各駅停車)本八幡(都営新宿線)……

千葉県内私鉄乗車プランはほぼ固まったので、今度はそこにつなげる都営地下鉄の乗車プランの検討。
私の乗りつぶしルールでは、地下区間の乗車は昼夜を問わず計上する、明かり区間の乗車は日中のみ有効、としているので都営地下鉄各線の明かり区間を日中に乗れるようなルート設定が必要となります。
都営地下鉄の明かり区間は、以下のとおり:

  • 新宿線 大島~一之江間

  • 三田線 志村坂上~西高島平(終点)間

季節的に18時20分くらいには日が暮れて暗転してしまうので、それまでに、京成系各線に乗って大島駅まで戻ってくるルートを検索:
押上 13:44(エアポート快特)13:52 京成高砂 13:57(アクセス特急)14:22 印旛日本医大 15:17(北総線)15:35 新鎌ヶ谷(新京成線)15:52 松戸 16:00(折り返し新京成線)16:44 京成津田沼 16:50 (京成本線快速特急)17:00 勝田台/東葉勝田台 17:16(東葉高速鉄道線)17:37 西船橋 17:45(総武線各駅停車)17:50 本八幡 18:02(都営新宿線)18:18 大島
※今回利用する乗車券が北総線1日乗車券である関係で、京成高砂ではいったん精算のため出場する必要がある(ただし、13:52着と13:57発は同一列車)
大島から先は、都営新宿線で新宿まで出て、都営大江戸線で一度光が丘に行ってから戻ってきて環状部を一周して新宿に出ると、2時間半くらいで新宿線・大江戸線に乗ることが出来るので、詳しいダイヤ検索は不要。
押上13:44までに、三田線と浅草線に乗ってくる余裕は十分ある。例えば、新宿→神保町→西高島平→目黒→三田→西馬込→押上なら、約3時間で乗車可能。

実乗記録

小田急線で新宿入り。新宿線からのスタートだが、新宿線券売機では「春のワンデーパス」を売っていないので、大江戸線券売機で春のワンデーパスを購入し、新宿線改札から入場。0834各駅停車本八幡行き10-300形10両0843神保町着。
0850各駅停車西高島平行き6500形8両0922着。
0929折り返し白金高輪行き1013三田着。目黒~三田は先月乗ったのでパス。
1015西馬込行き京成3700形8両1030着。
1033快速京成本線経由成田空港行き京成3000形8両1121京成高砂着。精算のため出場し、RYDE PASSの北総鉄道1日乗車券で入場。
1128各駅停車印旛日本医大行き7300形8両1206着。
1214折り返し羽田空港行き1232新鎌ヶ谷着。RYDE PASSで新京成の春のお出かけ1日乗車券購入。
1243松戸行き8800形6両1302着。
1310京成津田沼行き同編成1354着。一旦出場したが、ここまで、新京成は普通に運賃を払った方が僅かに安く済んだ。
1402快速成田空港行き1415勝田台着。
東葉勝田台発1417快速中野行きメトロ15000系10両1438西船橋着。
1441各駅停車中野行きE231系500番台10両1445本八幡着。
1454各駅停車橋本行き10-300形10両1535新宿着。昼食。
1605光が丘行き12-600形8両1629着。
1630六本木・大門方面行き1651都庁前着。
1654飯田橋・両国方面行き12-300形8両1753新宿着。
小田急線で帰宅。

ルート概略図

都営地下鉄部分は、地下移動のため位置情報が不正確

乗車路線

  • 都営地下鉄

    • 新宿線全線、三田線 三田~西高島平、浅草線全線、大江戸線全線

  • 京成押上線全線

  • 北総線全線

  • 新京成線全線

  • 東葉高速鉄道線全線

総費用(移動費用のみ)

小田急線(自宅~新宿 往復):586円
都営地下鉄 「春」のワンデーパス:500円
押上~京成高砂:189円
北総線1日乗車券:1,000円
新京成 春のおでかけ1日乗車券:500円
(普通に乗車券を買えば461円で済んだ
京成津田沼~勝田台:262円
東葉勝田台~西船橋:639円
西船橋~本八幡:167円
計:3,843円(自宅~新宿往復を除けば3,257円)

割高運賃で有名な北総線の1日乗車券が使えたことに加え、同じく割高運賃の東葉高速鉄道を、1回通過するだけで済ませたのが、比較的安く済ませられたポイント。ただこうしてみると、京成・新京成・北総・芝山・小湊の5社乗り放題で1日1,500円の「千葉県誕生150周年記念 鉄道5社共通1日乗車券」は、激安。(小湊鉄道はちょっと離れすぎていてコストメリットを感じにくいけれど。)

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