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四国の乗りつぶし計画の立て方


はじめに

乗りつぶし初心者の方向けに、地域ごとの乗りつぶし計画の立て方をご紹介します。第2回は四国。
なお、私の乗りつぶしの考え方は、こちらにまとめてあります。

対象路線

  • JR四国各線

    • 予讃線

      • 高松~宇和島(向井原~伊予大洲は、通称「愛ある伊予灘線」)

      • 向井原~内子

      • 新谷~伊予大洲

    • 内子線

    • 土讃線

    • 高徳線

    • 予土線

    • 鳴門線

    • 徳島線

    • 牟岐線

    • 本四備讃線(児島以北はJR西日本管轄)

      • 坂出方面との連絡線(宇多津駅構内扱い)

  • 阿佐海岸鉄道

    • 阿佐東線

  • 高松琴平電気鉄道

    • 琴平線

    • 長尾線

    • 志度線

  • 四国ケーブル

    • 八栗鋼索鉄道線

  • 伊予鉄道

    • 高浜線

    • 横河原線

    • 郡中線

    • 松山市内線

      • 城北線

      • 城南線

        • 道後温泉~西堀端

        • 平和通一丁目~上一万

      • 本町線

      • 大手町線

      • 花園線

        • 南堀端停留所の東西どちらの電停に入るかで、分岐方向が異なる

  • 土佐くろしお鉄道

    • 中村線

    • 宿毛線

    • ごめん・なはり線

  • とさでん交通

    • 伊野線

    • 御免線

    • 桟橋線

      • 伊野線・御免線との間に、1日数本の列車が通る連絡線あり

四国の鉄道・軌道路線図(国土交通省WWWより)

JR四国のおすすめきっぷ

バースデイきっぷ(3日間有効)が鉄板。誕生月からの連続3日間有効で、普通車自由席版が12,000円、グリーン車版が15,000円と破格の安さ。(これでも最近大幅値上げされている。)
誕生月以外でも、25歳以下なら「若者限定四国フリーきっぷ」が12,000円で使えるし、年齢不問の「四国フリーきっぷ」が18,000円で使えるが、これらは土佐くろしお鉄道が有効区間外となるので要注意。
なお、おそらく3日間では四国島内各私鉄まで含めてすべて乗りつぶすことは不可能と思われるので、「四国みぎした55きっぷ」や「ことでん・JRくるり~んきっぷ」といった、もう少し範囲の狭いフリーきっぷとの組み合わせが必要。(バースデイきっぷも含め、往復の行路を含まないフリーエリア乗り放題タイプなので、5日くらいの旅行で途中併用しつつ切り替えてもオトク度は変わらない。)

日数に余裕がある場合、青春18きっぷや秋の乗り放題パスなど、普通列車限定のフリーきっぷもおすすめです。予讃線や土讃線の特急が使えない分時間はかかりますが、高知県への県境越え区間以外は、普通列車もそれなりの本数が走っています。あるいは、私鉄中心に1泊2日程度で乗るならば、普通乗車券の方が割安ということもあるかも。

JR以外の所要時間と、おすすめきっぷ

徳島県

JR以外の路線はDMV化で話題の阿佐海岸鉄道阿佐東線のみ。この路線の乗車時間だけで言えば往復1時間で済むが、牟岐線でのアプローチにそれなりに時間が掛かる。逆に言えば、牟岐線乗りつぶしの際にはぜひ阿佐東線にも乗っておきたい。
そのまま、あるいは別の路線バスに乗り換えて室戸岬観光をして、ごめん・なはり線の奈半利駅に出るルートもある(所要時間の観点では別にメリットはない)。

香川県

高松を起点に高松琴平電鉄(以下「ことでん」)の各路線を往復し、八栗ケーブルにも乗車すると、所要時間は約5時間。起点または終点を琴電琴平にしてJRと組み合わせることで、ことでんの乗車時間を約1時間短縮可能。
ことでんの乗車には1日フリーきっぷがおすすめ。八栗ケーブルはことでんとは関係ないので、単純に往復乗車券を購入。

愛媛県

伊予鉄道は、松山駅を拠点とすると、松山市内線の乗車に2.5時間(本町線の本数が少ないので注意)、郊外線の乗車に3時間(郡中線は片道を予讃線に置き換えることで時間短縮可能だが、時間短縮以外のメリットはあまりない)。
伊予鉄の乗車にはALL IYOTETSU 1Day Passがおすすめ。

高知県

とさでん交通は、土讃線と並走する伊野線・御免線の乗車を片道に抑えることで所要時間の短縮が図れる。後免町~(桟橋線往復)~伊野の所要時間は3時間弱。連絡線を経由する列車は時間帯・本数が限定されており、乗車そのものには大して時間はかからないが、チャンスは僅少。2023年6月現在のダイヤで立案した乗車計画はこちらを参照。
とさでん交通の乗車には電車一日乗車券[全線]がおすすめ。
土佐くろしお鉄道は、JR土讃線と合わせて乗車するのが得策。(ごめん・なはり線は、室戸岬観光と組み合わせるのも面白い。)使用する乗車券も、JR四国ともども乗り放題になるタイプのフリーきっぷがおすすめ。

四国へのアプローチ

各県の県庁所在地近くに空港があるので、そこを起終点として一周するのが無難。寝台特急サンライズ瀬戸に乗れば、高松に朝着いて、そこから乗りつぶしを開始できる利点があるが、近年大人気で寝台の確保が困難な状況。
明石海峡大橋を渡る高速バスでのアプローチも一興。高速鳴門バス停は鳴門駅から遠いので、よほど鳴門線とも接続の良い路線バスが見つからない限りは、徳島駅で乗り換える方が時間のロスは少なく済みそう。

宿泊地

各県の県庁所在地には、多数のビジネスホテルあり。その他の乗換駅・終端駅では、市の中心駅となるレベルの駅(鳴門・阿波池田・宇和島・宿毛・御免等)ならば、ネット予約できるホテルが(一応)あるイメージ。窪川で宿が取れれば……と思ったことは過去何度もあるが、実際に安価な宿を見つけられたことはなく、中村・宿毛や高知市内での宿泊となるよう計画変更している。

JRの乗車計画の立て方

JR四国の路線網は、おおざっぱに言うと横に倒した「日」の字型にいくつかのひげが付いた形。一筆書きはできないが、多度津~佃(~阿波池田)のパスは比較的短いので、ここを往復乗車することにすれば、「各支線や私鉄に乗りながら四国を一周する」という乗り方が可能。ただし、バースデイきっぷなどの広域フリーパスの有効期間内に完乗することは困難なので、範囲の狭いフリーきっぷ等との分担が重要。
私の場合、ここ数回は「前回バースデイきっぷ利用時に回れなかったところを中心に乗る」→「前回乗れなかったところをバースデイきっぷで乗りつぶす」の繰り返しなので分解方針を深く考えたことがないが、例えば以下のような感じか:

  • 高松から四国入り、バースデイフリーきっぷで特急を併用しつつ土讃線・土佐くろしお鉄道各線・予土線・予讃線・内子線・高徳線に乗車して徳島へ。合わせて各県私鉄も乗りつぶし

  • 特急運転のない/少ない鳴門線・牟岐線・徳島線に18きっぷで乗車。合わせて阿佐海岸鉄道も乗車。

各県JR以外の計画の立て方

香川県

香川県にある私鉄路線は、高松琴平電鉄の3路線(琴平線・長尾線・志度線)。ケーブルカーも乗車対象にする場合、八栗の四国ケーブルも対象に加わる。
高松築港駅(JR高松駅すぐ近く)を起点に、瓦町駅で3方向に分岐して、琴平・長尾・志度の3方向に延びている感のある高松琴平電鉄だが、各線で長さや運転頻度が大きく異なるので、計画には注意が必要。

  • 琴平線(高松築港~琴電琴平):路線長 32.9km。琴電琴平駅での運転頻度は、ほぼ終日30分毎。

    • 間を埋める形で高松築港~一宮の区間運転列車が入り、高松築港駅での運転間隔は15分間隔。

    • 平日8時台はさらに高松築港~仏生山の区間運転列車も加わる。

  • 長尾線(瓦町~長尾):路線長 14.6km。全線にわたり、ほぼ終日24分毎(平日朝夕は12分毎)。2020年11月までは20分毎だった。全列車、瓦町から高松築港まで琴平線に乗り入れ。

  • 志度線(瓦町~琴電志度):路線長 12.5km。全線にわたり、ほぼ終日24分毎。

    • 間を埋める形で平日朝は瓦町~大町の区間運転列車が入る。

琴平線乗車を片道で済ませることを目指すと、お勧めプランは以下の2つ(と、そのバリエーション):

  • 琴電琴平~高松築港~長尾~瓦町~琴電志度:所要 3時間20分~4時間

    • 逆方向もあり

    • 高松築港・長尾は折り返し乗車となる

    • 高松築港の琴平線から長尾線への乗り換え時間が長くなりそうな場合は、高松築港~瓦町の乗車を後回しにして、瓦町で乗り継いでしまう方が楽に見えるが、トータルの所要時間は結局あまり変わらない(志度線には瓦町での乗り換えが必須であるため)

  • 琴電琴平~瓦町~長尾(→さぬき市コミュニティバス志度~多和線→)琴電志度~瓦町~高松築港:所要 3時間30分程度(バスがあれば)

    • 逆方向もあり

      • 瓦町~長尾~琴電志度~瓦町部分だけ逆方向に回るバリエーションもあるので、計4通り

    • さぬき市コミュニティバスの所要時間は約30分

      • 朝昼夕の3往復

      • 長尾駅最寄りのバス停は「大川バス本社前」

      • 休日運賃は500円なので、要注意

使用するきっぷの候補は、以下3つ:

  • ことでん1日フリーきっぷ:1,400円
    有効範囲:高松琴平電鉄全線、有効期間:1日

  • ことでん・JRくるり~んきっぷ:2,200円
    有効範囲:高松琴平電鉄全線・JR 琴平~多度津~高松~志度、有効期間:1日

  • 普通乗車券:金額は経路次第
    高松築港折り返しを伴わないルート(例えば、上記のコミュニティバスを使うルートで琴電琴平~長尾 770円、琴電志度~高松築港 480円)なら、鉄道利用部分の運賃は1日フリーきっぷより安い

四国ケーブル八栗登山口駅の最寄は志度線の八栗駅なので、琴電乗りつぶしの日に乗るのが効率的。八栗駅から八栗登山口駅は約1.7km。上り坂なので、往路の徒歩での所要時間は20分以上。八栗駅では電動自転車レンタルあり(3時間まで500円、他に保証金3000円を預ける必要あり)。駅前にはタクシー会社あり。ケーブルカーは15分毎運行なので、乗り場までの往復と待ち時間で最低でも1時間は見ておく必要がある。
なお、高松琴平電鉄では、条件を満たすことで途中下車が許容される。琴電志度~高松築港の乗車券で八栗で途中下車することも可能なので、四国ケーブルに立ち寄るケースでも、普通乗車券の方がお得なこともある。

私の実乗例
2012/12/15
高松築港発0843長尾行き1300形2両0847瓦町着。
0906+01琴電志度行き600形2両+800形1両0925八栗着。
サンライズ瀬戸の遅れに加え乗り継ぎの待ち時間が長かったことがあり、1時間でケーブルに乗って帰って来なくてはならなくなっていた。ケーブル駅まで歩く予定だったがタクシー移動を決意。駅前タクシー会社の車は出払っていたが、たまたま戻って来たところを無事捕まえ乗車。約3分で八栗登山口駅に到着。八栗登山口発0945八栗山上行き1号搬器。2年6ヶ月振りの乗車。乗客一人きり。0949着。
1000折り返し八栗登山口行き1004着。下りは徒歩で八栗駅に戻る。1022到着。
1025琴電志度行き700形2両1039着。
1053+01大窪寺行きさぬき市コミュニティバス志度~多和線。休日運賃500円(平日は200円)にちょっとびっくり。1115+05大川バス本社前着。長尾駅まで徒歩2分。
電話を待つ関係で1本電車を見送る。1148高松築港行き600形2両1225着。
(この日、琴平線は乗車予定なし。)

2023/06/10
琴電琴平駅で1日フリーきっぷ購入。琴電琴平発0812高松築港行き1200形2両0913着。
0919長尾行き1300形2両ワンマン1001着。
1007折り返し高松築港行き1042着。
1052琴電志度行き600形2両ワンマン1114八栗着。
レンタサイクルを借りて八栗登山口駅へ。貸出処理の最後に『12:02-13:02は休み時間で駅員不在(のため返却不可)』との衝撃情報。八栗発1250までに戻れば良いので余裕と思っていたのに、急に慌ただしくなる。サドルの高さ合わせの間も惜しみ1120出発。登り坂を必死に(電動アシストの力で)漕ぎ上がり、どうにか1126八栗登山口駅着。僅か6分で膝がガクガク。八栗登山口発1130八栗山上行き1号搬器1134着。
1145折り返し八栗登山口行き1149着。自転車で1155八栗駅到着。無事返却完了。
八栗発1202琴電志度行き600形2両ワンマン1219-01着。

愛媛県

愛媛県にある私鉄路線は、伊予鉄道の郊外線(横河原線・高浜線・郡中線)と松山市内線。
郊外線と呼ばれる3線はいずれも似たような路線長だが、横河原線・高浜線は原則として直通運転しているので、まとめて乗ると効率的。
郡中線終点の郡中港駅は、JRの伊予市駅の目の前なので、JRの旅程とつなげるには松山乗換より便利。
市内線は、平日のみ運行・1日僅か14往復の本町線(系統としては6系統)の組み込み方がポイント。終点の本町六丁目電停からは、即折り返し乗車が嫌なら、環状線乗換も可能。市内線は、基本的には環状線に3本の短いヒゲ(花園線 松山市駅~南堀端、城南線 上一万~道後温泉、本町線 本町一丁目~本町六丁目)が付いた形と捉え、環状線を一方向に回りながら各ヒゲを乗りつぶしていくのが良い。
連絡線など細かい区間が気になる場合、以下の場所が要注意:

  • 南堀端:三叉路各方向の直通運転あり。電停は各方向とも交差点の手前にあるので、「南堀端から1つ次の電停まで」乗る必要があることに注意。

  • 西堀端・本町一丁目(本町一丁目は、西堀端電停の本町線乗り場につけられた名前):本町線の分岐駅。単純なY字分岐だが、本町一丁目電停は分岐後の場所にあり、分岐点から本町一丁目電停までの区間は南堀端から乗り入れる列車だけが通過する。

郊外線・市内線(6系統以外)は日中シンプルなパターンダイヤで、運転本数も高頻度なので、郡中港駅か松山市駅を出入口に順々に乗りつぶしていけば、特に時間ロスもなく乗れそう。所要時間 4.5~5.5時間。
JR松山駅との乗り換えには、JR松山駅前電停のほか、大手町駅も使える。

使用するきっぷは、ALL IYOTETSU 1Day Pass(1,900円;モバイル版は1,800円)が最適。空港リムジンバスにも有効。時間の都合で2日に分けなければいけないならば、2Day Pass(3,000円)を買うよりは、市内線のみに使える市内電車1Dayチケット(800円)との組み合わせとする方が安い。

私の実乗例
2017/6/23-24(南堀端 東~南連絡線未乗)
松山駅前観光案内所で2dayパス購入。徒歩で大手町駅へ。1836到着。
大手町発1847高浜行き3000系3両1906着。
1913折り返し高浜行き1915梅津寺着。
1930横河原行き同編成1947松山市着。
(日没後、横河原駅まで移動し、駅前のホテルに宿泊)
0800チェックアウト。横河原発0813高浜行き3000系3両0848+01古町着。
0856 1系統松山市行き2003号車ワンマン単行0911+01上一万着。
0915 3系統道後温泉行き51号車ワンマン単行0921着。
0933 6系統本町六丁目行き2101号車ワンマン単行1000+03着(注:当時の6系統は、松山市駅発ではなく道後温泉発)。1002発の環状線に間に合わず。
1012+01 2系統松山市行き71号車ワンマン単行1033松山市駅前着。
松山市発1045郡中港行き3000系3両1109+01着。

2023/06/09
松山市発0930郡中港行き3000系3両0954+02着。
0959折り返し松山市行き1023着。
1030高浜行き同編成。梅津寺駅の柵には今日もハンカチが何枚も結ばれていた。1051着。
1058折り返し横河原行き1151着。
1159折り返し高浜行き1228松山市着。
松山市駅1238 6系統本町六丁目行き2102号車ワンマン単行。本町一丁目電停ホームの上下の離れっぷりが興味深い。1251着。
1252 2系統松山市駅行き2109号車ワンマン単行1300JR松山駅前着。
1311 5系統道後温泉行き54号車ワンマン単行1336+01着。
1348+01 3系統松山市駅行き5007号車ワンマン単行1353+02上一万着。
1401 2系統松山市駅行き5009号車ワンマン単行1429-02南堀端着。
1433 5系統道後温泉行き5008号車ワンマン単行1435-01市役所前着。
1441 1系統松山市駅行き2105号車ワンマン単行1446-02着。
1450折り返し1系統松山市駅行き1459JR松山駅前着。

高知県

高知県内の私鉄路線は、土佐くろしお鉄道中村線・宿毛線・ごめん・なはり線、とさでん交通後免線・伊野線・桟橋線。

土佐くろしお鉄道の各線(中村線・宿毛線は一体と捉える)は盲腸線だが、起点となる土讃線の駅からの単純往復のほか、終点側にバスでアプローチすることで片道乗車のみとする乗り方もある。
ただ、宇和島~宿毛でバス利用するとなると、予讃線・予土線のどちらか1線のみと組み合わせることになるので、要検討。日没までに窪川まで乗車しておいて夜間に宿毛駅まで行って宿泊、翌朝宿毛から乗りつぶし再開とするのがおすすめ。(宿毛駅近辺にはいくつか宿があるが、窪川にはほとんどないので、逆はあまりお勧めできない。)
一方、ごめん・なはり線の終点奈半利とバスで結ばれている、阿佐海岸鉄道の終点甲浦も、大盲腸線の終点なので、うまく組み合わせると時間の無駄が省けるうえ、室戸岬を回るバスへの乗車でちょっとした観光にもなる。

とさでん交通は、高知駅起点で往復乗車するには後免線・伊野線とも長すぎるので、東西に走り抜ける形で片道乗車(戻る必要があるなら土讃線で戻る)するのがおすすめ。後免町と伊野を直接結ぶ列車はないので、途中、はりまや橋電停を起点に桟橋線を往復乗車するとちょうど良い感じ。想定所要時間2.5時間。あるいは、後免町~伊野を一気に乗車したうえで、土讃線で後免に戻る途中高知で下車して、桟橋線を往復するという方法もある。
はりまや交差点に設けられた連絡線を乗車対象に含めるとなると、朝昼夕の限られた営業列車を活用する必要が生じる。連絡線を通る列車時刻を調べるには、とさでん交通の各電停の時刻表で、はりまや橋の隣の各電停で普通でない行き先(伊野線なのに桟橋車庫行き、等)をリストアップ。

使用するきっぷの候補は、以下のとおり:

  • 土佐くろしお鉄道

    • 「四国グリーン紀行」(4日間・23,000円)、「バースデイきっぷ」(3日間・自由席用12,000円)等、JR四国ともども乗車可能なもの

    • 牟岐線・阿佐海岸鉄道線とごめん・なはり線を組み合わせるなら、四国みぎした55フリーきっぷ(3日間・5,500円)

  • とさでん交通

    • 全線1日乗車券(1,000円)

      • 伊野から後免町まで通しで乗るなら、単純乗車券購入の方が安い可能性あり

私の実乗例
20170625(ごめん・なはり線との組み合わせ)
全線一日券が1000円だが今回の予定ルートならそれより安く済むので、買わない。伊野発0855文珠通行き630号車ワンマン単行0953+11着。
乗りたかった後免町行きは鏡川橋の時点で先に出てしまっていた模様。1019+01後免町行き101号車ワンマン3両連接1040+01着。
1041の奈半利行きをほぼ諦めていたが、下車したタイミングで奈半利行きが入って来るところが見えた。後免町駅の階段を駆け上がり無事乗車。1041+02しんたろう2号奈半利行き9640-25形ワンマン単行1159着。時刻表には列車名の記載があるが、車内では一切案内なし。
1205折り返ししんたろう1号車後免行き1232安芸着。
1235快速高知行き9640-7形ワンマン単行1332着。
高知駅前発1335桟橋通五丁目行き201号車ワンマン単行1350+03着。
1357折り返し高知駅前行き1412+01着。

20210611
高知駅前発0943桟橋通五丁目行き591号車ワンマン単行1001+02着。
1014高知駅前行き2001号車ワンマン単行1024はりまや橋着。
1028+03伊野行き623号車ワンマン単行1114+05着。さすがに即折り返し便に乗るのは気が引けたので見送り。後免町で乗り継ぐ列車は同じ見込み。
1201文珠通行き803号車ワンマン単行1226+02鏡川橋着。
1236後免町行き3002号車3両連接ワンマン1332+01着。


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