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京成系私鉄乗りつぶし part 1

はじめに

京成電鉄では年に何回か、1日全線乗り放題の「京成線ワンデーパス」(2023年3月版は2,000円)を発売しています。せっかくの機会なので、乗りつぶしプランを作り、実際に乗ってきました。「千葉県誕生150周年記念 鉄道5社共通1日乗車券」発売記念の意味も込め、スケジュール検討のプロセスと、実乗時の顛末をご紹介します。

今回の目的

  • 京成各線に乗車

  • 京成線がアプローチのメインルートになる各線にも乗車

各種条件

  • 出発地・帰着地:自宅(川崎市多摩区 小田急沿線)

  • 期間:休日日帰り

  • 使用するきっぷ:京成線ワンデーパス

プランニング

東京より西から京成線にアプローチする場合、京成上野と押上のどちらかを入口、もう一方を出口にするのが自然。いずれにせよ京成高砂に出るので、そこから本線か成田空港線で成田空港に行き、もう一方の路線で帰ってくる、その途中で各支線を往復するというのがごく自然なプラン。
(出発地点次第では、常磐線各駅停車で金町に出て、金町線で京成高砂に入るという手もある。)
京成以外では、全列車が東成田線と直通している芝山鉄道線には乗っておきたい。京成でしかアプローチできないユーカリが丘線もほぼ必須。新京成線(京成津田沼~松戸)は京成千葉線と相互乗り入れしてはいるが、運賃的には独立しているし、京成と組み合わせる場合、単純往復区間が増えてしまうので、時間の余裕が必要。北総線も新京成と同様(乗りつぶし対象選択の際、京成成田空港線との兼ね合いをどう考えるか、という問題もあります)。
東成田線・千原線など本数が少なめな区間はあるものの、周辺路線含めパターンダイヤなので、具体的な時刻を決めなくてもおよその所要時間は想定可能。ざっくり見積もると、京成の乗りつぶしで約6時間(芝山鉄道線まで足を延ばしても同じ)。ユーカリが丘線で+40分と言ったところ。新京成線を加えると+100分、北総線を加えると+80分(新京成と北総線を組み合わせても、さほど時間削減効果はない)なので、どこか1日暇な休日に、到着見込み時間を都度調べながら乗車することにします。

(気合いを入れて1日で関係路線を乗り尽くすプランを考えても良かったのですが、京成線ワンデーパスの販売期間が2023年2月~3月、検討時期が2月初めでしたが、北総線の1日乗車券販売時期の情報をまだ掴めておらず、「春休みの時期に出てくるだろうから、北総線+新京成はその時に回そう」と考えていました。)

実乗記録

3月中旬のとある土曜日、時間が出来たので実乗しに小田急とJRを乗り継いで上野へ。RYDE PASS(アプリ)で京成線ワンデーパス購入。京成上野発1107普通京成臼井行き3000形6両1128京成高砂着。
1157アクセス特急成田空港行き3100形8両1238着。モバイルバッテリーもろともバッテリー切れ寸前、改札前のファミマでレンタルバッテリー貸し出しアプリのダウンロード・登録を実施。このファミマでは充電済みバッテリーがなく、少し離れたローソンでバッテリーレンタル処理を完了。バッテリー残り1%から奇跡の生還。
1305快速西馬込行き3000形8両1315京成成田着。
1334芝山千代田行き芝山鉄道3500形4両ワンマン1344着。出場の際、有人改札で京成線ワンデーパスを見せ、芝山鉄道分の運賃200円を支払う。
1400折り返し京成成田行き1409着。
1421快速西馬込行き3000形8両1443ユーカリが丘着。
1502ユーカリが丘線1000形3両ワンマン1516ユーカリが丘着。
1523快速西馬込行き3000形8両1540京成津田沼着。
1555普通ちはら台行き3000形6両1625着。
1633折り返し京成津田沼行き1708着。
1713快速特急京成上野行き3700形8両1731京成高砂着。
1737京成金町行き3500形4両1742着。なぜかスマホの電池消費量が異常に多く、昼借りたモバイルバッテリーがもう空っぽ。京成金町駅ホームにあるというバッテリーレンタルを当てにしていたが、到着直前に無念のシャットダウン。QRコードを読む必要があるので、電池0%だと借りることが出来ない。
1751折り返し京成高砂行き1756着。

本線改札前のファミマでモバイルバッテリー購入。本線改札の入場には、スマホを起動しRYDE PASSの画面を見せる必要があるが、充電後の再起動を待つ間に日没。暗転。押上線の日中乗車ならず。

1806アクセス特急羽田空港行き京急1000形8両1819押上着。

ルート概略図

午前中、スマホの電池消費を抑えるため電源を切っていたため、
新鎌ヶ谷辺りから成田空港駅までの位置情報履歴が無い
また、京成金町への往復も記録されていない

こう見ると、千葉線・千原線の長さがかなり際立って見える。いっそ、ちはら台から五井に移動して小湊鉄道に乗る方が効率が良さそうにすら見えるが、実際にはちはら台から直接内房線に抜ける公共交通機関はない(2023年6月現在)。

乗車路線

  • 京成電鉄

    • 本線全線

    • 成田空港線全線

      • 印旛日本医大駅を越えて成田空港まで乗り通したので、北総線乗車の記録とは扱わない

      • 空港第2ビル~成田空港の乗車記録は、本線とは別扱い

    • 東成田線全線

    • 千葉線全線

    • 千原線全線

    • 金町線全線

  • 芝山鉄道線全線

  • 山万 ユーカリが丘線全線

押上線は乗車前に日が沈んでしまったので、乗車記録扱いしない。

総費用(移動費用のみ)

(前後に別の私用を実施しているので、京成線乗車前費用は計上しない)
京成線ワンデーパス:2,000円
芝山鉄道線往復:400円
ユーカリが丘線:200円
計:2,600円

つづきはpart 2へ

今回乗り損ねた押上線と、遅ればせながら1日乗車券情報を掴んだ新京成・北総線をどう組み合わせるかがカギです。


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