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おうち飲みの代償

最近は1人で飲みに出かけることが増えた。

買い物に出かけたついでに、仕事が片付いた隙間に、ぷらっと気になるお店に入って少しだけ飲んでくるのだ。

ガラガラと店の戸を開けて入っていくときの手を擦り合わせたくなるようなワクワク感はやっぱりたまらない。

以前までは人と飲むことがスタンダードで、飲みに行くとなるとガッツリ街を歩いて2軒、3軒と巡っていくのが私の中の「飲みに行くイメージ」だった。

それが最近は1人が主なので、さらりと飲んでしばらく楽しんだら帰るという、肌になじみのない飲み方を嗜むように。アラサーにしてちょっと背伸びをし始めたってところ。

そのうちに、自分の1人飲みスタイルを追求していきたいと思うようになった。

飲みに行った帰り、ほろ酔いになりながらスマホのメモを開いて、気づきを箇条書きに書いていく。

例えば最初の箇条書きに書いてあるのは、

・1人立ち飲みで大瓶はペースが乱れて不向きである

なぜ虎の巻風なのか飲酒時の私よ。形から入りたい性質が出ちゃってる。

数年前までは二日酔い知らずだったのだけど、なんだか最近飲むペースが早いとすぐに頭が痛むようになってしまって、これが老いか…と切ない気持ちになっている。

外で1人で飲んでいると会話をすることもないので、選択肢はというと飲むか、食べるか、眺めるか、みたいなもので、ついつい必要以上のスピードで飲むを選択してしまいがちだ。

それにしてもだ。最近どうも飲むペース自体が遅くなっている気がする。

人と飲んでいても明らかに私の飲むペースは1杯分、2杯分と遅れていくのだ。これは一体。

そこではたと思いついたのが、コロナ禍と友人のいない地への移住ですっかり染みついた「おうち飲み」の影響だ。

家でお酒を飲んでいるとき、最近私ってどんなペースで飲んでいるだろうかと振り返ってみたら、平均すると350mlの缶を飲むのに1.5時間かかっている。そりゃそのペースなら居酒屋に行っても何杯も飲めなかろうて!

おうち飲みでは心配事がなくて際限なく飲んでしまい酒量が増える、なんて悩みも囁かれる中、なぜか私はゆっくり飲むスキルが特化してしまったのだ。

まぁ飲み過ぎは防げるし悪いことではないような気もするけれど、なんだか解せぬ。

かといってトレーニングするっていうのもなんか違う気がするので、サッと飲まなきゃと感じやすい立ち飲みよりも、まずはカウンターやテーブルなどで座って飲むお店から1人飲み道を切り開いていこうかな。

まだまだスタート地点、これからこれから。

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