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戊と己と私「十干と私」#3|算命学

こんばんは、灯です。
十干への感想、第三回は土性の戊と己です。
このシリーズも今回で折り返しですね。
私目線の偏った感想ですが、お楽しみいただけていたらいいな。

戊(つちのえ)は一般的に山を指します。
山って不動ですよね。
ただそこにどっしりと存在している。
小さな山でも山は山なので大きく、どうしたって見上げることになる。
天干に戊がある方は、カリスマ性をお持ちなのではないでしょうか。

山は自分から動けないので登山客を迎える形になります。
誰が来ても拒むことはしない、器の大きさを感じます。
とはいえ山=自然なので好き勝手荒らすことは許されないし、場合によっては自然災害も起こり得る。
器の大きさに甘えて好き勝手すると、天干に戊をお持ちの方から拒絶されちゃいそう。

戊さんには堂々とカリスマ性を発揮していただきたいですね。
意識せずとも存在感は出ると思うので、どっしりと、大きな器で来る人を迎え入れる。
その余裕こそカリスマ性なのかな、と思います。

己(つちのと)は平地・田んぼといった意味があります。
田んぼとかは特にそうですが、人やものを育てることに長けているイメージ。
己には庶民的という意味もありますね。
流行に敏感な方も多いかもしれません。

そしてなんといっても己には「つちのと」以外に「おのれ」という読み方もあります。
おのれ=私=私×複数=庶民、って感じでしょうか。
庶民的な感覚をお持ちなので人に理解されやすかったり、人に受け入れられやすかったり、その逆もまたしかりかな、と思います。

人を育てることが得意なのも、相手の目線に立てるからでしょう。
何がわからないのか、何が必要なのか、察して適度にサポートできるのは己さんのすごいところだと思います。

日干が戊または己で地支に丑・寅・辰・巳・午・未・申・戌があると、いわゆる「根がある状態」なので「ちょっとやそっとじゃへこたれない強さ」があるように思います。

特に巳・午だとエネルギーが強くなる(天将星・天禄星)ので頑固になりやすいかも。
……ところで、巳と午は土性ではなく火性です。
本来「同質五行」と呼ぶ天干と地支が同じ五行でないとエネルギーは強くならないのですが、戊と己は特別です。
土性を生むのは火性です。
火母に従う――つまり、火性と同じ地支でエネルギーが強くなるんですね。

土性=財力という意味もあります。
お金は人の集まるところに集まると思うので、持ち前の魅力(戊=カリスマ性、己=庶民的な感覚)を活かすことで人が集まり、結果として財を成されるのでしょう。

次回は金性の庚・辛についてお送りします。
本日はお読みいただき、ありがとうございました!

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#あくまで個人の感想です

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