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[先行指標] 消費者信頼感指数(ミシガン大学・コンファレンスボード)

ミシガン大学及びコンファレンスボード消費者信頼感指数は、毎月、双方が個々に調査し、まとめて発表している指数。消費者のセンチメント(思考)を指数化した景気関連の経済指標になる。

アメリカのGDPのほとんどを個人消費になっていることもあり、アメリカの経済に深く密接している。その為、消費者信頼感指数は重要経済指標ランクとして★が最大になって書かれていることは無いけど、それに近い指標だと認識しても申し分ないと思う。(消費者の景気、お財布事情を知れる指標の1つ)

両者が消費者信頼感指数を調べているけど、それぞれには特徴がある。

コンファレンスボードの方は調査対象が多いので、より信頼できる指数になっている。一方でミシガン大学の方は調査対象はコンファレンスボードよりも少ないけど、速報性に優れているので市場参加者はミシガン大学で先ずは情報を取って、大方の予想をし、コンファレンスボードで確信する。という感じ。

だからどっちの方が重要って訳じゃないけど、先物の値が変動することに重きを置いた場合、コンファレンスボード消費者信頼感指数の方が重要度が高くなる。

調査ボリュームでいったらコンファレンスボードの方がミシガン大学に比べて10~12倍ぐらいある。だから方向性(市場予想よりも結果が良いのか悪いのかぐらい)をミシガン大学の方で見て、コンファレンスボードで確定させる。

そんな使い分けをして欲しい。

直近でいうと、2023年11月23日00時00分にミシガン大学消費者信頼感指数が発表された。市場予想よりも良かった訳だけど、これで11月29日00時00分に公表されるコンファレンスボードの結果が悪いと、先物はドカンと下落したりする。

これはミシガン大学で上げた分をまるまる落とすことに加えて、「思いのほか悪かった」ともなれば大きく値を下げる要因にもなる。

ので、コンファレンスボード消費者信頼感指数を見るときはミシガン大学消費者信頼感指数の結果も踏まえてみてほしい。

先物市場に与える影響

市場予想よりも結果が高ければ、先物上昇材料に
市場予想よりも結果が悪ければ、先物下落材料に

結果の方が多い!買いだ!
結果の方が少ない!売りだ!

分かりやすいね!(/・ω・)/

直近3回分のデータ

直近、3回分で見ても効果(重要性)が高いことが伺える。8月は結果が悪いものの短期長期で見ても横ばいに近い。(5日後だけ+800円と跳ねているけど)、9月は結果が悪かったことに対して短期・長期共に悪いと言えるし、10月は結果が良かったことに対して、終始ずっと良い状態を保っている。

たった3回分のデータだけど、結果に対して効果がバラバラではないことが伺えるのではなかろうか?

有料noteではより長期間のデータ結果を用いて重要経済指標に対応していくぞい!そっちの方もよろしくおねがいします(*´ω`)b


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