日曜　福島11R

芝2000 m

勝ちタイム：1分59.6秒

ラップ：12.2 - 11.0 - 11.1 - 11.9 - 11.8 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 12.3 - 13.0

ペース：H

予想通りマルターズアポジーがHペースで逃げる。ラップからわかるようにギアチェンジ面は問われず、長い脚を使い続けるスタミナが求められた。

パトロールビデオをみるとわかるが1,2,4,5着の馬は向こう上面も含め内から７頭ほど外を回している。

馬場とペースからも外を回した差し馬有利のレースとなった。

1着　ミッキスワロー

菊沢騎手　「馬の雰囲気が凄く良くて、思っていた以上に気分良く走っていました。それでいつもより前目のポジションになりましたが、手応えが良かったので押し切れる自信がありました。福島の直線がこんなに長く感じたのは初めてです。まだフワフワしていて現実なのか夢なのか分からない感じですが、勝てて本当に良かったです。もともと上のクラスで走っていましたし、また一緒に大きいところを目指していけるように頑張りたいです。馬を育ててくれた横山典さんや、アドバイスをくれた先輩方に感謝しています。」

騎手コメにあるようスタート後から無理せずマイペースで後方。常に外をまわり続けるも手応えよく早めに進出。そのまま押し切った。

この馬に関しては単純にここでは能力が一枚上だった。ベスト条件は今でも高速馬場だと思っているが、AJCCの内容からもギアチェンジの問われないロンスパ適正をみせていた。トップハンデでも突き抜けたように総合的な能力が高く、馬体からも衰えの様子は一切感じない。昨年も本命にしたのだが、オッズ次第では今年のジャパンカップでも再度狙いたい。

2着　クレッシェンドラヴ

内田博騎手　「勝ちたかったですが、相手も強かったですし、甘くなかったですね。それでもオープンクラス２戦目でここまでやれましたからね。誉めてやって下さい。馬は良くなっています。」

この馬らしくいつもどおり後方から。ミッキースワローについてく形で外めを追走する。少しづつ離されるもそれでも最後までしぶとく２着に粘り込んだ。

中山、福島しかほとんど使ってこないからそうなのだけど、この馬の好走パターンといった感じでとくに驚きはない。とにかく後方からになる上にキレがないので馬場と展開の助けが必要。現状ではこれがベストパフォーマンスだと思うのこのレースを基準に今後の取捨を考えたい。重賞ではもうすこし成長がほしい。

3着　ロードヴァンドール

横山典騎手　「よくここまで立ち直ってくれました。前走はブリンカーからチークピーシズに換えてうまくいかなかったですし、気難しい面のある馬ですが、馬は良くなっています。」

テンは遅いのでおして３番手。内目を通るも最後まで粘りとおして３着となった。

強いね。Hペースで前が潰れる展開の中、荒れた内馬場を通り先行馬では再先着。逃げればワンチャンあったかもだけどこのテンだと厳しいからね。ロードヴァンドールはHペース適正もあるし、よせると強いのでタニノフランケルが竸ってきたのはよかった。あとは馬場が向かなかったね。少しつかみ所が難しいけど重賞クラスにいるのは間違いない。おそらくサマーシリーズはつかうと思うので頑張ってほしい。

以下、気になる馬だけチョイス。

ゴールドサーベラス→好走してしまった・・・この馬は福島民報杯で荒れた内馬場からそれなりに粘った感じからもまだまだやれると思っている。ベストは1600やと思うので中山1600芝で再度みたい。オッズ下がらないといいけど・・・

アウトライアーズ→この馬にしてはこれ以上ないほどむいた条件なので重賞では普通に足りないと思う。

タニノフランケル→強いと思ったことなかったけど、内目からがんばっていた。ただ、SペースでもHペースでもダメな印象で好走レンジが狭いと思う。

クリノヤマトノオー→スタート後すぐに内へ。なんで内いった？まぁおそらくは織姫賞みて内がいいとおもったんだろうけどそうゆうところだよ和田さん。枠なりの走りをすればもうすこしやれたと思う。最後まで粘り強かったし、馬の印象はいい。

ウインテンダネス→のめる。良馬場のほうがいい。調教からも復調気配があるし、良馬場+左回りでまだやれる。

エンジニア→４角つまる。ギアのない馬なのでかなり影響あったと思う。負けすぎ感あるも、まだ見限れない。G３ならやれる。

ロシュフォール→スタミナがないね。母系色がでてる。本質はマイルなんだろうなぁ。能力はピカイチだと思うんだけど、父キンカメはオープンで頭打ちになるからね。もうひとつ覚醒が必要なのかな。それでも良馬場の2000mまでならまだ積極的に印をうっていくつもり。