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弥生賞 枠前展望

弥生賞は中山芝2000mで行われる皐月賞のトライアルレースです。

弥生賞の予想ポイントは以下の2つになります。

①馬場

弥生賞は中山芝2000mで行われるレースで、先週に引き続きAコースを使用。

中山競馬場の芝コースは年始にCコースを使用していたため、C→Aコースとなる今開催では使われていないラチ沿いの芝が出現。そのため、イン有利の馬場になりやすく、狙いは内を立ち回れそうな馬になります。

②展開

弥生賞は皐月賞に向けての前哨戦として使われるレースのため、賞金をすでに持っている有力馬は折り合いを重視した走りを選択する傾向にあります。

さらに、2000mが長いと感じるマイル路線組は同じく3月に行われる皐月賞トライアル、スプリングS(中山芝1800m)に出走するため、弥生賞では1600m以下のレースを主戦場としてきたスピードタイプの馬は出走してきません。

以上から、弥生賞はペースが落ち着きやすい傾向にあります。

弥生賞と同じ中山芝2000mで行われる世代限定戦の重賞は全部で5レースあり、近10年の平均ラップを比較してみると、前後半のラップ差が最も大きいのが弥生賞になります。

言い換えると、中山芝2000mで行われる世代限定戦の重賞の中で、弥生賞は最もスローペースになりやすい重賞です。

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<参考:近10年、平均前後半ラップ差>
弥生賞 -1.3秒
京成杯 -1.2秒
ホープフルS -0.6秒
紫苑S -0.8秒
皐月賞 0.6秒
※前後半ラップ差=前半5F-後半5F
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以上の予想ポイントをまとめると
①馬場はインが有利になりやすい
②展開はスローになりやすい

ことから、狙いは内を立ち回れる逃げ、先行馬です。

中でも前走、G1の速いペースでも先行できたシンエンペラーは人気でも好走する確率は非常に高いと考えています。

【各馬解説】

●シンエンペラー

前走のホープフルSは最内番手からロスなく競馬をして2着好走。とはいえ先行馬にとっては比較的キツイ展開になったので、能力を示しての内容だった。
京都2歳Sでもラストに強襲してきたように、上がりのかかる競馬がベストなタイプ。ただし前走のようにポジションを取れるのであれば大崩れしないし、ポテンシャル的にも最上位は間違いない。単体での期待値は感じないも、ここでの好走率は高そう。


●トロヴァトーレ

前走の葉牡丹賞は中団から馬群を割る競馬でスムーズではないが、それでもラストまで突き抜けて完勝。ラストの脚からしても一番良く、スローペースながらも勝ち時計は2分0秒4とポテンシャルを示す内容だった。
そもそも中山はゴール前に急坂があるにもかかわらず、新馬戦はラスト2ハロンが11.4秒→11.2秒と加速ラップ。前走の葉牡丹賞も11.3秒→11.4秒とほぼ減速しておらず、相当余力の大きい走りになっている。
小頭数競馬ばかりで課題はあるが、少なくとも数字以上に評価できるここ2戦からは人気でも逆らえないと判断。


●サンライズジパング

前走の若駒Sは後方で追走力不足のような形になったが、直線だけで強烈な末脚を披露してゴボウ抜き。ラストの脚も優秀で、相当余力の大きい勝利だった。
とはいえキズナ×欧州系の血統でダートでも好走しているように、とにかく上がりがかかってナンボの馬。スローになりやすい弥生賞はさすがに合っている印象もなく、また若駒Sのインパクトからも人気するのは間違いない。それなら無理に拾いたい気持ちにはならず。


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