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大阪杯 枠前展望

大阪杯が行われる阪神芝2000mは最初のコーナーまでの距離が短く、スタートしてすぐに上り坂があるためレース前半でペースが落ち着きやすいコースです。ゆえにレース前半でポジションを取れる馬が有利になります。

また、G1ともなると向こう正面からの早めのスパートになりやすく、後半1000mを速く走るスピードが求められます。基礎スピードの遅い馬は差し遅れするリスクがある舞台です。

以上の特徴から、大阪杯はマイルでも通用するだけのスピードタイプが好走しやすいと言われています。

昨年、勝利したジャックドールは2000mしか走っていませんでしたが、金鯱賞では1分57秒2のレコードタイムで走るスピードを示していました。
また、次走の安田記念では0.3秒差の5着に健闘したことからも、マイルでも通用するスピードを示した馬です。

それ以前の勝ち馬もラッキーライラックアルアインなど、マイルで勝利経験ある馬の好走が目立っています。

そこで今年の人気想定馬を見てみると、スピード豊富なタイプが少ないことが分かります。

現4歳勢のタスティエーラ、ソールオリエンスは3000mの菊花賞や2400mのダービーで好走しており、デビューから一貫して長い距離を使われています。

また、ダービーで4着だったベラジオオペラも、前走の京都記念は時計のかかる馬場で行われた2200m戦。ややタフな条件で好走した馬でした。

他、中山記念やAJCCも雨の影響でタフな馬場だし、昨年の函館記念もタフな馬場。
そもそも近年行われた芝中距離路線は雨の影響を受けたレースが多く、そこで好走してきた馬が人気になる大阪杯は波乱の可能性十分とみています。

中でも昨年、阪神芝2000mで1分57秒2の好時計で勝利し、1800mの古馬混合重賞で勝利経験のあるエピファニーは一発あっていいでしょう。

【各馬解説】

タスティエーラ
前走の有馬記念は直線で挟まれて急ブレーキ踏む不利あり。そこから盛り返すように脚を使っていることからも、スムーズなら上位争いは間違いない競馬だった。
とにかく好走域が広く、弱点がないのでここも能力は十分に発揮できそう。有力馬の多くは差し馬なので展開的にも向きそうだし、ここは人気でもしっかりと評価すべきと判断。

ローシャムパーク
前走の香港カップは後方の外目を走るロスあり。道中は常に折り合いを欠いていたし、参考外でいいレース内容だった。
2走前のオールカマーは強く、まさかの5番手から競馬をして完勝。メンバー的にもタイトルホルダーやガイアフォース、ジェラルディーナを正攻法で完封しており、かなりポテンシャルを感じる内容だった。
どちらかといえば上りがかかったほうがいいタイプだけに阪神だとスピード負けする可能性はあるが、テンは遅くないので上位人気の中では前目で競馬ができそうなのはプラス。オールカマーの内容からもポテンシャルは一番だと思うが、抜けた人気にもならなそうで妙味もある。ここは素直に評価すべきと判断。

ベラジオオペラ
前走の京都記念は中団から差して2着。ラストはやや足が鈍ったように、長く脚を使う展開よりはキレを活かす競馬が合っている印象を受けた。
2走前のチャレンジカップは3歳馬ながら古馬と同斤量の57kgを背負い、中団馬群内から差して好走と能力を示す勝利だった。
阪神芝2000mは好走経験があるように、距離が短くなるのはプラスに働きそう。ただし戦績の並び的にはいかにもプラスになる短縮ローテだし、今回は人気も間違いない。好走する余地はあるも、オッズ妙味は感じず。

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