【回顧】キーンランドC ダノンスマッシュ他

勝ちタイム:1:09.2

ラップ:11.9 - 10.3 - 11.0 - 11.7 - 11.8 - 12.5

ペース判定:HH

午前中の雨の影響もあり時計のかかる馬場となった。さらに前半3F33.2と流れたためラストは一気に時計がかかった。例年通りスピード一辺倒の馬では難しく、絶対的な能力とスタミナが問われるレースになった。


1着:ダノンスマッシュ

スタート後、促すように中段。その後も無理に抑えることなく流れに乗らせるように、川田は手を動かし中段外目をキープ。直線ではあぶなげなく先頭にたつとそのまま押し切る完勝であった。高松宮記念の内容からも本格化したと思っていたけど、これで間違いないね。京都芝1200mのような緩いペースの1200mでも今回のような前傾戦の1200mでも勝ちきるのだから、今のスプリント界ではどの舞台でも一枚抜けた印象がある。もちろん、今回は川田騎手のファインプレーも非常に大きいけどね。有名なレースだと2017年にスプリンターズSを連覇したレッドファルクス&ミルコもそうだけど、道中促しても脚はたまるのよね。ミルコもこのとき「抑えれば脚がたまるわけではないのでポジションをとりにいった」と明確に答えているし。このあとはスプリンターズSだろうしおそらく一番人気になるかな。自分も印はまわすけど本命にはしないと思う。というのも、父ロードカナロア産駒は坂のない平坦コースで成績がよく、直線急坂のある中山では成績が落ちる。ダノンスマッシュも勝利した3つの重賞は全て平坦(京都×2、札幌×1)だし、まだつけいる隙はあるとみる。


2着:タワーオブロンドン

つまづいて後方から。基礎SP的にも後ろになると思っていたが直線では内から馬群をぬいグングン伸びて2着。ルメールさんあっぱれだなぁ。1200mの前傾戦では厳しいとおもっていたけど、この馬自身のラップは34.4-34.9と平均ラップで収めてきた。そうゆう意味では後方からの競馬をするしかないし、自分のラップを刻めばこのくらいはやれることを示した。ただ、これは1200戦の中ではかなりうまく乗ったほうだと思うし、G1では相当うまくやらないといけないと思う。


3着:リナーテ

スタート後テンは遅いのでいつもどおり中団後ろ。ダノンスマッシュの後ろを追走するが最後までおいつけず3着。枠なりの競馬でいつもどおりの競馬。特に器用なタイプではないので難しいね。能力は間違いないのだけど、上位とは競馬の器用さで差がでてしまう印象。1200ではどうしてもこうゆう競馬になってしまうので、ベストは1400かな。


以下、気になる馬。


ライトオンキュー:予想にも書いたがここにきて非常に調教がいい。今回は少し足らないと思い印はまわさなかったが、このメンバーで4着は立派。もう馬券的妙味はないけど、この馬なりに充実期にあると思う。滞在もいいんだろうね。

ナックビーナス:テンの速さとポジショニング差で結構めぐまれた5着。ルパルーが外とったおかげ。ただ、スプリンターズステークスは体調次第で一考。

セイウンコウセイ:さすがに摩擦がおおきくかわいそう。物理的にもライオンボスが邪魔すぎた

デアレガーロ:騎手コメントからもやはり馬場を気にしてしまっているし、舞台はいいんだけど良馬場高速馬場希望 まだまだ注目馬

パラダイスガーデン:こうゆう競馬を続けましょう

ハッピーアワー:基礎SPないのであの位置は想定内。1400やね。

ライオンボス:チグハグは騎乗が敗因の一つだけど、それでも札幌1200は合わなすぎる。ラブカンプーのローテにすればよかったなと。

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