阪神大賞典 枠前展望
阪神大賞典が行われる阪神芝3000mは
・急坂を2度超えるタフなコース
・3コーナーからの下り坂でロンスパ戦になりやすい
ことから、前走で差し後れした馬の巻き返しが目立つコースとなっています。
実際に前走の脚質別成績を見てみると、前走は後方で走っていた差し馬の成績が良いことがわかります。
これは上述のように差しが決まりやすいコース形態に加え、中距離では後方になってしまう馬でも、距離が伸びることでいつもよりも良いポジションで競馬ができるといった利点があります。
真逆の主張として「阪神芝3000mでは4コーナーで前にいなければ好走できないので、先行馬を狙うべき!」といった論も存在します。
たしかに過去10年、阪神芝3000mで勝利した馬の全頭が、4コーナーで6番手以内で競馬をしていました。
しかし、そもそも道中で急坂を超えるタフな阪神芝3000mで敗戦する馬は3コーナーからのスパートで敗れ、4コーナー時点で後方にいる場合が大半です。
つまり先行している馬が好走しているのではなく、脚質に限らず好走する馬は4コーナー時点で自然に先行しており、反対に敗戦する馬は4コーナー手前ですでに余力がなくなっているというのが真実です。
ゆえに前走ですんなり先行して好走した馬を狙うよりは、差し遅れして敗戦した馬の巻き返しに期待したほうが期待値的にもねらい目になるコースだと言えます。
中でも今年のメンバーで人気馬ならブローザホーンは順当に。穴であれば近2走はキレ負けしていたワープスピードの阪神変わりはプラスになるとみています。
【各馬解説】
サヴォーナ
前走の日経新春杯は前にきつい展開になり、やや離れた4番手から2着と着順以上に強い競馬。ハンデ戦で軽斤量の恩恵はあったが、ポテンシャルは重賞級のものを見せてきた。
2走前の菊花賞の内容からも距離は問題ないタイプで、阪神3000mもこなせるはず。嫌うところもすくなくここは素直に評価すべき。
ブローザホーン
前走の日経新春杯は中団の外目から差し切って完勝。ラストの脚は一番優秀だったように余力も大きく、能力が一枚上といった印象を受けた。
心房細動で競走を中止したレースを除けばまったく底を見せておらず、距離も心配が少ないタイプ。さすがに人気想定にはなるが、ここも大崩れはしないと判断。
テーオーロイヤル
前走のダイヤモンドSは中団から差して勝利。これで3000m超えの長距離戦ではまったく崩れておらず、生粋のステイヤーを証明するレースだった。
まったく折り合いに問題がないことからも3000m戦では弱点が限りなく少ない。
ただし近2走のダイヤモンドSおよびステイヤーズSよりは今回のほうがメンバーレベルが高い印象で、その分の期待値は少なくなる。好走率は高いとしても、相手以上の評価にはならない。
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