見出し画像

金鯱賞 枠前展望

金鯱賞が行われる中京芝2000mは最初のコーナーまでの距離が約330mと短めのコースで、内枠が有利な舞台です。

加えて3コーナーから4コーナーにかけて緩やかな下り坂になっているため、早い段階からロングスパートになりやすい舞台になります。

コーナー部分でペースが速いと、その区間で外をまわした馬はさらに速いペースで走らなければならず不利が大きくなります。
結果、内を立ち回った逃げ、先行馬が非常に有利な舞台です。

昨年の金鯱賞は勝ち馬こそ差して好走しましたが、勝ったのは後に札幌記念を圧勝し、クイーンエリザベス2世Cで2着、天皇賞秋でも3着に好走したプログノーシスなので、能力が抜けすぎていたと考えるのが妥当です。

昨年2着のフェーングロッテンは逃げ馬であり、3着のアラタも最内枠からロスなく先行して好走しました。

このように中京芝2000mで真っ先に考えるのが内を立ち回れる馬。なかでも前目で競馬ができる先行馬を狙うのがセオリーとなっています。

現段階では枠が出ていないのであくまでも推測の域を超えませんが、近走不利ばかりでまともに走れていないアラタ、そしてAJCCで久々に先行できたショウナンバシットは大穴をあけるチャンス大になるでしょう。

【各馬解説】

●ドゥレッツァ
前走の菊花賞は途中から逃げるような競馬になると、そのまま後続を突き放して0.6秒差の圧勝と強い競馬。ただしイン前が強い競馬になったのは間違いなく、同じく途中から逃げる競馬になったリビアングラス(4着馬)は3勝クラスでも通用しておらず、やや恩恵ある勝利だった。
2走前の日本海Sの内容からも重賞で通用するだけの能力は示しているが、さすがに5連勝ともなると人気は確実。前走は着順以上に評価できる内容ではないし、好走率は高いと判断するも単体での期待値は薄い。

●プログノーシス
前走の香港カップは詰まりながらの競馬で勝ち馬から0.1秒差の5着と勝ちに等しい内容。
2走前の天皇賞秋は差し有利の展開になり、最後方付近から差して好走と評価は据え置きの内容だった。
タイプ的にどうしても後方になるのでリスクが大きく、昨年は勝ったとはいえ相手が弱かったのは事実。
ポテンシャルは一番なので好走率は高そうだが、展開次第ではとりこぼす可能性も十分ある。相手まで。

●ヤマニンサルバム
前走の中日新聞杯は番手からロスなく運んで勝利。とはいえレースラップ的には緩急の非常に大きい競馬で、比較的先行馬も負荷の強い競馬だった。
2ハ氏前のオクトーバーSは最内枠を活かして逃げて好走。展開向いた内容だし、こちらは着順以上に評価はできなかった。
とにかく左回りが得意な馬なので、ここ2戦の内容は実力と考えるのが妥当。今回も前走と同じコースなので適性的にも問題ない。
ただし近走の内容から人気確実なのと、着順以上に大きく評価できないことからも重めの印は打ちにくい。

●ノッキングポイント
前走の菊花賞は序盤で折り合いかいたし、3~4コーナーでごちゃついてポジションを下げる不利あり。
2走前の新潟記念は内からうまく抜け出して完勝と、強い競馬だった。
モーリス産駒らしく気性難なので、現状は距離短縮ローテがベター。2000mに短くなるのは良いし、能力的にも足りるはず。
ただし前走が3000mという特殊距離だけに、戦績の並びからはキレイに度外視されてある程度人気しそうな並び。オッズ妙味的に重めの印は打てない。



〇その他の馬はDMMオンラインサロン限定コンテンツ。


〇netkeiba TV(不利馬チェック)


○instagramはじめました!

インスタでは予想のポイントはもちろん、競馬場や競馬BARの紹介など、競馬を楽しむコンテンツを投稿しています🐴


〇いままで書いた競馬コラム


〇リンク集


いつもご覧いただきありがとうございます。皆様からのサポートのお陰でモチベーションを保てています。これからも優良な情報を提供できるようより一層努力しますので、応援のほど宜しくお願いいたします。