会える 1 草日十 2019年2月4日 23:07 ドアを開けて風が砂を巻き上げるなかすすむすすむカタカタ転がっていく靴がある頬をかすめるガラスがある絵の具も乾ききらない筆がとぶ書きかけの便箋がバラバラ舞った行く先は決まってる待っている人がいる捲き上る地面は木を星を砕いていく学校に飾られた賞状も家に持ち帰った金メダルもガラガラ一緒に砕かれるそれでも足はすすむすすむ戻ってしまう恐怖がある悔み、泣くのは生きているからだ悔み、泣くのは死ねないのだ待っているだ行くのみだ #詩 #会える ダウンロード copy #詩 #会える 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート