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ストックイラストよくあるNGと対処法


どうも、最近ツイッターのアイコンを変えて詐欺呼ばわりされてるトラノスケです。

ここへきてストック界隈も盛り上がり、新規参入されている方も多くなっているように感じます。
そこで初心者が躓きやすい作品登録時のリジェクト(NG)と対処法について記事にしておきたいと思います。

確かに各サイトの審査基準はバラバラですし、初めてだと戸惑いますよね。クライアントワークとは違ったストック特有のNGもありますので参考にしてみてください。



〇 オープンパス(PIXTA/イラストAC)

現在ストックサイトでオープンパスNGがあるのはPIXTAとイラストACです。(ただしイラストACはデータをチェックしないので通過してしまいます)
オープンパスと言っても塗りのオープンパス線はアウトライン化されてなくても対象外です。

では、その確認方法ですがPIXTAから作品チェック用のスクリプトが配布されています。

https://pixta.jp/channel/?p=14696

また、制作中イラレ上で確認するには
ウィンドウ ⇒ ドキュメント情報 ⇒ 選択内容のみのチェック外す ⇒ オブジェクトチェック ⇒ ドキュメント情報のパスの部分にオープンパスの数が出ます。

もし、オープンパスを見つけても1つずつ閉じてるのは面倒ですよね。画像トレースや拡張したときに、すごい数のオープンパスができたりしたら途方にくれてしまいます。私も以前に経験があります。そんな時は、あまり世に知られていないのですが、ナイフツールを使います。ストックの先人から教わったストックの知恵です。

これで一括でオープンパスをクローズにすることができます。



〇埋め込み画像(全ストックサイト)

互換性のためepsやaiのバージョンダウンをして登録するストックですが、その際に互換性のない機能に関してダウンしたときにラスター化して埋め込み画像になってしまうことがあります。

互換性の確認はこちら、一番下にバージョンの互換性が載ってます。
(こちら私もツイッターで教えてもらったのですが便利です)

https://download.macromedia.com/pub/learn/start/blog/AI2023compatibility_guide.pdf

埋め込み画像の確認方法もオープンパスと同様にPIXTAのスクリプトを使うか、ドキュメント情報から確認できます。

対処方としては、互換性のある似たような別の効果を使うなどになると思います。



〇 PNGのみNG(PIXTA)

PIXTAにおいて極稀にJPGとベクターは審査を通過したのにPNGだけがNGになることがあります。
その理由のほとんどがこちらになると思います。

知らないうちにズレてしまってたり、不意にできた隙間などの部分が透過された状態です。JPGでは透過されないのでハイライトとして見てもらえているようです。ベクター購入者はベクターが扱えるのですぐなおせてしまうという判断なのでしょうか。
こういった場合はPNGだけがNGになります。はじめてだと一瞬「???」となる現象です。



〇プロパティリリース(shutterstock/iStock)

国内はそうでもないのですが、海外サイトではテクスチャやブラシなどアナログテイストな素材を提出する際にプロパティリリースが必要になります。
これを知らないとはじめて海外に登録する人(特に素材系)は、とりあえずこのNGを食らうことになります。

結局、「そのテクスチャやブラシは本当にあなたが作成したものですか?」ということです。
なので「ほら、私が作成したものですよ」ということを証明するれば良いのでテクスチャやブラシで使用した画像に英文を添えて提出すれば問題ないということです。

こちら、お粗末すぎて恥ずかしいのですが私のプロパティリリースの一例です。

イラレ内にもともと付属しているものを使用した際は、その旨を説明するプロパティリリースを添付すれば問題ありません。
もちろん他人が作成したテクスチャやブラシは勝手に使ってはいけないので審査はNGになります。


と、まあ大まかなNGの理由としてはこの辺になると思います。
それでは皆さん良いストックライフを!

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