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【崩壊スターレイル】世界のすべてを手に入れられる男「羅刹」

この記事は崩壊スターレイルをやっていないゲーマーにこそ読んでほしい。
性質上、羅刹というキャラクターの説明を行なっているので崩壊スターレイルをやっている人にとっては羅刹を引くかどうかの参考にもなるかもしれない。

筆者:トキ/とーとー
崩壊スターレイルのエンドコンテンツである「忘却の庭 混沌の記憶」を星30クリアしている。原神を知っている人にわかりやすく言えば淵月螺旋を星全部取ってクリアしているくらいにはスターレイルをやっている。羅刹の性能を見て両目が飛び出た結果、眼球を亡失した。

キミは完璧で究極のヒーラー


当然のことだが、人間には欲がある。

コマンドのターン制RPGをやったことがある人ならこんな欲を抱いたことがあるのではないだろうか。

「あ~あ、

味方にアクティブスキルでヒールしたらデバフも解除できて、

必殺技でダメージを出しながら敵のバフを解除できて、

パッシブスキルで自動ヒールを持っていて、

敵に攻撃を当てると味方全体をヒールするフィールドを敷けて、

行動を制限されにくい……


そんなヒーラーはいないかなぁ」

いるのである、崩壊スターレイルには。そんなヒーラーが。

名を羅刹という。

この羅刹という男、上記の通り、おおよそヒーラーというロールが持っていたら嬉しいものをすべて持ちうることが可能なキャラだ。

ただし賢いゲーマーなら思うかもしれない。「いやそれは数値によるだろ」と。確かにそうである。すべてを持っていてもすべてが中途半端だったら意味がない。

安心してください、数値も優秀なのであるこの男。

ヒール量の数値

まずヒーラーということでヒール量が重要だ。

羅刹は上記の通りアクティブスキルとパッシブスキル、さらに条件を満たした時に自動で生成されるフィールドによってヒールを行うことができる。

アクティブスキルのヒール量はスキルのレベルにもよるが、だいたい羅刹の攻撃力の56%+710程度。

羅刹の攻撃力は2700程度までは無理なく伸ばせる(伸ばそうと思えばもっと)ため、ヒール量は2200程度といったところか。

現状の崩壊スターレイルではキャラの最大HPは平均3400程度高くて5000~6000程度(伸ばそうと思えば何かを犠牲にしてもっと伸ばすことは可能だが)であること、加えてこのスキルは味方のDoTや凍結などのデバフを解除できることを鑑みると十分なヒール量なのではないだろうか。

パッシブスキルのヒールは「味方のHPが50%を切った際に自動でアクティブスキルと同じ性能のスキルが発動する」というもの。

そのため、ヒール量は同じ2200程度。このとき、デバフ解除効果も漏れなく付いてくる

次に生成されるフィールド下(以下結界)で敵に攻撃をダメージを与えたときの回復量。

これは攻撃者は羅刹の攻撃力の16.8%+213(攻撃力2700なら670近く)程度の回復を得られ、攻撃者以外は羅刹の攻撃力の7%+93(攻撃力2700なら282)回復する。

これが2ターンの間、攻撃するたびに入る。4人パーティーが全員1回攻撃すれば1ターンの1人あたりの回復量は1500程度(670+282*3)。

上記の通り崩壊スターレイルのキャラのHPは平均3400程度なので2ターンあればほぼ全快する

途中で敵に攻撃する必殺技(崩壊スターレイルの必殺技はターンを消費せずかつ敵や味方の行動に割り込んで発動が可能)を挟めば回復量はさらに増す。

とりあえずヒール量に関しては十分であることがお分かりいただけるだろう。

バフ解除

次はバフ解除について。

羅刹は必殺技ですべての敵のバフを解除できる

このバフ解除には確率が設定されておらず、必殺技のボタンさえ押せれば確定でバフ解除が可能だ。

このバフ解除に、攻撃力の120%~240%(スキルレベルによって変動)のダメージが付いてくる。

どのくらい行動制限されにくいか

羅刹は凍結、禁錮、もつれ、挑発といった行動を制限するデバフに耐性を持っており、これらのデバフは40%くらいしか命中しない。

さて、実際これだけでもヒーラーとして十分な性能なのだが、この羅刹という男はHoyoverseに金を払うとさらに

味方全体の素早さを上げられて、

味方全体の攻撃力を上げられて、

自前で治癒力アップができるorバリアを貼れて、

場のすべての敵の与ダメージを下げられて、


場のすべての敵の被ダメージを増やせる

ようになる。

本当に言ってる?

素早さと攻撃力バフの数値

とはいえやはりここでも重要になるのは数値。

まずは素早さアップ。これは羅刹と同時にピックアップされる武器(モチーフ武器、略してと呼ばれる)を装備させると必殺技で素早さが12~20、1ターンアップするようになる。

このゲームの素早さの値はだいたいもっとも遅くて98程度、最も速くて170程度、平均120~130程度である。

素早さ120のキャラの素早さが12上がったら素早さが10%上昇しているわけだ。

このゲームにおいて、1ラウンドは
100{10000 / 速度 x (1 - 行動順加速% + 行動順遅延%)}
もしくは
150{10000 / 速度 x (1 - 行動順加速% + 行動順遅延%)}
で構成されている。

10000 / 速度 x (1 - 行動順加速% + 行動順遅延%)のことを行動値と呼ぶため、読みやすく書き換えると「1ラウンドは100行動値もしくは150行動値で構成されている」になる。

ちなみにターンとラウンドとは別物だ。

ターンとはキャラクターの行動を指す。つまり1ターンのバフはキャラクターが1回行動すると消失し、3ターンのバフはキャラクターが3回行動するまで消失しない。

羅刹に餅を持たせて必殺技を使ったときに上がるのは10000 / 速度 x (1 - 行動順加速% + 行動順遅延%)の式の速度の項(これまではわかりやすさ重視で素早さと呼んでいたが、崩壊スターレイルでは速度と呼ぶ)。

実数で比べてみよう。

強さがわかりやすいようにちょっとキリの悪い数字を使うがご了承を。

速度が122のキャラのデフォルトの行動値は10000/122で81.9。

これが速度134だとデフォルトの行動値は10000/134で74.6。

1ラウンドが150行動値で構成されている、戦闘の最初のラウンドにおいて、速度が122ではなく、134あったら1ラウンドに2回行動できるのだ。

実際、1ラウンド目の最初に羅刹が必殺技を使うことは、特定の状況下を除き現実的ではないのだが、速度上昇の恩恵をなるべくわかりやすく説明できたのではないだろうか。

ちなみにこの羅刹の餅、速度上昇だけでなく羅刹自身の攻撃力を20~40%上昇させる効果に加え、もう一つ効果を持っている。このもう一つの効果についてはちょっと説明が難しいのだが、言ってみれば必殺技を使うためのエネルギー効率を良くする。

次に攻撃力上昇について。羅刹を2人引くと羅刹は結界がある最中、味方全体の攻撃力を20%上昇させる。

攻撃力を20%上昇させるのが決して少ない効果でないことはゲームをやっている人間なら理解できるだろう。

本職のバッファーには必殺技で速度を36~57、パッシブスキルで味方全体の攻撃力を7%~87.5%上昇させるキャラクターもいるのだが、ヒーラーとしてはバフの数字も申し分ないだろう。

自前で治癒力を上げるorバリアを貼れる効果の数値

羅刹を3人引くと、羅刹は「アクティブスキルの対象の残りHPが50%未満の場合、自身の治癒量を30%上昇させ、50%以上の場合、羅刹の攻撃力の18%+240の耐久値を持つバリアを付与する(いずれも2ターン)」という性能を得る。

まぁつまり、HPの低い味方には治癒量を上昇させたうえでヒールを行い、HPの高い味方にはバリアを貼るのだ。

バリア量は羅刹の攻撃力が2700なら730程度。

この効果を強いと見るか平凡と見るかはお任せするが、一つ間違いないのは弱い効果ではないということだ。

敵の与ダメージ減少量

羅刹を5人引くと、結界に敵の与ダメージを12%減らす効果が付く。

ただでさえヒール量が十分な羅刹がいるのに、さらに敵の与ダメージが12%下がるのは結構なお話だとは思わないだろうか。

結構なお話なんだな、これが。

敵の被ダメージ上昇量

羅刹を7人引くと必殺技に敵の全耐性20%減らすというデバフを付与するようになる。

細かい話を抜きにすると敵の被ダメージがだいたい1.2倍だ。言うまでもなく強いです。

完璧で究極のヒーラーの問題点

ここまで羅刹の強い点を見てきた。

しかし問題点もあるのだ。まぁ問題点が無かったらリリースしてから2ヶ月のゲームでこんな性能のヒーラーは出ない。

その問題点は、ひとえに値段が高いこと。

羅刹の性能の数字を最大化しようとしたら羅刹を7人、餅武器を5枚ガチャで当てる必要があるのだが、これは日本円にして10数万円以上の課金を要する。

羅刹のフルスペックを発揮するには脳のどっかを焼き切る、もしくは普通に高収入で以てその額をソシャゲに突っ込むか、ラッキーマンになるしかないのである。

そうでないなら羅刹は、

味方にアクティブスキルでヒールしたらデバフも解除できて、

必殺技でダメージを出しながら敵のバフを解除できて、

パッシブスキルで自動ヒールを持っていて、

敵に攻撃を当てると味方全体をヒールするフィールドを敷けて、

行動を制限されにくい

ヒーラーにすぎないのだ。ちなみにこれだけで十分強いです。

もしこの記事を読んで、ちょっとでもHoyoverseの正気とか、自分の目とかを疑ったようならスキ、もしくはTwitterで感想など呟いていただけると嬉しいです。それでは。

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