おとなの春休み 12日目 〜仕事に対する無価値観との闘い〜

このnoteについて

30代中盤のOL(既婚・共働き・小学生の息子1人)が1ヶ月会社を休んで、自分を見つめ直しています。

何もできない1日でした

精神面の状況が悪く、ほぼ寝ていました。何をしていても、無価値観が頭を支配しています。

仕事をする意味

大学を卒業して就職する時に重視したのは「転勤がないこと」と「社歴の価値」です。女でもきちんと稼げないといけない、という価値観を持っているので、せっかくの新卒カードを使って良い社歴をつけたいと思ってました。
2chの就職偏差値ランキングや年収ランキングを参考に、IT業界を受けまくり今に至ります。当時はITバブルの先駆けで、IT業界に注目が集まっていた時代でした。

仕事を通して積む経験はすべて自分の市場価値を高めると思えていたし、転職してわかった事でしたが、年次の割には良い経験を積むことができていました。

私にとって仕事とはお金を稼ぐための手段であり、市場価値を高めてくれるものでした。お金と社会的信用が大事だったので、仕事が全てでした。

自分で働かなくてもいい人

私には男友達がいません。中学生から大学まで女子校にいたのと、同僚は友達にカウントしていないのと、親の都合で小6の時に引っ越しをして地元に友達がいない・・・みたいな背景により、友達の10割が女性です。

そんな私の周りにいる友人を見ると、専業主婦をしている人が増えてきました。彼女らは自分では稼いでいないけれど、夫を支えることで間接的に稼いでいます。ちなみにこの夫は医師、経営者というパターンです。

また、専業主婦ではないけれど、外で仕事をしていない友人もいます。親の病院や経営施設の受付を月に数回やっているそうです。

彼女たちは自分で働かなくても、夫や親が家のローンと子供の養育費・教育費を払い、海外旅行に連れて行ってくれ、何でもない日にシャネルやエルメスを買ってくれ、コネでテイラー・スウィフトのコンサートに行けます。

働かないで裕福な暮らしをしている人を見ると、それだけで幸せそうだなと感じてしまうんですよね。

結局、働かなくてはいけない時点で終わってる

私は母から「遺産は残さない、全部使い切る」と言われています。

友人たちは親や夫に支えられ、働かずとも生きていける。そして、その親や夫はサラリーマンじゃない。

会社で働いて稼いだお金で物を買えばそこの社長が儲かり、社長の子供が幸せになる。私の友人はそういう人たちで、私が使ったお金は彼女たちを幸せにするための養分でしかないんだなぁと思ったら、社会の下層すぎて死にたくなります。

仕事をしていても、本当にこのままで良いのだろうか。もっと大きなお金を手に入れないと幸せになれないのではないか。という思いが常に頭を占めるようになり、仕事中も気がそぞろになっていたのが休み始める少し前です。

でも現実はそこにある

異世界転生できないので、現実を見るしかないです。

変えられない現実として私の親は借金持ちで遺産を相続する気がなく、夫も私も普通のサラリーマンで、子供がいます。
なぜ結婚する前に死ななかったのか?と時折思いますが、現実が見えていませんでした。生まれ変わったら早々に死んで楽になりたいと思ってます。

しかし、私の最大の義務は、「子供が幸せだと実感できる価値観づくりをする事」です。そのためには親も幸せになるしかありません。幸せのなり方を知らない親が子供を幸せにできるわけがないので。

この無価値観をどうにかして無くしたいです。ちなみに、他人と比較するのは不幸せの第一歩だと思っているので、住む世界が違う友人たちからはフェードアウトしたいと思っています。


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