これはもう、全員に共感してもらいたいけど、
恋愛って難しい！！！！！
そんなことないじゃん、超簡単じゃん、っていうやつがいるなら出てこい、
タイマン張ってやる、、！！

友達が、いま、私と前の彼氏と同じような恋愛をしていて、
その相談をしてくれたから、
私と前の彼氏の話でもしようかな、

私が、その彼と付き合うとき、
私の心の中には当たり前のようにその前の彼氏がいて、
大好きな中振られてしまったから、未練たらたら失恋真っただ中だった。
それでも、そばにいたい、と言ってくれて、告白してくれたのが、その彼氏だ。

すごくすごく大切にしてくれて、
優先順位の一番上に私を置いてくれて、
ちょっとでも時間があれば、私のために動いてくれて、
そんな、私にはもったいないほど、素敵な人だった。

私にはもったいない、と言ったが、本当に結論はこれ。
私にはもったいなかった。
その好意をひたすらに無碍にし続ける私にそんなにたくさんの好意を寄せてもらう価値はなかった。

「ありがとう」と思っていた。
「愛されているな」と感じていた。
そして、引きずっていた人のことを考えることは無くなった。
ただ、「好きだな」と思ったことは無かった。

恋愛が難しい理由はこれだと思う。
「好き」に釣り合う感情は「好き」だけで、「大切だな」では置換できない。

きっと、彼も愛されているようには感じなかったのだろう、
何度か「俺のこと、好き？」と聞かれたことがある。
私は何の悪意もなく「大切だよ」と答えていた。
大切に想っているのは本心だったが、
大切に想っているだけだ、というのも何の考えも通さずに発されたこの言葉には含有されていたのだろう。

同じように、叶わない相手への恋を引きずりながら、
別の誠実な男性とお付き合いしている友達は、
気持ちが釣り合っていないことに苦しさを感じている。

私はこの男性を知らないし、
もし付き合うことで自分が満たされて自己愛できるなら、
付き合い続ければよい、とは思うが、
それで苦しいなら、別れた方がいいんじゃない？といった。

そしたら友達が言ったこと、
「きらいじゃないの」

嫌いじゃない、だから、傷つけたくない。大切に想っている。

ああ、どう考えても、「嫌いじゃない」は「好き」に釣り合う感情ではないよなあ。

恋愛は唯一無二を選ぶ作業で、お互いに唯一無二であることを前提にしている。
唯一無二は「好き」であって「嫌いじゃない」じゃない。
「嫌いじゃない」人なんてこの世の中に山ほどいる。
唯一無二を選ぶ作業だからこそ、
自分がそう選んだ相手にそう思われなかったら本当につらいし、
そしてそう思えない相手は切り捨てるしかない。

本当、恋愛って厄介だ。難しい、だから、人は魅了されているのかもしれない。