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【3/21 S5シティリーグ準優勝】蜜柑式ハピナスミルタンクの紹介(祝!二大会連続ハピナスで決勝進出!)

皆さんハッピーボンバーしてますか?どうも、柑橘系ポケカプレイヤーの蜜柑と申します。

今回は3/21(月)に竜星の嵐 十三店にて開催されたシティリーグで準優勝することができました。惜しくも前回の優勝に続いて2連覇とはなりませんでしたが、ハピナスVを使って2大会連続で決勝に進出することが出来ました。素直に嬉しいです。

このデッキを使用しようと思った理由は単純明快で、ハピナスで2連続入賞出来たらそれなりの偉業なのでは?と思ったからです。実際に達成できて自分でもびっくりしています笑

現環境、既に何件かいわゆるハピナスミルタンクでの入賞があるため、目新しさは少ないと思いますが、前回のシティからずっとハピナスを使い続けている僕が、今回一から作ったデッキを自分で解説することで少しでも皆さんのお役に立てればと思い、今回は「蜜柑式ハピナスミルタンク」デッキを紹介します。

一般的なデッキレシピと異なるカードの採用理由、不採用カードの不採用理由などを中心にお話ししたいと思います。
以外カード名の略称など多用しますがご容赦ください。

伏せている2枚のカードは僕がずっとハピナスを使い続けた結果見つけた1枚と、間違いなく入れなくてよかったカスカード1枚なのでどうしても知りたい方だけ投げ銭して見てください。安定の金欠なので興味ない人の投げ銭も大歓迎です。よろしくお願いします。

1.デッキレシピ

今回使用したリストがこちらです。伏せているカード2枚のカードはみんころのハピナスで表示しています。かわいい。


2.カトレアの採用理由

僕のリストが他のリストとは大きく異なるのはドロサポにカトレアを2枚採用していることだと思います。
ハピナスミルタンクを使っていてずっと思っていたのが、博士(やこのデッキでは採用してませんがデンボクなど)でリソースカードを切りながらドローすることが弱い行動になっているということでした。その場面では問題なくても終盤のリソース不足に直結するためです。
回復カードやチェレンなど、序盤は使わなくとも中盤〜終盤にかけて必要になるカードが多く、ドロサポでデッキを回す際に雑に切りづらく、最初は博士の研究すら抜くことを検討していました。(結局7枚引ける強さに軍配が上がり、リソースをなるべく使い切ってから博士を打てば問題はないだろう、と割り切って3枚入れたわけですが…)

そんな中で見つけたのがこのカトレアというサポートでした。カトレアであれば手札の必要札を保持したまま、その場面では必要のない、しかし雑に切りづらいカードをトラッシュせず、山上から引き直せます。リソースを温存しながら必要なカードを探しに行くことのできる、マリガンが出来るサポートという認識です。僕はここに強みを感じ、2枚採用しました。あととても可愛い。

可愛すぎないですか


3.クラハンの不採用理由

多くのリストではこのカードが確定枠のような扱いで4枚採用されていますが、ここではっきりと言わせてもらいます。めちゃくちゃ弱いです。デッキの枠削ってるだけです。他に採用したいカード沢山あります。
たしかに表が出れば楽に勝ちやすくなると思いますが、それは表が出ればの話であって、このカードでミュウやジュラルドンを対策してますと言うのは流石に無理があります。ミュウやジュラルドンに勝つために必要なのは雪道で相手が止まってくれる運です。
そもそも、ジュラルドンはこのデッキを使うのであれば切らないといけないデッキであり対策する意味がありません。
また、ミュウ対面も基本不利だと認識してください。勝ち筋も相手にぶん回られたら作る前に負けています。それくらいパワーの高いデッキであり、クラハンで1,2回表が出たところで何とかなるデッキではないと思います。特殊エネ限定ですが確実に3枚割れるイベルタルを採用する方がまだマシだと思います。こちらの方がミュウに対して持てる勝ち筋に繋げられます(勝ち筋については後述します)。


4.その他採用カード紹介


ハピナス・・・このデッキの主役、と言いたいところですが、ミルタンクの方が圧倒的に使います。ハピナスを使う対面も2体立てれば十分であることがほとんどだと感じたため3枚の採用。

ミルタンク・・・4枚採用。基本的にこいつで戦います。ベンチを絞られるとけちらすの打点があんまり出ない点以外は非常に優秀な(凶悪な)カードです。マントを張ればHP160と中々良い耐久性能をしています。

ノコッチ・・・闘タイプになすすべなくやられてしまうため泣く泣く採用しました。スタートしてしまうとクソ雑魚ナメクジなので1枚の採用。対ヒスイジュナイパーではこいつにマントを張ることでバトル場のミルタンクもベンチのノコッチもきんせつしゃげきを1発耐えるような盤面を作ることでジュナイパーの突破を試みることが出来ます。

イベルタル・・・主にミュウ対面でフュージョンエネを3枚割ることでハピナスがミュウからワンパンされないようにするために使います。手札から出したターンに手貼りして技を打つことが要求されるのでそれが可能な盤面を作る必要があるのですが中々難しいです。

タフネスマント・・・何も言うことはありません。最大枚数採用。

クイックボール・・・任意のタイミングで種ポケモンを持ってくる必要があるため最大枚数採用。この枠は削れないと正直思っています。

すごいきずぐすり・・・ダブルターボを切りながら120回復の動きが強すぎるので文句なしの最大枚数採用。

エール団のおうえんタオル・・・小回りの利く回復量ですが、相手も回復してしまうため、チェレンも入っているし4枚は要らないだろうと考え、3枚採用。
代替カードにあやしい缶詰がありますが、こちらは回復量は80と破格なのですが、超エネルギーを採用しなくてはならず、ミルタンクに使う場合、わざわざ超エネルギーをミルタンクに手貼りしなくてはならないのであまり強く使えないと感じ、こちらを採用するに至りました。

博士の研究・・・先述の通り。これを打つのが強くない場面が割と起きうるので最大枚数ではなく3枚の採用となりました。まぁでも7枚ドローは普通に強い…
ちなみにデンボクも試したのですがあまり強くなかったです。

ヒガナの決意・・・相手の盤面依存ではありますが、手札を残しつつ最大6枚ドローできること、エネをトラッシュできることなどを評価し、最大枚数採用。ベンチを絞らせうるミルタンクとの相性が悪い感じは否めませんが、現環境はベンチを埋めるデッキが多いだろうから問題ないだろうと考えていましたし、実際その通りでした。

チェレンの気くばり・・・ハピナスもミルタンクも、場合によってはノコッチも手札に回収できる最強カード。本当は4枚採用したいくらいですが、枠の都合で3枚採用。ついているカードを無駄にしないのが偉いです。あとカッコイイ。

ボスの指令・・・ミルタンクを押し付けるデッキの性質上、相手を縛る行動を取ることもあり、何回か使用したいサポートです。4枚採用したかったですが、枠の都合上3枚採用。アカギが一番好きです。

頂への雪道・・・特性絶対許さないマンなので最大枚数採用、という冗談は置いておいて、相手の動きを止められるに越したことはありませんし、サーチ手段がないためなるべく素引きできるように最大枚数採用。ハピナスの特性は使うことがないので問題ありません。ガラルマタドガスにバットポイズンを打たれる場合、そもそも特性消えちゃうので…
ちなみにハピナスの特性はよく存在を忘れちゃいます。C落ちする前のトレリでハピナスミラーした時、おうえんYホーンを打たれたのですが、手張りしたら回復することに気づかず4エネ切って逃したことがあります。

パワフル無色エネルギー・・・説明不要。最大枚数採用。

ダブルターボエネルギー・・・説明不要。最大枚数採用。

ツインエネルギー・・・ミルタンクで殴ることを強く意識し3枚採用。ハピナスにもつけられるので(1エネ扱い)問題なく採用できました。

キャプチャーエネルギー・・・手貼りして種ポケモンを出す動きはあまり強くなく、弱い5,6枚目のクイックボールとして2枚採用。

ラッキーエネルギー・・・最初は確定枠として4枚採用していましたが、貼れないと引けず、ハピナスを使わない対面だとダブルターボとツインを手貼りすることの方が多く、あまり有効に使えなかったことから減らしても問題ないという結論になりました。2枚採用。とはいえ被ダメワンドローは強いので枠があれば増やしたいです。

不採用カード紹介

キルクス温泉・・・最初は雪道3、温泉1で回していましたが、結局雪道を押し付ける方が強かったです。雪道が有利対面あまり必要ないのと、温泉も強いのは強いので好みで雪道と入れ替えてもいいと思います。

かがやくゲッコウガ・・・雪道との噛み合いが悪く抜けていきました。ゲッコウガが負け筋になることもあるので、温泉メインでゲッコウガを採用するなら回収ネットと合わせて採用したいです。

各対面の戦い方

対ミュウ・・・相手のタブレットやベルトを消費させきることが必要です。マントミルタンク2体にそれぞれタブレット1枚ダイミラクルを打たせ、イベルタルの破壊の叫びでフュージョンエネルギーを3枚割って、ハピナスをワンパンする要求値をタブレット2枚ベルトテクノバスターに上げてからハピナスで戦うか、マントミルタンク2体の部分をハピナスにしても構いません。ただし、やまびこホーンを警戒するならミルタンクの方がいいと思います(2-2-2で取られてしまうため)。
とにかく意識するのはメロディアスエコーを撃たせないこと、相手にリソースを割かせて最後のハピナスを倒されないようにすることです。途中ミルタンク(1体目のハピナス)が倒されることは問題ありません。あとは雪道を全力で押しつけましょう。相手が止まってくれればハピナスやミルタンクのけちらすでも押しきれることがあります。
以上が勝ち筋になりますが、毎度上手く決まるはずはなく、フルパワーのミュウにはなす術なく敗北します。不利対面と認識しましょう。

対白馬アルセウス・・・ビーダル軸ならミルタンクを2体並べているだけで勝てます。裏工作軸はクイックシューターやアクアバレットでミルタンクを突破されてしまうので裏工作のラインをボスで呼び倒していくことが必要になります。終盤、相手が白馬を吐き切ったり白馬で殴ってこないような盤面であればハピナスを出して詰めていっていいと思いますが、ベルトダイランス+αで300点出るので序中盤は基本的に出さない方がいいと思います。

対アルセウス単・・・ミルタンクで戦いつつ、ハピナスを裏で育てるか、ハピナスで戦っていけばいいと思います。ツツジやキャンセルコロンの警戒はした方がいいでしょう。

対アルセウス○○・・・非ルールのアタッカー、効果貫通系が入っているかどうかで戦いやすさが変わります。ヒスイジュナイパーはノコッチにタフネスマントを貼りながら出しつつ、ミルタンクで2回殴って倒すことを意識すればいいと思います。基本的にはミルタンクを押しつけましょう。

対連撃ウーラオス・・・インテレオンがきついですがマントミルタンクで頑張ります。インテが立つ前に裏工作ラインをボスで呼びながら倒せると勝ちやすくなると思います。

対WTB・・・相手のクイックシューターのインテレオン、ケケンカニVのいずれかがサイド落ちしていないと厳しい対面です。ユキハミやモスノウが一体しか立っていない盤面では積極的にボスで倒し、それ以外でも裏工作ラインを倒すことでシューター×2アクアバレットをミルタンクにぶつけられないような盤面を作ることを意識すれば勝機を見出すことも出来なくはないですが、ルリナで盤面を再形成されるので中々難しいです。

対ダイケンキ・・・非ルールのアタッカー、アブソルやフーパが採用されていることが多く、ダメカンをばら撒かれてアブソルでミルタンクを突破されてしまうのでアブソルを優先的に倒しましょう。アブソルさえ突破してしまえばダイケンキは脅威ではないのであとは非ルールのガラルファイヤーを警戒しながらゲームを進めていけば問題ないと思います。

対ダークライ・・・キャンセルコロンを何回か使われる可能性があるのでベンチに常に1体置きつつ、相手のポケモンを倒さずに耐久します。下手にサイドを取ると非ルールのガラルファイヤーにミルタンクを突破されるからです。サイドは1枚は取っても問題ないので、ファイティングポーズは取りつつ、相手に有効札を探すために山札を引かせることが重要です。アブソルは厄介なので倒してしまいましょう。

対ゾロアークバレット・・・前半にハピナスを押しつけてサイドを数枚取った後ツインエネミルタンクでサイドレースを同等にして逃げ切りを狙います。完全に不利というわけでもないですが、これも中々厳しい対面、微不利の認識です。

対テンタクル・・・カラマネロをミルタンクでワンパンできないので厳しい対面です。マントハピナスの300点、テンタクル8枚を相手が突破できないターンが発生するとわんちゃんあるかな、くらいです。

対フーパガラルファイヤー・・・ガラファイとガラサンがそれぞれミルタンクとハピナスに対して激重で厳しい対面です。

対ジュラルドン・・・踏んだら負けです。雪道で相手が何もできなければわんちゃんありますがまぁそんなことは無いでしょう。諦めてください。

軽くまとめると、総じて非ルールに対して弱いです。V主体、中打点系統には滅法強いです。ミュウ、ジュラルドンは全力で躱しましょう。

終わりに

このようにハピナスミルタンクは環境トップのミュウに不利ながらも一応勝てる方法を持っていて、それ以外の多くのデッキに対しては基本的にミルタンクを、ミルタンクが通らない対面ではハピナスを押しつけることで勝ちを狙うことができます。
不利デッキもいくつか存在しており、対策が進んできていることなど向かい風も多いですが、ハピナスを活躍させることができるのはこのデッキではないかなと僕は思っています。
もし興味を持ってこのデッキを使って頂ければとても嬉しいです!
ここまで読んでくださりありがとうございました。拙い文章ですみません。何か質問などあればコメントかTwitterのDMまでお願いします。答えられる範囲で答えます。
また次のシティで結果を残せればまた記事書きます。それでは、ハッピーボンバー!


おまけ。伏せているカードについて

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