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「鎧」


体を横たえ目を閉じて 5分もしないで起き上がる
眠ってなんかいられない 応えるうちにそうなった

まわりのみんなが好きなのは 明るく頬笑む彼女だけ
涙を流すことさえも 赦されなかった彼女だけ

重い鎧で身を固め どんな時でも脱ぎはせず
いつしかそれに慣れきってて 生身晒すが怖くなる

ほんとの心はくるしんで 冷たい鋼で隠してた
みんなが好きなあの彼女 わたしに似てないあの彼女

そして彼女はある晩に 笑顔のままで泣きぬれた
わたしを鎧う彼女はやがて わたしを解放してくれた

鋼の彼女の泣き笑い 鏡に映すとおかしくて
生身のわたしがそれを見て ほんとの笑みがこぼれたの

体を横たえ目を閉じて 夢すら見ずに眠りつく
あした鏡を見てみよう わたしの笑顔が映るかな

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