勢揃い

小さく生きて、大いに遊ぶ

気温が高くなり、寒さで縮こまっていた体や頭が働くようになってきた。

ここ最近は、仕事が忙しく、まともに自分の趣味の時間がとれず、ただひたすら寝て起きての日々だった。

正直なところ、休日がなかったわけではないけれど、僕は疲れやすく、体力の回復も遅いため、たまの休みは寝て過ごすだけになってしまうのである。

さて社会人になって三年目を迎えようとしているわけだが、ここ最近の忙しさにどうにもやる気が起きない。というか、このままこの会社にいていいのか?という疑問が、頭の中でどんどん膨れ上がってしまっている。

というのも、二年働いてみて、自分は週に五日働いて生活するというのが向いていないということがわかってきたのである。

まず僕は体力がない。普通に8時間働いて、家に帰ると、すぐに寝込んでしまう。調子のいい時は、なんとか本を読んだり、こうして文章を書いたりできるが、たいていは寝転がっておしまいになる。

次に、自分はあんまり無理をするのが好きではない。現場の仕事だけでなく、本社での発表資料の作成や資格の勉強など、正直無理だ。その上、いつかは人をまとめる仕事をするとなると、もう体を壊すことが目に見えている。

次に、自分は人の目を気にしすぎてしまう。仕事仲間にどう思われているのか、自分の仕事ぶりは普通なのか、とにかく気にしすぎる。いや、同僚からの視線だけではない。その辺を歩いている人すら、気になってしょうがないのだ。自分が仕事に行っている現場は人が多く、それだけでもう胸が苦しく、帰りたくてしょうがない。

とこのように自分は、とにかくダメなのだ。仕事はなんとかできているものの、いつ会社にいけなくなるのか不安でしょうがない。

もういっそやめてしまおうか。

いやまだだめだ。

頭の中でぐるぐる回る。

ぐるぐる。

ぐるぐる。

本来僕がやりたいのは、ひたすら本を読むことだ。

いや正確には、気になったことに対して、自分なりに思いを巡らせていたい。

ただそれだけなのだ。

生きるために働くのは当たり前かもしれないけれど、もっと自分にあった働き方があるような気がする。


小さく生きる方法が必ずあるはずなのだ。


それを見つけるられるように、動いていこうと思う。

小さく生きて、大いに遊ぼう。



読んでくださってありがとうございます。サポートしていただいたものは、読みたい本がいっぱいあるので、基本的に書籍代に当てたいと思っております!