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キングコングは漫才師としてもすごいんだゾ

キングコングが今日フジテレビで放送される「ENGEI グランドスラム」に出演する。

キングコングが「ENGEI グランドスラム」に出演するのは初めてなんだけど、出演が決まった時は色々な感情が湧いてきた。

キングコングは11年間「はねるのトびら」というメインのレギュラー番組をフジテレビでやっていたし、司会を務めるナインティナインともつながりがあるから、他のネタ番組や演芸番組に比べたら出演しやすいと思ってたんだけど、やっとだ!

まあ、西野さんがテレビの出方に慎重になる人だから、オファーは今まであったけど断っていた可能性もあるけどね。

ただ、梶原さんの生活保護の件があるから、キングコングに出てほしいけど、出演を見送っていた可能性のほうが高いとは思う。

やっぱりテレビのお金の出所はスポンサーであって、好感度の低い芸人とイメージの悪い芸人は出演させたくないスポンサーサイドの気持ちは痛いほどわかるしね。

だから今回、キングコングが「ENGEI グランドスラム」の出演を勝ち取ったのは、近年の西野さん、梶原さんの活躍が実ってのことだと思う。

時代が1周してキングコングに追い付いたのだ!

さてさて

キングコングが全国ネットのテレビ番組で漫才をするのはいつ以来かと考えたら、9年前まで遡らなければならない。

多分、2010年の4月にNHKで放送された「笑・神・降・臨」以来だと思う。

もちろん、漫才Loversなどのローカルで放送されるネタ番組には定期的に出ていたけど、全国ネットで漫才を披露するのは9年ぶりだと思う。

だから今の若い子であったり、最近の西野さん、梶原さんに興味を持った人はキングコングの漫才を観たことがない人がほとんどだと思う。

そもそもレギュラー番組を多数抱えて、テレビでバリバリ活躍していた時でさえ、キングコングはテレビでネタを披露していなかったしね。

2003年に「エンタの神様」を中心にお笑いブームが起こったんだけど

当時売れた芸人の99.9%がこの番組を通ってきているのに、その「エンタの神様」に1度も出演していないレアな芸人だからね。

だけどキングコングはデビューからずっと舞台で漫才をし続けているし今でも月に20本くらい舞台に立ち続けている。

本人たちは最近「漫才の才能はない!」と言っているんだけど、そんなことはなくて、漫才の技術は一級品である。

キングコングはNSCというお笑い学校の大阪22期生なんだけど、講師の人たちは今でも在学生に

「キングコングはすごかった!」

「誰よりも練習して努力していた!」

と言い続けているらしい。

その成果が漫画の主人公のようにすぐに出て、NSC在学中にNHKの漫才コンクールで優勝!

NSC在学中に賞レースで優勝した芸人は、未だにキングコングだけという快挙である。

デビューして1年や2年で漫才の新人賞をほとんど総ナメにしている。

「M-1グランプリ」初年度の2001年に結成2年で決勝進出。

その後、テレビの活躍と反比例するように「M-1」は準決勝止まりだったけど、3年ぶりに出場した2007年に6年ぶりに決勝に返り咲き第3位。

優勝候補と言われた2008年は8位という結果に終わっているけれど、キングコングは漫才の実力も確かなのだ。

感情のままに書き殴っているので、つたない文章ですが最後に。

今日の「ENGEI グランドスラム」では肝試しのネタを披露してほしい。

肝試しのネタは、8位に終わった「M-1グランプリ2008」でキングコングが2本目にやろうとしていた勝負ネタだったのだ。

キングコングのM-1ラストイヤーである2009年に、敗者復活戦で披露したネタでもある。

キングコングのネタの中で、ベスト3に入るくらい好きなネタである。

なーんか、上手く成仏できずにさまよっている気がするので、今日全国ネットで披露して上手く成仏してほしいと思っている。

↑この表現が適切なのかはしらんけど(笑)

とにかくキングコングの久しぶりのテレビでの漫才が楽しみだ!

キングコングって漫才師としてもめちゃめちゃすごいんだゾってことを世間に見せつけてほしい!!!

Photo by 鈴木文恵

2019/8/17

飛田将行 とびたまさゆき

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