#87.雑談 【塾話】チラシについて②
皆さん、こんにちは。トビタです。
前回はセミナーでプロから教わったことを共有しました。
まだの方はこちらをお読みください↓
今回は、私がどのように考えてチラシを作っているのか共有してみようと思います。形式的なこと以上に、考え方の部分を参考にしてほしいです。
ざっくりと構成を決める
まずどんな枠組みにするかをざっくりと決めます。前回の記事の内容になぞらえて作ってみました(下図)
構成を決めたら「①お客様の悩み」について考えていきましょう。これがいわゆるキャッチコピーとリードコピーと言われるものです。
キャッチコピーを作る
キャッチコピーとは、チラシのタイトルにあたるものです。塾業界で有名なものとしては、四谷学院の「なんで、私が東大に!?」ですかね。探すといっぱい出てきたので下に載せました。
進研ゼミ「やれば、上がる」
駿台「第一志望は、ゆずれない」
河合「ひとつ上が、見えてくる」
代ゼミ「志望校が母校になる」
東進「毎日登校 毎日受講」
鉄緑「安易な欠席・遅刻を認めません」
鉄緑会だけ異質www
コピーライティングの本を買えば、業界問わずキャッチコピーの見本はたくさん手に入ります。ただそれを自分の塾用にいじって使おうと考えるのはお勧めしません。皆さんが嫌う公式当てはめマンと同じになる恐れがあるからです。以下、基本的な考え方を大事にしましょう。
私がまず考えるのは、シンプルにターゲット層に呼びかけるものです。
(例) 〇〇町で公立高校受験に強い個別指導塾をお探しの方へ
地名や特徴を一つ盛り込むなどして具体化する。
※チラシは違和感を感じたら数秒でゴミ箱行きになるので、長すぎも禁物
ターゲット層が読んでみて、「あれ、これ私のことかな?」と疑問に思わせたらOKです。リードコピーに誘導できる可能性が高くなります。
リードコピーを作る
リードコピーとは、チラシの見出しにあたるものです。キャッチコピーの次に目がいくところ。
私がいた教室の客層をイメージして書くとすると、こんな感じでしょうか。
(例)
こんなお悩みありませんか?
・成績が2と3しかないけど〇〇町近くで通える公立高校があるのか不安
・公立高校に行かせたいけど、今からどんな準備を始めたらいいかわからない
ターゲット層が抱える悩みを想定し、それを書くことで共感を示す。
読んでみて、「なんだやっぱり私のことじゃん!」と思わせたら勝ちです。ここからまた読み進めてもらえれば、いよいよ②③の本題に入ってくれる。
最後に
ターゲット層がどんな人か、またどんな悩みや不安を抱えているかをじっくり考える。そうするとキャッチコピーとリードコピーは考えやすくなります。簡単そうで難しい。日頃から目前の保護者・生徒をよく見ているかどうか(あとは想像力)で、作る大変さは変わると思います。
あと裏面のことを書き忘れてました。冒頭の構成が表面だとしたら、裏面には受講プランと費用、塾への行き方(写真付き)、それから入塾の流れを載せると思います。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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余談
ここからはもう少し読みたい方だけどうぞ。暇つぶしに。頭の体操に。
今日こうしてチラシのタイトル部分が大事だよという記事を書きました。でもそんな私の記事のタイトルは「チラシについて」です。
クソつまらないですよね笑 お前こそ下手くそじゃねえかと笑
それでもいいんです。なぜならありがたいことに、こうして皆さん読んでくださっているから。ターゲット層が読んでくれているわけです笑
ではなぜ、皆さんが私の記事を読んでくれているのか。
ツイッターでフォローしあっているから。同じ塾講師だから。同じく小中学生を教えているから。同じくチラシを作っているから。そんなところではないでしょうか?
つまり、同じ属性だから読もうと思ったっていうのがあると思うんです。共通点。読んで話がわかるであろうという期待感がある。私もそれがわかっているから、読まれることを前提でツイッターに記事をあげているわけです。属性が重なる人たちの誰かしらが読んでくれるだろうと。
では塾の広告媒体はどうでしょうか。保護者と塾。読む側と読ませる側の属性がどれほど重なっているかと言われると、なんとも言えないですよね。HPをとっても、SNSをとっても、またチラシをとっても読まれるというのは大変なんだなと。さらに言えば、この中で一番読まれるハードルが高いのはチラシかと思います。基本的にHPやSNSは保護者自らが見にいくものですが、チラシは送りつけられてくるものです。実際大半がゴミになるし要らない。
何が言いたいかというと、チラシを読んでもらうというのは、それだけ大変ということです。読まれにくいという前提で、遠い存在を近づけるにはどうすればいいかを考えなくてはならない。ラクスルとかCanvaで取ってきた雛形にいつもの文章を貼り付けるだけってのは危険だなと。
現段階の私は、チラシ作成において、どれだけ属性が重なるかわからないからこそ、不安や悩みをわかってあげて共感を示すことがやはり重要だと考えています。
余談もお読みいただき、ありがとうございました。
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いつもお読みいただきありがとうございます。教育者の端くれとして、自分が持っているものを他の人に伝承していきたいと思っています。今後とも宜しくお願い致します。