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地球へ途中下車夫婦のピースボート11/29 船の時間「SHIP TIME」


昨日はフェアウエアパーティーでした。香港で下船する人も多いので、ここでいちおうのお別れパーティーです。

このところ船内では、知り合いになった人に出会うたびに、互いのカメラで写真を撮り合いあらためて名前を交換し合う、という儀式が増えています。

旅の終わり、別れの日が近づいていることをひしひしと感じさせます。

ところで、我々は旅も中盤を過ぎてから、ベッドサイドの枕元ライトにUSBの口があることを知り(スマホ充電用)、「最初から知りたかった……」と思ったことがあったのですが、

これは最初から気がつきたかった

昨日になって、よくみたら、電話に「SHIP TIME」という現在時間を教えてくれる機能があることを知ってがく然としたのでした……。

「えーっ!!最初から知りたかった~~!」

……とまたまた叫んでしまいました!

なんだ、これは?と思い、押してみたら、
現在時間がアナウンスされていた……

というのも、ようやくマイナス1時間まで、日本に近づいてきた時差ですが、思い起こせば8月30日に日付変更線を通過し、8月30日が2回あり、日本とは最大23時間の時差があった今回の旅。

時刻はもちろん基本、国際的タイムゾーンに合わせているのですが、洋上はどこの国でもないので、船のなかに独自の「SHIP TIME」というものがあります。寄港地に着いたら、スムーズにその国の時間に合うように、時差調整の日をもうけて、「午前零時になるか、寝る前に、時計を一時間すすめてください」というお知らせが入り、時間を調整していきます。1日余分にやったぶん、1日が23時間の日がたくさんあり、そのぶん睡眠時間が短くなります。これは東回り航路の宿命ですが、けっこうキツかったです(西回りは逆)。

オットも妻も腕時計はスマートウオッチで、スマホと連動しているので、スマホの時刻を手動1時間ですすめるのですが、これがクセモノで、船が進んで、寄港地につくか、陸地のそばを通って電波をキャッチしたとたんに、スマホが勝手に現地時間に連動してしまって、それに手動ですすめていたぶんがプラスされてそのぶんが狂ってしまうのです。設定の方法があるのかもしれませんが、わかりませんでした……

必ず一個は、電波ではないアナログの時計を持っていく必要があります。

それでもときどき、いま正確に何時なのか?わからなくなるときがあったのです……。5階のレセプションには、日本時間時計と、SHIP TIMEがならんている二つの時計があるのですが、我々が暮らしている12階からは遠い……。

ひどいときは、「朝だ、6時だ。ラジオ体操だ。まだ暗いけど、起きよっ!」って起きたら、実際にはまだ夜中の3時だったことがありました!……


もうすぐ最後の寄港地、香港です!

雨が降ったあと晴れると虹が出ることが多い



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