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個人開発アプリが月30万円以上安定して稼ぐまでの紆余曲折

こんにちは。

会社を辞めて受託もせず、個人活動だけで生活をしているプロ個人開発者のあたかです。


唐突ですが、10月までの僕の個人活動の利益推移を見てください。


多い?
少ない??

そこではなく、2019/5 にグーーーンっておかしな事が起こっていますよね。
今回はそこに行き着くまでのお話をします。


売上の大半は付箋メモアプリです

この収益の9割以上は、iOS版の付箋メモアプリ「QuickMemo+」です。

iOS版のみ


このアプリを作ったのは、はるか昔。
まだレティナディスプレイという言葉がなかった時期なので、iPhone4より前、iPhone3GS時代

iPhone4の発売日が2010年6月24日みたいなので、9年以上前になります。


会社のサービスをPCからモバイルに移行させる、という大変革を社長が決定した時期で、僕も初めてのiPhoneアプリを開発することになりました。

そのアプリは未だに大ヒットを続けている長寿怪物アプリになったのですが、興味がある人は、どうぞ。


そんな会社の命運を決めるアプリを開発する前に、1個練習で作ってみよう、と2週間ぐらいで作ったのが「旧」QuickMemo+だったりします。

**当時のアイコン
懐かしのスキューモーフィズムデザイン **


当時はアプリ内広告も月額課金もなかったので、110円ぐらいで売った所、バカ売れしました。

紆余曲折があり、一旦クローズした後
アプリは無料 + 追加機能が有料
というビジネスモデルで再リリースしたのが、現在のQuickMemo+になります。


追加機能売り切りモデル時代

基本的な機能は無料で使えるけど、もっと便利に使いたい人用に、パスワードロックや、プッシュ通知などを100円でバラ売りする収益モデルでした。

覚えていませんが、売上は月200円とか、そんな感じだったと思います。

当時は、奥さんのフランスへの長期赴任についていくという事で、会社を辞めて主夫(ヒモ)になっていたのですが、個人アプリで食べていく気はまったくなく、日本に戻ったら復職するつもりだったので、アプリはたまにバグを直しつつ、放置気味でした。


基本無料 + 広告 + 売り切りモデル時代

だんだんとアプリ内で広告を出すのが一般的になってきた頃。

広告の実装を試したくて、QuickMemo+に広告を追加しました。
それでも、広告への抵抗感既存ユーザーの反発を避けるため

◯ アプリは無料+広告無しで一通り使える
◯ 追加機能を使いたかったら広告表示

◯ 追加機能を使いたいけど広告嫌な人は売り切り500円(ぐらい)。

という三本立てにしました。

売上は月1000円ぐらいですね。


基本無料 + 広告 + 月額課金モデル時代

月額課金なるものがアプリに登場。

当初、月額課金は雑誌の定期購読を想定していて、一般のアプリは審査が通らなかった気がしますが、それもだんだん緩和されてきた頃。

月額課金の実装を試したくてアプリに入れました。

◯ アプリは無料+広告無しで一通り使える
◯ 追加機能を使いたかったら広告表示

◯ 追加機能を使いたいけど広告嫌な人は月額課金150円。

だいぶ現在の形に近づきました。


会社辞める

そんな感じで、会社の仕事の傍ら、色々な実装実験の場として個人アプリをいじっていましたが、会社を辞めて、コイツで食べていく!というフェーズに突入しました。

なんとなくのいきさつはコチラに書いています。


最初の気づき

ちょこちょこ、広告を出すと使える機能を増やしていたのですが、なかなか売上が伸びない。

つまり、広告表示を選んでくれる人が増えない

もっと魅力的な機能を増やさないとダメなのかなぁと思いつつ、なんとなく追加機能画面のアクセス数を見たら、誰もそこを見ていなかった!

そもそも追加機能の存在に気づいていなかったんです。
設定画面の1行目にあるのに。


そこで、追加機能の画面に行くボタンを大きくして色も目立つようにしたら、前より広告を表示してくれる人が増えました。


大炎上と再成長

2017年11月3日にiPhone Xが発売。

もともとiPhone3GS用に作っていたので、iPhone6以降の端末だと互換モードといって、拡大されてiPhone5と同じ解像度で表示される状態だったのを思い切って根本から作り直し。

iPhone Xまでしっかり対応してリリースした所、バグと考慮不足で大炎上🔥
レビュー欄には⭐1が乱舞。
毎日お問い合わせメールが殺到。

僕はピンチになるとヒンヤリ冷静になるタイプなのですが、淡々と修正&リリースを繰り返しつつ、レビュー欄全てに謝罪と開発の経過、リリース状況を返信しまくっていた所、バグが全て収束した頃には、ほとんどのレビューが⭐5になり、売上も伸びてきました。

素早く対応したことに感動してくれたユーザーが多く、逆に信用を勝ち取る事ができました。

これが2018/9あたりの伸びですね。


二度目の気付き

後は、広告を出したら凄まじく便利になるようにすれば、みんな広告を表示してくれて、売上もウハウハだなぁと思っていたのですが、ユーザー数は増えるものの、売上はそれほど伸びない。

いつまでたっても、登録者数の内、1/3弱しか広告を表示してくれていない。

これ、広告は死んでも嫌マン一生設定画面は開かないマンが大量にいるな、と気づきました。
このままだとラチがあかない。


一旦、新規はデフォルトで広告表示に踏み切りました。
それが2019/1からの伸びだと思います。


さて、次どうするか。。

数万人の人が広告無しを満喫している所に、いきなり広告をだしたらどうなるのか...。
iPhone X対応での大炎上が脳裏をかすめます。

いきなりはマズイ絶対マズイ...。
でもこのままはもっとマズイ......。


twitterでの、他の個人開発者の方たちの活躍を見て焦りつつ、ユーザーが増えたらもっと大変になる。

今やるしか無いと決断。

4月1日
「5月から広告をデフォルト表示します」
というお知らせを、アプリ内の必ず見える場所に常時表示しました。


運命の日、前日。
4月30日にビビっている僕。


運命の2019年5月1日

数万人に一斉に広告を表示しました。



一斉にお問い合わせメールが来るかと思いきや、5月トータルで10件ぐらい。

⭐1書き込みがチョロチョロあったのですが、想像の数万分の1でした(びびりすぎ)

一ヶ月前の告知と、広告が一般的になっている事が功を奏したみたいです。


5/2時点で、売上が跳ね上がりました。


この記念すべき日にadmobが止まるという奇跡も踏みつつ...。
(売上が伸びすぎてサーバー落としちまったかと思ったけど、お前の売上はadmobからみたらチリ of チリだぞ、と教えてあげたい)


そして想像していなかった事態が起こります。


広告でたら死ぬ死ぬマンの方たちが大量に離脱するのを恐れていたのですが、離脱はほぼなく、逆に、広告嫌だから月額課金する方が大量発生。

お陰でそれ以降、順調に月額課金者が増えて現在200人を突破しました。
そして今に至ります。


以上がQuickMemo+誕生〜2019年5月に爆発的な売上増加、までの顛末でした!


今日までのお問い合わせ対応や運営の感触を含めつつ、まとめると


☑** ほとんどの人は設定画面(課金画面)を開かない**
> 設定を開いてもらう工夫が必ず必要。有れば見るハズはNG

☑** 広告出すぐらいなら機能は最小限で結構、という人が多い**
> 広告はデフォルトで出すべし

☑** 広告死ぬほど嫌マンは広告消すためだけに月額課金してくれる**
> 月額課金に見合った壮大な機能は要らない。ただ広告があれば大丈夫。


ということです。

僕はこれ以降、アプリのビジネスモデルは
デフォ広告 + 月額課金
で統一しています。

ではまた来週〜\(^o^)/


twitterではアプリ開発情報をつぶやいています。
是非フォロー宜しくお願いいたします。


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