「応急手当講習」を開催しました。
2月26日に福岡県の小学校で児童が給食をのどに詰まらせて亡くなる痛ましい事故が発生しました。戸田市ではこの事故を受け、小学校の主幹教諭・教務主任・養護教諭等を対象とした「応急手当講習」を開催し、計24名に対し有事の際の適切な対処方法の講習を行いましたので、紹介します。
座学(窒息事故の危険性について)
小児の窒息事故について、戸田市消防本部の作成したyoutubeの『オンライン小児予防救急講座』を視聴し、窒息事故の危険性について再確認しました。どなたでも視聴可能ですので是非ご視聴ください。
異物除去法実技
5名1組のグループとなり、それぞれのグループに戸田市消防職員が1名つき、各方法について実技を行いました。各グループ内で色々な質問が出ており、消防職員が丁寧に回答していました。子どもに異変があればすぐに『119番!』
背部叩打法
手の付け根を使い背中の真ん中を叩いて異物を取り出す方法
腹部突き上げ法
片方の手を握り親指の付け根をみぞおちに当てて体ごと突き上げる方法
心肺蘇生法実技
異物が除去できず、通常の呼吸でない場合の心肺蘇生方法についても実技を行いました。
胸骨圧迫
胸の真ん中を1分間に100~120回のペースで30回圧迫する方法
人工呼吸
額に手を当てて固定し、顎先を少し上に上げて胸が少し上がる程度に吹き込む方法
AED(自動体外式除細動器)
心停止の際に機器が自動的に心電図の解析を行い、心室細動を検出した際は除細動を行う医療機器を使った方法。
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