こんにちは。戸田デザイン研究室 広報の大澤と申します。突然ですが、時々 「戸田デザイン研究室で働く喜びってなんですか？」という質問をいただくことがあります。

どんな仕事にも働く人との相性がありますし、喜びというのも人それぞれだと思うのですが…今回は弊社の「読者ハガキ」というものから私が感じる仕事の喜びをお伝えできたらと思います。

読者ハガキってなに？

「読者ハガキ」は作品を買ってくださったお客さまへのアンケートハガキのようなもので、いくつかの質問とご自由に感想をいただく欄が設けてあります。（弊社の作品にはほぼ全て入っています。）

お客さまには切手を貼ってお送りいただき、ハガキをお送りくださったお客さまには弊社の総合目録と戸田幸四郎絵本美術館の招待券を進呈しております。

切手を貼っていただくお手間をおかけしながらも、ありがたいことに本当に毎月たくさんのハガキをいただきます。（お送りくださったお客さま、この場を借りて 改めて心より御礼申し上げます。）

もちろん 代表をはじめ スタッフは皆、いただいたハガキを１枚１枚しっかり拝読しております。

こんな感想をお寄せいただいています。

お客さまから どんな感想をお寄せいただくかと言うと…

・4歳の頃に家に戸田デザインの『国旗のえほん』があって、国旗が好きになりました。20年経った今、また楽しもうと思い最新版を購入。20年前のものと見比べたり、何度見ても知らない国旗がなくならなかったり、楽しんでいます。

・まだ早いかと思いましたが『せかい地図絵本』を息子に購入しました。息子なりに楽しく読んでいます。世界に目を向けて考えられる子になって欲しいなと思って買いました。

・『あいうえおつみき』を見て、一目で気に入りました！！シンプルでありながら なんて美しい色彩なんでしょう。孫の宝物になってくれることを念じて購入しました。

・『リングカード・あいうえお』は娘のお気に入りです。まだ０歳ですが、優しい絵とカラフルな色彩がとても気に入ったようで、笑顔で1枚1枚めくって足をバタバタさせて喜んでいます。

などなど。ここでは紹介しきれないほど、たくさんの素晴らしい感想をお寄せいただいています！

お客さまの心に寄り添える喜び。

こうしたお客さまの溢れる気持ちが添えられたハガキを拝読する度に、「あぁ、私たちは 思いに寄り添う仕事をしているのだな」と胸が震えることがあります。

弊社の作品を通して、子どもたちの健やかな成長と輝く未来を祈るご家族の気持ち。幼い頃のご自分に出会い、自身を再発見したその喜び。

「これはビジネスだから。」良くも悪くもスマートに割り切ることが尊重されがちな世の中で そうした目に見えない愛・願い・喜びに 微力ながら寄り添うことができることは、本当に得難い経験だと感じています。

だからこそ、多少の苦しさは 気合いでもなんでも乗り越えてやるー！というのが私の信条でもあります（笑）。

そして大袈裟な表現ですが、人間が「心で感じ取る」という素晴らしい能力を持ち合わせ、人から人へと豊かさの橋渡しを願う限り、私たちも全力を尽したいと思う。

それが、戸田デザイン研究室で働く喜びのひとつだと確信を持ってお伝えできます。