突然ですが、グアムに到着しました。トレーディングカードの撮影で、明日の朝からは怒涛の撮影日が始まります。グアムからももちろん日記を更新する気満々だったのですが、思いの外いますぐ就寝しなければならない状況になってしまったので本日は以前雑誌に掲載していただいた文章を再掲して日記の代わりとさせていただきます。他の女の子と相部屋なので、いつものように深夜３時までキーボードをカタカタするのは流石に諦めて私も健全に眠ることにします。明日以降も日記チャレンジは続けていきますが、だめだったら察してください。

今年３月あたりにクイックジャパンに掲載されていたものを載せておきます。特別な思い入れのあるものなので、誰でも読めるという形ではなく、ほんのすこしですがお代をいただきたいと思います。雑誌をすでに買っていたみなさんは、同じものなのでこちらはご購入されないでくださいね。

昨年の１０月に、写真集の撮影で米・メンフィスに飛んだ時の、飛行機のお話です。

・・・・・・

「光る飛行機、愛の旅」

　まだ冬になりきらない東京が、台風に弄ばれるなか、私たちはアメリカに飛んでいった。２冊目の写真集プロジェクトは、私の好きなジム・ジャームッシュの映画「ミステリートレイン」の世界を目指しだしてから、なんだかんだで大ごとになり、たくさんの人を巻き込んで私をこの飛行機に乗せる結果になった。

　デルタ230便、ちょうど暗くなってみんな寝静まった頃、窓からの景色を半分隠す機体の羽の白さと、散りばめられたままぴくりとも動かない星々に、それぞれ過去と未来とを見ていた。